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カン・マノは父親を殺すつもりでした。
しかしここで予想外の展開になりました。
突然、療養院の院長の手下に襲われて、2人とも拉致されてしまったのです。
療養院の院長というのは、嘘でした。
彼らは、お金で親を死ぬまで預かる商売をしていました。カン・マノは移住するため、認知症で手がかかる父親を捨てたのです。
捨てられた親たちは、過酷な環境で労働を強いられていました。
それでも、親たちは、子供を信じ、必ず迎えに来てくれると思って毎日を耐えていました。
療養院の院長たちは、カン・マノと父親を殺そうとしました。
そこに、チョチーム長たちが駆け付け、一網打尽としました。
カン・マノの父親は確かに認知症でした。でも、まだ正常な意識は残っていたのです。
息子が危険だと分かると、殺人を犯してまで助けようとしたのです。
確かに、昔、父親は家族にひどい仕打ちをしていました。だから、カン・マノは父親を捨てるのに、何のためらいも無かったのです。
しかし、認知症を患った時、最後に残ったのは、息子への愛情だったのです。
ヤン課長は、チョチーム長の言葉が気になっていました。
グォンジュにチョチーム長の事を聞き、もしかして・・・と思いだしました。
で、昔の資料をチェックし、あの時の子供がチョチーム長だと確信したのです。
実は、ヤン課長にとっては、28年前のチョチーム長の母の事件は、初めての担当事件でした。
母は自殺なんかしないと叫ぶ幼いチョチーム長を見て、ヤン課長も自殺ではないのではという疑念を抱いたようです。
しかし、上司が自殺で処理するよう指示したのです。
逆らう事は出来ませんでした。
おそらく、心の中にしこりとなって残っていたのでしょうね。
チョチーム長を食事に誘いました。
ヤン課長は、チャン・スチョルの一件の事を謝りました。
親戚だらけのこの島では、やはり何かと不自由な動きとなってしまうようです。
チョチーム長の言葉に間違いは無いと言いました。
「家族は悪い事をするはずが無いと思い込んでいた。今からでも考え方を変えようと思う。」
そして、チョチーム長の母はどう見ても他殺だったと言ったのです。
「無線を聞いた。上の指示だから、終結させろ・・・と言う。」
ヤン課長は、メモを差し出しました。
ク・ヒョンテと言う名前が書いてありました。ソナン村で石工をしているとか。
その時の先輩刑事
チョチーム長は、母親を殺した人間を見たとグォンジュに言いました。
そして、リサを殺した人物と絶対に何らかの関係があるとも。
リサからの最期のメールにあったのです。
“あの女にも入れ墨があった、お母さんを殺したあの幽霊の入れ墨が・・・”と。
チョチーム長と妹のリサは、母が仮面をかぶった人間に拉致される現場を目撃したのです。
その人間の手首には渦巻模様の入れ墨がありました。
「必ず犯人を捕まえて、母と妹が受けた苦痛を味わわせてやる。絶対に。」
コン・スジは、トンバン・ミンの屋敷に監禁されています。
逃げようとしましたが、無理でした。