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「嵐が丘」を持ったミイラの鑑識が終わりました。その見解を、ユ法医官は既にスヒョクに送ったと言いました。
サビンは、以前スヒョクが強引に見解を変えさせようとしたことが気になっていました。
嘘の証言をする気ですか?とサビンが問いただすと、ユ法医官は言いました。
「私はキム検事と3年前同じ物を見て感じたの。この遺骨で誰かを救えるなら言うとおりにする。」
3年前に何を見たんですか?と、サビンが聞きましたが、ユ法医官は何も答えませんでした。
サビンじゃなくても、それはいかんだろうと思うよね。こんな風に鑑定のプロが偽証して真実を捻じ曲げることが簡単に出来たんじゃ、冤罪が多発してしまいそうです。
サビンは、尋ね人のサイトに、遺骨の情報を書き込みました。
情報を集めて、遺族を探し出そうと考えたのです。
復元された顔の映像とか、年齢等の分かる限りの情報を書き込みました。
これは、すぐにスヒョクの知るところとなりました。
激怒して、大学にいるサビンの元に乗り込みました。
スヒョクとすると、ピョン・ソンフンは社会に出してはいけない人物なんです。出所させたら、また被害者が出ると信じています。今のままでは、一人を殺した罪しかありません。それでは、あっという間に出所してくる可能性があるのです。
罪を犯した分の報いを受けられないと言う事です。
サビンは、そんな切羽詰まった状況も知らず、単なる学術的な事だけを重要視しているだけだとスヒョクは思っているのです。
サビンは、そんなピョン・ソンフンでも、改心する可能性があると思っていました。
でも、そんな見方は甘いとスヒョクは思ったようです。
大声で怒鳴ったので、辺りにいた学生たちの注目の的となってしまいました。
我に返った二人は、場所を変えようとしました。
その時、ジョンボムがサビンを止めたのです。
捏造に教授を加担させるつもりですか?とジョンボム。
最初から、喧嘩腰です。
そうなったらスヒョクも引けず、ジョンボムが殺人事件の容疑者だと口走っちゃった。
結局、ジョンボムを置いて、2人はその場を離れて行ったのです。
ジョンボムを悪人としか見ていないスヒョクと、悪人か善人かは自分が判断すると言うサビン。
平行線です。
でも、喧嘩をするにしても沢山話をすることで、気持ちが近づいたのは確かなようです。
別れた直後、酔っ払いに絡まれそうになったサビンを助けてくれ、家までずっと後をついてきてくれましたからね。
ジョンボムは、2人が立ち去った後、サビンが手帳を落として行ったのに気が付きました。
その手帳は、サビンの日記のようです。
サビンの父親は元刑務官ですが、今は療養中です。精神的に病んでいるのです。
切っ掛けは、コン・ジチョルの死刑執行のボタンを自分が押してしまった事。
本来は、数名の刑務官が一斉にボタンを押すのですが、タイミングがずれて、サビン父が一人先に押してしまったのです。それによって、刑が執行されてしまったので、自分がジチョルを殺してしまったと言う罪悪感や様々な重圧から、精神が壊れてしまったのです。
おまけに、確認に行った時、綱が揺れたように見えてしまい、ジチョルが生きていると思い込んでしまったのです。
殺した自分を恨んで、必ずジチョルが娘・・・サビンを殺しにやってくるに違いないという強迫観念に押しつぶされそうになっていました。
スヒョクは、ソ・テハに面会に行きました。
ピョン・ソンフンから手を引けとスヒョク。そうしたら、早く出してやると。
しかし、ソ・テハはペク会長の後ろ盾がある事を言い、一歩も引きません。ペク会長と言うのは、サンアの父です。
でも、スヒョクはそんな事既に承知していますから、ペク会長は自分の舅になると言いましたよ。ソ・テハより自分を選んだと。
トドメは、ソ・テハの大切な手下を殺人犯に仕立て上げる事も出来ると言ったこと。
ソ・テハ、ピョン・ソンフンを切り捨てました。
脅して拷問し、殺人の証拠・・・被害者の遺体を隠した場所を吐かせたのです。
その証言を元に、遺体が次々に発見されました。
7人のうち、6人までの遺体が見つかりました。
最後の遺体が見つかりません。
スヒョクの目に留まったのは、教会。ジョンボムが来ていた教会です。
そして、墓地を探索させていた時、枯れた花束に気が付きました。
掘って出て来たのは、なんと、赤ちゃんの白骨。
ジョンボムが野良犬と言っていたのは、赤ちゃんだったのです
その瞬間、スヒョクの中で話が繋がりました。
被害者ファヨンの周辺から、彼女が自分の子供を殺したと言っていたという証言が得られていたのです。
ジョンボムにそんな話をしていたと。
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