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細かいエピソードがあちこちに挟まれます。その時は何の意味も無さそうに思えるのですが、ちゃんと意味があったと後になって分かります。
それに気づいた時、ぞくっとします。
一番の悪は、ペク・ヒソンだった・・・。
チョン・ミスクを拉致するところを目撃されてしまったペク・ヒソン。
夫のパク運転手が必死にチョン・ミスクの行方を追い始めたことで、捜査の手がヒソンに伸びるのは時間の問題だと思われました。
だから、ト・ミンソクはミスクを始末して自首しろと言ったのです。それが約束だったと言いました。
しかし、ペク・ヒソンはヒョンスに何とか始末させようと言い出したのです。
ト・ミンソクは、流石に息子を巻き込むことは許せませんでした。父親としての愛情ゆえでしょう。
いつでもヒソンを殺すことは出来るんだと脅し、言うとおりにさせようとしました。
が、ヒソンはト・ミンソク以上に“悪”だったのです。背を向けたト・ミンソクを石で殴り殺してしまったのですから。
ト・ミンソクは自殺ではなかったと言う事です。
ヒョンスはジウォンに言いました。
一日待ってくれと。必ず共犯者を捕まえて戻って来るからと。
ジウォンの首筋にナイフを突きつけたところを監視カメラに敢えて映るようにしたのは、ジウォンが共犯だと思われないためのヒョンスの策だったのです。
ジウォンは、そう聞いても、まだヒョンスを信じ切ることが出来ませんでした。
ヒョンスは、チョン・ミスクが生きているとジウォンに言いました。
実は、ヒョンスはヨム・サンチョルと手を組もうとしていたのです。で、連絡をしたら、電話に出たのが、チョン・ミスクだったってわけ。
しかし、詳しい説明をしている暇はありません。警察が駆け付けてくるでしょうから。
必ず戻ってくるとヒョンスは言いました。
ジウォンは、ヒョンスにかけた手錠の片方を自分の手首にかけました。
その時、パトカーのサイレンが
チェ刑事たちが工房に駆け込んで来た時、まだヒョンスとジウォンはクローゼットの奥の隠し部屋に潜んでいました。
ジウォンはヒョンスの話を聞こうと思いました。
だから、一緒に行くと。
ト・ヒョンスが妻を人質に逃走しているとされ、一斉に配備が敷かれました。
署長は、ジウォンが夫の正体を知っていたのかとイチーム長に聞きました。
既に、イチーム長は、少し前からジウォンは気づいていたと察していました。最近になってチェ刑事がジウォンを血相変えて責めていたのが、この事だったと。
でも、イチーム長はジウォンを守りました。
こんな事態になるまでジウォンは夫が逃亡犯ト・ヒョンスだとは知らなかったと言ったのです。
チョン・ミスクはヨム・サンチョルによってト・ミンソクの家のアジトに閉じ込められました。
そう言う状況になって、チョン・ミスクの記憶が戻り始めたのです。昔、同じようにこの場所に監禁されたことがあったと。
監禁したのがト・ミンソクとペク・ヒソンだったことも思い出しました。
ヒソンは全てが計画通り上手く運んでいると満足していました。
母も自分の指示通りにチェ刑事に証言し、それによってヒョンスが家政婦殺しの犯人として指名手配されているからです。捕まっても、無実を証明することは不可能だと確信していました。
後は、頃合いを見て、自分が奇跡的に意識が戻ったと言う事にすれば、完璧だと思いました。
ところがそこにヨム・サンチョルから連絡が入ったのです。
チョン・ミスクを自分が預かっていると言いました。5億と引き換えだと。
ヒソン父は、何とかして自分たちに火の粉がかからない様にと、手を打っていました。
議員を動かし、署長に会いました。
ト・ヒョンスがどういう人間か、全く知らなかったと言いました。そして、ジウォンの事が心配なので捜査がどうなっているのか、知りたいと言いました。
昔は理由もなく疑われたり嫌われたりしても平気だった・・・とヒョンスが言いました。
しかし、ジウォンは別でした。
ジウォンだけには信じてほしかったのです。愛する人に疑われることがこれほど辛く苦しいものだとヒョンスは初めて知りました。
ジウォンも疑いたくはありませんでした。
なのに、全ての証拠がヒョンスを犯人だと指しているのです。ヒョンスの言動の意味も気持ちも分からない今、どうやって信じれば良いのか、分からないでいるのです。
ただただヒョンスを守りたいと思いました。一番安全なのは警察署だと思ったのです。だから、連れて行こうと思ったのです。
「俺は殺してない。」
と、ヒョンスは泣きながら言いました。
ジウォンはしっかりとヒョンスを抱きしめました。
ヒョンスはジウォンに計画を打ち明けました。
自分を罠にかけたヤツが共犯者であり、家政婦を殺した犯人に違いないと言いました。
車載カメラの付いた車が公衆電話ボックスの前に会った事も話しました。
この逃走劇はヨム・サンチョルへのメッセージだと言いました。
自分はもう警察の犬ではないと分からせるためだと。その上で、手を組むつもりだと。
