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シワンを母親から離してウギョンが話を聞くことになりました。
ごめんね・・・とウギョンが言いました。シワンが訴えていたことに気づかなかったことを。
そして、言いました。
「心の中に辛い出来事を閉じ込めておくと、これから先、体が大きくなるにつれて辛い思いもどんどん大きくなるの。だから、我慢しないで全部話してごらん。」
シワンは真実を初めて口にしました。
父親が妹を常に虐待していて、挙句に殺してしまったこと。自分は男の子だから怒られないと言われたこと。母親を殺されたくなかったら、罪をかぶれと脅されたこと。
警察はその嘘をあっけなく信じたようです。
そうなると、幼いシワンはもしかしたら本当は自分が妹を押したのかもしれないと思うようになってしまったのです。
だから、自分でも階段から落ちてみたんだと言いました。
でもね、怒られるのが自分でなくて良かったと思う気持ちがあったのも、事実だったとシワンは言いました。
「僕は悪い子だよね。」
いいえ、シワンは悪い子じゃない・・・と。皆、あなたの気持ちを分かってると。
シワンは初めて泣きました。
“赤い涙”がこの事実を知っていたら、見逃したでしょうか・・・と、カン刑事が言いました。
ハナが治療を条件に父親のもとに戻したことを知っていたのはユン医師。今回の事も、気づいていた可能性があるとカン刑事は言いました。
でも、やはりウギョンには、ユン医師が“赤い涙”だとは思えません。
チョン刑事にも何やら家庭の事情がありそうです。
男がチョン刑事を小突いたり叩いたりしてるのを目撃したカン刑事。
現行犯で捕まえましたが、兄だと聞き、驚きました。
再婚家庭で実母が死んだあと、疎遠になっていたようですが・・・。
あの無表情さは、こういう複雑な環境からかも。
シワン父の事件は一気に捜査が進みました。
母親が新規に口座を開設し、そこに盗まれたのと同じ金額が振り込まれたのが分かったのです。
母親は、お金を奪ったのは認めました。でも、殺人は認めません。
強欲な夫の実家の人に奪われないためだと言いました。
カン刑事が“赤い涙”を持ちだしたら、母親の表情が変わりました。明らかに知ってる表情です。
“赤い涙”とチャットをしていたことは認めました。
でも、殺人なんて知らないと言いました。夫から逃がしてやると言われたんだと。
実際、母親が持ってる看護資格を生かして仕事先をアメリカで見つけてくれ、身元を隠す方法まで教えてくれたんだとか。
調べてみると、母親が交わした雇用契約書も見つかりました。話は事実だったのです。
『シワンの父親を殺したんですか?』
と、ウギョンは“赤い涙”にメールしました。
あなたには関係ないと返信がありました。
『シワンの中にあなたの過去がある』
“赤い涙”はそう言いました。
血液検査の結果が出ました。
そこで判明したのです。継母とセギョンが実の親子だと。だから型が一致し、移植可能だと。
ウギョンは驚きませんでした。うすうす感じていたのでしょう。
ウギョンはユン医師に尋ねました。
シワンと会った時、私と同じものを感じなかった?・・・と。
何故?とユン医師に尋ねられ、ある人に言われたとウギョンは答えました。
「先輩じゃないよね?」
ユン医師は、何のことだと言いました。
「今ならセギョンの本当の顔を直視できると思う。」
と、ウギョンは言いました。そして、再度催眠療法を受けたのです。
継母に初めて会った時、セギョンとして傍にいたのはあの緑の服を着た女の子でした。
潔癖症の継母は、おもちゃを散らかしたり、食事の仕方が汚いセギョンを叱ることが多かったようです。
ウギョンは敏感に察知して、継母に気に入られようと取り繕うことが出来たけど、幼いセギョンには無理だったのです。
ウギョンの緑のワンピースを気に入っていたセギョンは、ある日それを勝手に着てしまいました。
取り戻そうとするウギョンと喧嘩になり、大騒ぎになってしまいました。そこに現れた継母は怒ってワンピースを破り、そのままセギョンを引っ張って行ったのです。
セギョンの泣き声がずっと聞こえていました。
あれは、シャワーの音?
私じゃなくて良かったと思った・・・とウギョンは呟きました。
セギョンの泣き声が聞こえないようにテレビの音量を上げたりしました。
その夜、気が付くとセギョンが傍に寝ていました。でも、冷たいのです。
慌てて揺り起こそうとしたけど、セギョンは目を開けませんでした。
ウギョンは継母に会いに行きました。
「嬉しい知らせよ。おめでとう。長生きできるわ。骨髄バンクなんて必要ない。母さんの娘セギョンが親孝行してくれるから。」
怒りをぶつけるウギョン。
継母も言い返しました。
「何も知らないくせに」
母さんの気持ちなんて知りたくない何故私の妹の代わりに自分の娘を連れて来たの
継母は自分の過去をウギョンに打ち明けました。
未婚の母になったこと。相手の男性は逃げてしまったこと。子供は母親に託したこと。その後、ウギョン父に出会い結婚したこと。
「自分の子供を捨て、他人の子供を育てる自分がみじめに思えることもあった。でも、あなたたちのいい母親になりたかった。そして、事件が起きた。」
遊園地でセギョンが行方不明になったと継母は言いました。
見つからないので、ウギョン父が継母の子をセギョンとして育てようと言い出したんだと。
「私はお父さんに従っただけよ。」
嘘をつくのが上手ね・・・とウギョン。
「私は思い出したのよ。母さんが私の妹を殺した。」
シワン母が“赤い涙”から紹介されたアメリカの病院と、ユン医師の間につながりがあることが判明。
また、ウンホと一緒に保護され、アメリカに養子に行った兄ウンソクがユン医師と同一人物だということも分かりました。
ユン医師の診療所の家宅捜索令状が下りました。