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散歩しませんか?・・・とスヒョン。
ただ横に並んで何も話さず歩くだけのスヒョン。それだけで心が落ち着くのでしょう。
少しずつ仕事の話などをしました。
仕事を始めて、改めてスヒョンの手腕の凄さを知ったとジニョクは言いました。赤字のホテルの立て直しなんてね。
「そんなに度胸のある人なのに、僕に対しては臆病だ。」
と、ジニョク。でもね、そう言われてもスヒョンには交際した経験が無いので、よく分からないのです。
そっとジニョクの腕に手を回したら、ジニョクはその手をつなぎ、ポケットに入れました。
やっと恋人同士の散歩に見えます。
スヒョンは、ネクタイをプレゼントしました。恥ずかしいので、父のプレゼントを買ったら、景品としてもらった・・・なんてね。
ジニョク、ネクタイのプレゼントは初めてでした。物凄く嬉しい笑顔を見せました。
ジニョクが開業準備で任されたのは、芸能人への出席依頼でした。
テギョングループを気にして、なかなか出席の返事をもらえない状況でした。元嫁のホテルだからってことでしょうね。
実際、ジニョクは事務所を訪ねても、会ってもらえない事も多々ありました。
キム部長は、仕方ない・・・とジニョクを慰めました。予想していた事ですから。
そこに、突然ウソクが現れたのです。
そして、招待客の件で手伝わせてほしい・・・なんて言いました。
実はウソク、チェ理事から、この件を聞いていたのです。スヒョンに協力したいと思ったのでしょうし、もしかしたら、ジニョクに自分の力を見せつけておきたいと思う気持ちもあったのかもしれません。
キム部長は、遠慮しようとしました。
ところが、イ課長がキム部長の許可も得ず、勝手にその場で招待客リストを渡してしまったのです。
広報チームの皆は、ウソクとジニョクの顔色を窺って緊張していました。
ウソクを知らないジニョクだけが、あっけにとられているっていう状況。
ウソクが帰った直後、スヒョンの元夫だと聞かされ複雑な表情になりました。
イ課長は、ウソクなら電話一本で解決する、雑魚がいくら頑張ったって・・・等と、皮肉を呟きました。
キム部長がぴしっと言いました。
「勝手にリストを渡さないで。今後、私の許しも得ず勝手に行動するのは慎んで。」
よくぞ言ってくれました
ヘインはジニョクに忠告しました。
ウソクとウソク母はジニョクが想像する以上に権力を持ってる人だということを。怖い人だということを。
「代表のために出しゃばらない方がいい。さっきもあなたを警戒してた。」
と、ヘイン。
ジニョクはヘインの心遣いが本当にありがたいと思いました。
「僕はいくら怖い相手でも動じない。心配するな。」
それでもヘインは心配でした。
「あなたが傷つくのは嫌。にらまれたら、あなたも代表も立場が危うくなる。ホテルを奪われるかもしれない。」
ジニョクは、又少しスヒョンの苦しみを理解しました。
スヒョン父は娘の表情が明るいので、少しほっとしました。そして言いました。
「今回の出来事がお前の人生で大切なら見守るべきだ。だがもしも通りすがりの出来ごとなら、お前が人に噂されるのは胸が痛む。」
人に注目されるのは慣れてるわ・・・とスヒョンが言うと、父は罪悪感を感じた表情になりました。
自分の人生が娘の人生をも左右していることに改めて気付いたのです。
開業式の日になりました。
招待客は、ウソクの一声で集まったようです。
ジニョクがプレゼントしたネクタイを絞めて無いのに気がついたスヒョン。
上手く結べないから・・・と言うジニョク。
スヒョンが結んであげました。
ジニョクは嬉しくて笑顔を我慢できません。それが本当に子供っぽくて可愛い。
スヒョンも分かってるから、自然と笑顔になります。
その様子を、ウソクが見ちゃった・・・。
見るよね、絶対に。それがドラマ
式典の後、ウソク母は、スヒョン父に党の統合を推進するよう要請しました。
でも、スヒョン父にその気はありません。
そして、企業と政治の癒着を防ぎたいと思っているので、テギョングループの関与を拒否しようと考えていました。
ウソク母は、スヒョン父の今の地位は自分たちが与えてあげたと考えています。今更・・・ですわな。
裏切るなら、持ってる秘密をばらす・・・ということも匂わせました。スヒョン父、後ろめたいこと、あるの
スヒョンとの復縁も持ち出したウソク母。
でも、あくまでもスヒョン父はそれに反対だと言いました。既に縁は切れていると。
平行線ですな、二人は。
苛立った気持ちウソク母は、偶然見かけたジニョクを呼びとめました。
そして、ま~ここまでと思うほどの侮辱的な言葉を投げつけたのです。
スヒョンを貶め、ジニョクをも貶めました。
ジニョクは必死に我慢しました。耐えました。
堂々と真っ直ぐにウソク母を見て、冷静に対処したのです。
これを、スヒョンとミジン、そしてヘインも見てしまいました。
思わず出て行こうとしたスヒョンを、ミジンが止めました。更に事態を悪くすると思ったのです。
そしてウソクも見ました。
ウソクはさりげなく母を呼び、その場から連れて行ったのです。
ジニョクはショックでした。自分が傷ついたと言うのではなく、こんな酷い環境にスヒョンは一人で耐えて来たのかと分かったからです。自分の予想を遥かに超えた悲惨な環境です。
ヘインが声をかけました。
全部見たわ・・・と。大丈夫?と。
そして、ショックを受けてるジニョクに、ちょっと休んで来たらと言いました。それじゃ仕事にならないだろうからと。
でもね、ジニョクが口にしたのは、スヒョンの事でした。
「こんな生活をしてきたんだ。僕には初めての経験だけど、あの人は、あんな暴言を、人を人とも思わぬ態度をずっと耐えて来たんだ。」
大きくため息をつくジニョク。
ヘインは、辛かったでしょうね。こんな状況でも、スヒョンの事しか考えていないジニョクを見てるのが。
自分の心配、気遣い、慰労、全て空回りのように思えたでしょう。
記者会見が開かれました。
順調に進んでいたのですが、突然一人の記者がジニョクとのスキャンダルについての釈明を求める質問をしたのです。
チェ理事の指示でイ課長がした事です。
ウソク母子、スヒョンの両親、ジニョク、そしてスタッフの皆が緊張しました。
関係の無い質問です・・・とスルーしようとしたスヒョン。
立ちあがった彼女に、又も質問がされました。
「ストーカーと言う噂は事実ですか?」
立ち止まったスヒョンの目がジニョクの目と合いました。
ジニョクが微笑みました。
分かってると言う風に、少し頷きました。
そして、会見場を出て行こうと背を向けました。
「どんな関係ですか?」
追い打ちをかけるように、記者が質問しました。
スヒョンは座り直しました。そしてきっぱりと言いました。
「好感を持つ関係です。」
フラッシュが更にたかれました。
出て行こうとしたジニョク、振り返りました。
スヒョンが見ていました。
笑顔で。
ジニョクも笑顔を浮かべました。
この瞬間の関係者の表情が、皆上手い
ウソクの切ない表情。ウソク母の凍りついた表情。スヒョン父の満足そうな表情。それと正反対のスヒョン母。ミジンの呆れた、偉い事になったという表情。ミョンシクの嬉しそうな表情。
本当に上手い