ヒョンスはヨム・サンチョルに連絡を入れました。通話を録音しながら。
自分は共犯者を捕まえる事が目的で、ヨム・サンチョルは金を手に入れることが目的。手を組もうと。
そして、チョン・ミスクを共犯者に渡したら、お前は殺されるぞと。
ヨム・サンチョルは迷いました。
ヒョンスの言葉もまんざら嘘じゃないと感じましたから。
そんな時、チョン・ミスクから聞いたのです。ト・ミンソクを殺したのはペク・ヒソンだと。
自分も危ないかもしれないと思ったでしょうね。
ヨム・サンチョルがお金を持って逃げるまで自分が人質になるとジウォンが言いました。
そう言えば、ヨム・サンチョルも拒まないだろうからと。
ヒョンスは少し微笑んで両手を広げました。そして腕の中に歩み寄ったジウォンを優しく包み、抱きしめました。
愛してる、元居た場所に帰れ、君の場所に・・・とヒョンス。
次の瞬間、ヒョンスはジウォンの手に手錠をかけました。一方を家具にはめ、動けない様にしたのです。
ジウォンに自分の計画を手伝わせる気はありませんでした。
そんな汚い仕事を愛するジウォンにはさせられません。
「君は刑事として真相を暴いてくれ。」
このまま行ったら、二度と会わないわよと、ジウォン。
ヒョンスは引き返して、そっとkissしました。
そして、部屋を出て行ったのです。
ジウォンはすぐにホテルの従業員によって発見されました。
ヒョンスが手を打ってあったのです。
タオルを補充してほしいとフロントに連絡を入れてありました。・・・こういうところです、細かいエピソードと言うのは。
ヒョンスの事が世間にばれ、キム記者の立場も一気に微妙になってしまいました。
ト・ヘスはヒョンスを疑うキム記者に怒り、部屋を出て行きました。
警察署に戻ったジウォンは、ヒョンスとヨム・サンチョルの通話の音声データを署長やイチーム長に聞かせました。
これでヒョンスが罠にはめられた可能性が浮上。まだ疑惑が完全に払しょくされたわけではありませんが。
ジウォンが無事に戻ったことは、しばらく伏せておく方が良いとイチーム長が言いました。
録音ファイルの事が共犯者に漏れてはマズイからです。
しかし・・・。署長はヒソン父に話してしまうんですよ、ジウォンが戻ったことと、ジウォンがヒョンスの潔白を主張していることを。
ト・ヘスのストーカーが捕まりました。
自宅に戻ったト・ヘスと鉢合わせしたのです。
ヒョンスが姉のところに現れるかもしれないと張り込んでいたチェ刑事たちにあっさり捕まりました。
連行されたストーカーと一緒にト・ヘスも警察署に行きました。
争った際に、ブラウスが破れてしまったのを見たジウォンが自分の上着を貸してあげました。
ウナが泣きながらジウォンの前に現れました。
世話をしていたジウォン母が今回の騒動でショックのあまり倒れてしまい、ウナは警察署に保護されていたのです。
ジウォンは、ウナをト・ヘスに預けることにしました。今信じられるのは、ト・ヘスしかいないと思ったからです。
ト・ヘスは、まだ自分が伯母だとウナに打ち明ける勇気はありません。
でも、ウナの世話は快く引き受けました。ジウォンの気持ちが有難く思えたのでしょう。
しかし・・・。
結果的にこれがト・ヘスの運命を変えてしまったのです。
ト・ヘスはキム記者の家でウナの面倒を見ようと思いました。
ヘスを心配して連絡してきたキム記者に、さっきの喧嘩の事を謝りました。
そして、ウナの着替えをとりに行ったのですが。
そこで待ち構えていたのが、ヒソンだったのです。
ト・ヘスは、咄嗟にウナに部屋から出るなと言いました。お母さん以外の人を絶対に部屋に入れないでと。
その言い方、ヒソンに自分がジウォンだと思い込ませるためでした。
その時、ヘスはジウォンの上着を着ていました。ポケットにはジウォンの身分証が入ったままになっていました。それを首から掛けました。
身分証には大きな傷がついてて、はっきりと顔が見分けられない状態でした。ジウォンが落とした時、通りかかった自転車に踏まれてしまったためです。・・・これも細かいエピソード。
ヒソンはジウォンの顔をはっきりと見たことが無かったので、ヘスをジウォンだと思い込みました。
そして、近づいてきたヒソンを見た時、ヘスは思い出したのです。
父のお葬式の時会った人物だと。共犯者だと。
娘は助けて・・・とヘス。
質問に答えたら・・・とヒソン。
「ト・ヒョンスが何故潔白だと?」
「ト・ヒョンスには不可能なことだから、殺しなんて。ト・ヒョンスには人を憎む感情が無いの。」
ヒソン、その答えに納得しました。
ヘス、刺されてしまいました。
意識を失う寸前、ヘスの脳裏に浮かんだのは、昔、ヒョンスとキム記者と一緒に過ごした楽しかった日々の思い出でした。
ヒソンは身分証を切り取って持ち去りました。
その頃、ジウォンは共犯者が利用した公衆電話ボックスが写っている車載カメラのデータを手に入れていました。
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