ただ愛する仲 OST (JTBC TVドラマ) | |
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気になりつつも未視聴の「キム課長」。その作品で演技の評価が高かったジュノssi。
そして、私は全くお初のウォン・ジナさんという、新鮮な顔ぶれです。彼女は、「ライフ」でスンウくんとの共演も決まっています。
ハ・ムンス=ウォン・ジナさんは、デパートのビル崩落事故に妹と共に巻き込まれ、一人生き残りました。
妹ヨンスは子役俳優として活躍していて、美容師のムンスの母はサポートに一生懸命でした。
その日も、自分は監督に会いに行く用事があったので、ムンスにヨンスの付き添いを命じました。ムンスは、デートの約束があったので、渋りましたが、しょうがなかったのです。
相手がデパートに着いたと言うメールをもらって、会いに行くため、ちょっとヨンスの傍を離れた時、突然、崩落が
ヨンスは、ムンスの目の前で瓦礫に飲まれてしまったのです。
ムンス一人生き残ったことを、母が責めました。
彼女だって大けがを負っているというのに。
それから12年が過ぎました。
両親は離婚してしまったあのかな?
父親は、近くで食堂を営んでいて、一緒には住んでいません。
ムンスは、母と一緒に銭湯と美容室を営んでいます。お客の入りはよく無いみたいです。
母は、別人のように酒びたりとなっていました。いつもお酒に酔っていて、近所の人と喧嘩することも多々あります。
そのたびに、ムンスは、謝りながら、母を連れ帰るのです。
母は子供を死なせてしまったことに大きな罪悪感を感じていて、その苦しみを忘れるためにお酒を飲み、一方で忘れないために飲んでいるのです。
子供を死なせた親は罪人で、幸せでも不幸でも他人から罵られる・・・とムンス母は言いました。
「罵られたら、子供を死なせたことを思い出すの。」
「忘れたら良いのよ。」
と、ムンスは母に言いました。私はもう忘れたから・・・と。
でもね、本当は忘れてなんかいないのです。彼女にも大きなトラウマになっているのは確かです。
窓の無いエレベーターに乗るのは恐怖だし、夢で妹が瓦礫に埋もれる瞬間を何度も見ているようです。
ムンスは、朝から銭湯の掃除をし、店頭に立ち、その合間に設計図から建物の模型を作る仕事をしています。
ある日、設計図から建物の欠陥個所を見つけ出したムンス。
それを代表に指摘しているのを、偶然聞いたのがソ・ジュウォン=イ・ギウssi。ある個人建築事務所の所長です。
ただ模型を言われた通りに作るのではなく、ちゃんと図面を見てチェックしながら作っているのを知り、また、その指摘がもっともなことだと分かったジュウォンは、すぐにムンスを自分の事務所に誘いました。
勿論、ムンスに異存はありません。
ジュウォンの事務所に初めて行った日。
まだ正式契約もしていないのに、急用を頼まれてしまいました。皆手が離せないから、書類をジュウォンのところに届けてほしい・・・とね。
指定された場所はビルの16階。
普通はエレベーターを使いますわな。でも、ムンスはエレベーターに乗れません。
仕方が無いので、必死に階段を上りはじめたのです。
いくら若いムンスと言えど、16階はキツイ。
息も絶え絶えになって上っている時、上から降りてきたのが、イ・ガンドゥ=ジュノssi。
彼もまた、エレベーターが苦手なのです。ムンスと同じ理由で。
驚いて階段から落ちそうになったムンスを引き留めてくれました。これが二人の出会いでした。
ガンドゥは、崩落事故で父を失くしていました。
その後、妹と二人で生きて来たようですね。
妹は大学病院のインターン。兄ガンドゥがすさんだ生活をしているのを、悲しく思っています。兄妹の仲は良さそうです。
ガンドゥは、定職に就かず、アルバイト的な肉体労働をして生活費を稼いでいました。しょっちゅう喧嘩をしてて、いつもどこかに傷があります。
ある日、知り合いのクラブのマダム、マリから、仕事を依頼されました。
クラブの新人ホステスが、客から暴行を受けたようで。兄と偽って慰謝料を取って来てほしいと言う頼みでした。
そして赴いたのが、客を連れて来たチョンユ建設の理事チョン・ユテクのところでした。
大企業ゆえ、なかなか交渉は進みませんでしたが、ガンドゥは穏やかな言い方ではあるけど、睨みを利かせて、しっかり慰謝料を受け取ったのです。
そこにやってきたのが、ジュウォン。
ジュウォンとチョン・ユテクの関係も複雑そうです。
ジュウォンの母の再婚相手が、ユテクの父親?
まぁ、おいおい分かって来るとは思いますが。
慰謝料を受け取って帰る時、階段でムンスと出会った・・・そういうことです。
まだこの時は、ムンスもガンドゥもお互いの顔すらきちんと確認しませんでしたが。
ガンドゥは、崩落事故で膝を怪我しました。大きな傷跡が残っています。
雨が降ると、その傷が痛むようです。
瓦礫に閉じ込められた恐怖の記憶も忘れられないでいて、悪夢を見ています。
ある雨の夜、また悪夢を見たガンドゥは苛立ったまま街に出て行きました。
そこで、偶然、前の職場で喧嘩した上司とばったり。
苛立ちのあまり、喧嘩を吹っ掛けてしまったけど、その時は運が悪かった。相手の人数が多かったのです。
ぼこぼこに殴られ、倒れてしまいました。
それを見つけたのが、ムンス。
父親の食堂からの帰りでした。
見捨てて行くことができず、父の店に担ぎ込み、手当てをしてあげました。
翌朝気がついたガンドゥ。
ムンスの顔がおぼろげな記憶として残っていました。
どこかで会ったことがある・・・と、思いましたが、思い出せません。
崩落事故が起きたデパートの跡地を再開発しようとしているのが、チョンユ建設です。
商業施設にしようとユテクは考えていたようですが、ジュウォンは医療センターにしようとしています。ユテクとは意見が対立しているようですね。
ユテクは、その崩落事故がジュウォンの亡き父親の所為だと言っています。
どーいうこと
ジュウォンは、父の仕事にミスは無かったと確信しているようですが・・・。
ガンドゥは、その工事現場で働こうとしています。これは偶然では無く、彼が望んだ事でした。
そして夜、ガンドゥは現場にある事故の慰霊碑を打ち壊し始めました。
淡々と物語が始まった・・・。そんな感じです。
関係の無い人の中では、大事故も時とともに風化していきますが、当事者たちは、決してその記憶が消えることは無く、ずっと重荷を抱えて生きて行くしかないのです。
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