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ラ・イオン=テギョンssiは、弘文館の新入役人。
でも彼の興味は出世でもなく結婚でもなく、ただひたすら食。
朝早く起きて自らの手で調理し、毎日豪華なお弁当を持って登庁しています。
上司や先輩も彼のお弁当は注目の的になるほど。
そんなイオンが、何の因果かある日突然暗行御史に任命されてしまいます。
実は、暗行御史は他のドラマであるような颯爽と現れて悪人を退治するような役職ではありませんでした。
徒歩で任地まで歩き、職務に励むわけですが、ろくに食べ物にありつく事も出来ず、飢えて都に戻ってくる御史もいるほどでした。
御史の中には死んでしまうモノもいたようです。
当時、忠清道へ派遣された御史は、行方知れずのままでした。
だから、先輩たちは、暗行御史に選ばれたということは、人生も終わった事だと噂していました。
今回、一人の御史が帰京したので、次の御史を決めなくてはいけなくなりました。抽選だそうです・・・
ところが、当たった先輩たちは、皆見え見えの口実をもうけて、断り続けましてね。
結局、回り回ってラ・イオンに回って来たと言うわけです。
キム・ジョイ=キム・へユンさんは、忠清左道のケファ村に住む女性。
役所に離縁を許可してほしいと申し出ています。
法律にのっとれば、夫婦が望めば許可されることになっているそうです。
ジョイは、ぐうたらな上に賭博をする夫と、そんな夫を猫かわいがりして嫁のジョイをこき使うばかりの姑に嫌気がさし、離縁したいと思っているのです。
夫はどーにか丸め込めそうな感じなのですが、姑がね~
ある事無いこと並べ立て、ジョイが如何に酷い嫁かと訴えたのです。
そんな嫁でも、離縁してしまうと、使用人のようにこき使える者がいなくなるわけで、惜しいわけです。
だから、離縁には絶対反対だと声高に主張。
平行線を辿る主張を聞くのが面倒になったのか、郡守は夫が賭博をしたと言う証人を連れて来いと言いました。
それによって仕置きを考えると。
ジョイは友人のポリに証人になってもらおうと考えました。
ポリは郡守の子を宿していました。
ポリが証人なら、郡守もちゃんと話を聞いてもらえそうだと思いました。
ポリ居酒屋を経営しています。そこに泊まった男たちが賭博をしていたのを、ポリは目撃していたのです。
そこに夫がいたと証言してほしいと頼みました。
最初は躊躇したポリですが、ジョイが自由になりたいと言うのを聞き、承諾したのです。
ところが、約束の日にポリは役所に現れません。
約束を破ったと怒ったジョイが、ポリの家を訪ねると、姿がありません。
慌てて出て行った形跡がありました。
そこに来合わせたのが、ラ・イオンたち一行。
イオンは暗行御史の任命を受け、従者のユクチルとグパルと3人で都を発ってきたところでした。
暗行御史の仕事など適当にこなし、各地の名物を食す旅にしようと気を取り直したのです。
ポリの店の郷土料理が名物だと耳にしていたので、お腹を空かせてやっとのことでたどり着いたところだったのです。
ところが、店は閉店と言う札がかかっています。
ガックリと力なく座り込んでしまいました。
ジョイは怒ってポリの行方を探しました。誰も見た者がいません。
そんな時、ポリの遺体が川で発見されたのです。
ジョイは泣きながら遺体に縋りました。
なのに、役人が来て、ポリの遺体を乱暴に筵に乗せて役所に運んで行くじゃありませんか。
何の捜査もしない感じです。
おまけに、その直後、今度は遺体を担ぎ出し、弔いもしなければ調べもしないで、火葬にしてしまおうとしたのです。
血相変えて役所から出て来た郡守にジョイが抗議すると、郡守は一瞬足を止めました。
でも、そのまま部下たちと行ってしまったのです。
ポリのお腹には・・・とジョイが呟いたのを、イオンは聞き逃しませんでした。
イオンは、ポリの料理がどうしても食べたくて、ジョイの後をついて回っていました。だから、遺体発見の状況や、その後の役人たちのドタバタも見ていました。
何か不審なものを感じました。
本当は、管轄外だとそのままスルーしたかったイオンなんですが、やっぱり気になりました。
「気になるから一つだけ調べて行こう。」
そう言って、ジョイの後を追いました。
郡守たちが行ったのは海岸。
漁師が暗行御史の遺体を偶然発見していたのです。
行方知れずになっていた暗行御史でした。
これには郡守たちが関わっていたようです。
国に治める物資をくすねていたようですね。それが見つかって、御史を殺してしまったようです。
遺体は船と一緒に沈めた筈でした。
物資を記した帳簿は、郡守がポリに預けていました。
ポリを殺したのも、彼らのようです。
郡守はその帳簿の在りかをポリから聞き出すのを忘れていたようですな。
ジョイがこの様子を見ていました。詳細は分からないまでも、何かあると感じました。
そして、イオンも、運ばれる遺体が馬牌を持っているのを見ました。
イオンはユクチルとグパルを従えて、役所の門前に立ちました。
カッコ良いラ・イオンのお裁きが見られる
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