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「お前はバカか。目の前で何が起こってるのか、分からないのか」
と、シノン。
ソラン・・・分かってないんですよ、この状況にあっても。
あまりにも鈍過ぎます。
「床入りだ。」
と、シノンに言われて初めて自分の衣装を確かめたソランです。
嘘よ・・・と引き返そうとしたソランを、シノンは抱きしめました。
それを、ホンも、内官も尚宮も目撃しちゃった。
どう言う事だと詰め寄るホンに、シノンは言いました。
今夜はソランを寝殿に送る事はできないと。
ホンは、シノンに剣で対決をしようとしたのですが、シノンは本気で立ち向かうことをしません。
相手は王ですからね。
ホンは本気で斬りかかりました。
それを、シノンは巧みにかわしながらも、決して負けることはしません。
ソランへの想いは、シノンもホンも同じでした。
が、一瞬、シノンの剣先がホンの衣服の端を撫で、小さく切り落とされました。
シノンは戦意喪失です。それだけでも大罪ですから。
「お前の蝶はソランか。」
と、ホン。
お前にとって余は、親友か恋敵かと。
シノンは答えません。
ホンが剣を振り上げた時、間にソランが割って入りました。
シノンを庇うのかと問われ、ソランはホンを守るためだと言いました。
そして、今夜は床入りだから、戻ってくださいと。
ホンもソランから聞くまで、今夜が床入りだと知りませんでした。
その瞬間、シノンの行動の意味が分かったのです。
今回の仕儀に責任を感じている内官と尚宮は、ホンに必死に謝りました。
そして、シノンを許してやってくれと。前日、ソランが襲われたことを報告し、シノン以外にソランを守れる者はいないと。
ホンに近づく女性が次々に死んでいく状況ですから、ソランが狙われても不思議はありません。
もうすぐ世子嬪の命日が来るのだから、猶更です。
ソランは、シノンにどういうつもりだったのかと問いました。
おいっそれを聞くかって感じ
女官に心を寄せる事は、死罪に値することだと、ソラン以上に承知しているシノンに何を聞くんだといいたいですね、あたしゃ
お前は分からないのか?と、シノン。
「私たちは友達よ。」
私が男に見えたことは一度も無いのか?と、シノン。
「ないわ。」
と、ソランは答えました。友達のままでいましょうと。
可哀想だわ・・・シノンが
大王大妃がウンジョンの屋敷を訪ねました。
王妃になるための教育を受ける施設・・・花嫁学校的な場所です。
大勢の若い女性が集まって、様々な教育を受けていました。
大王大妃は、ホンの相手となれそうな女性たちがたくさんいるのを見て、満足そうです。
ウンジョンは、ヒョニを大王大妃に紹介しました。
しかし、ヒョニは、自分がヒョンソンだと名乗ってます。成り代わるつもりのようです。
ホンはシノンに言いました。
「ソランを守ってくれ。」
ホンは言いました、命令ではないと。
「頼みだ。そして胸に想いを抱くな。守っても近しくなるでない。」
命令ですか?とシノン。
「命令じゃ無ければ、背くのか?」
答えずにシノンは問いました。
「世子嬪様をお忘れに?」
ホンは動揺しました。答えられませんでした。
ホンは、世子嬪の姿が自分の中で徐々に消えていくのを感じていました。
魂が消えようとしているのかもしれないと思いました。
で、ソランに憑依してくれと頼みました。
ソランは、憑依したフリをし、必死にホンに自分を・・・世子嬪を忘れて幸せになってくれと言いました。
何度言っても、ホンは聞き入れないので、苛立ったソランは今回は少々冷たい態度を取りました。
愛してはいなかった、今一番望むのは忘れてくれることだ・・・とかね。
ホンの目には、世子嬪の姿しか見えていませんから、世子嬪に冷たく突き放されたとしか思えません。
ショックでした。政務に支障が出るほどに。
こうなったら、世子嬪の父・・・つまり、ホンにとっては舅に当たるアン・ジヒョンに聞くしかないと思いました。父親ならば、娘の気持ちを分かっていた筈だからと。
アン・ジヒョンは久しぶりにホンに会えて、嬉しそうでした。
ホンから、世子嬪は夫であるホンのことを愛していたかと問われ、勿論と頷きました。
ほっとしたホン。
でもね、アン・ジヒョンが言いました。
「娘は王様への忠心に厚い娘でした。」
と。常に臣下として務めを果たすと言っていたと。
ホンが本当に聞きたい答えではありませんでした。
だから、すっきりするどころか、余計に悶々としてしまいました。
ソランは、娘の本心は、父親より小間使いの方がよく知っている筈だと言いました。
で、世子嬪に仕えていた者に話を聞くことに。
王様だと分かったら、本当の話はしてくれないだろうとソランは、言いまして、ホンとシノンには一般人の格好をさせました。
自分は両班の娘の格好をしました。その方が話をしてくれるからと。
結局分かったことは、世子嬪はホンに心からの忠心を持って仕えていたということだけ。
男女の愛情を思わせる話しは一つも出ませんでした。
「主君として慕ってはいても、夫としては・・・。」
がっくりするホンでした。
しかし、これはソランがお金を払って仕組んだ芝居。
ホンにきっぱりと世子嬪を忘れて禁婚令なんぞを廃止してほしいと思ったからでした。
ソランはそれを知り、ホンに言わない代わりに、約束しろと言いました。
「王様に心を渡すな。どんな恋心も抱かぬと約束しろ。」
その頃都に大礼服を着た世子嬪の幽霊が現れると言う噂が立っていました。
実際、何人も目撃者がいました。
そして、とうとう、世子嬪の実家にも出現したのです。
目撃したのは、父であるアン・ジヒョンと使用人たち。複数です。
その噂を胡散臭いと思ったソランとシノン。
大礼服という手掛かりから調べてみることにしました。
大礼服を作れるのは、限られた人だけ。
当時、大礼服は亡き世子嬪の実家に下された一着しか残っていないと、針師は言いました。
そして、実際、実家に大礼服はありました。
その夜、世子嬪の幽霊が、王宮に出現しました。
目撃したのはホン、内官、尚宮と言う多数。
見間違いとか、錯覚じゃないと、誰もが思いました。
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