まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

「すごいトシヨリBOOKートシをとると楽しみがふえるー」

2024-06-29 23:47:50 | 書籍、雑誌関連

池内紀氏の著作。

 

著者は、70歳になった頃から、手帳に日々気が付いた事を書き留めるようにしたそうです。

なにせ、

“老いるのは初めての経験”だから。

“未知の冒険が始まる”のだから。

確かに

 

結構、あちこちで頷ける話がありました。

世間でよく言う“体は老けても心は老けてない”と言う言葉。

それは錯覚だと著者は一刀両断。

心は老けて無いと思う事自体が老化の印だと言います。心も老けるからこそ、人生の別の局面が見えてくるのだと。

老いたからこそ、初めて若さがわかるのだと。

なるほど

 

TV等で老いの問題を取り上げる事も多いですが、たくさんの老人を取材してはいるけど、まとめるのは老人ではありません。せいぜい50代くらいの人たち。

だから、ある程度問題に接近出来ても、核の部分は作っている人には理解出来ないわけです。

老いの問題は老いて行く自分が一番詳しいわけで。自分の老いを通して老いて行く問題を学べてるわけです。

『誰もが自分のスペシャリストになる』

なるほど

 

笑えて、頷いて、でも少々意見を異にするところもあって、新たな考え方、見方を気づかせてくれる本でした。

 

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