Bike&SlowLife

バイクとカメラを愛し、自然を愛し・美しい風景を愛して、ゆっくり生きてる奈良県に住む気分は若者の雑記帳です。

635段

2010-06-23 | 和歌山県
先日 橋本市役所で貰った 「橋本観光ガイド」 を見ていたら、「 不動山635段の階段 」 というのが載っていた。

こりゃあ 挑戦しなきゃあ と出かける

場所は 和歌山県橋本市杉尾、橋本市の北東で大阪府・奈良県の境に近い山の中だ

香芝から山麓線~京奈和道~橋本東ICで降りて北へ~小峰台~橋本市民病院裏の広域農道へ入ると 「不動山の巨石」 の案内板が出ていた~細い道に入る、軽四でも行き違いが出来ない幅だ


広域農道から2Km弱で 「現在地」 に着いた、駐車スペースは三台、全部空いていた
車を停めて階段へ向かう



ウォーッ いきなり急な階段だ、勾配は45度感覚だ 手摺を持たないと転げ落ちそうだ



90段目から600段目位までコンクリート製の丸太で土留・板敷の階段が続く
雨あがり濡れて滑りやすくなっている、右手には傘の杖・左手は手摺を掴んでゆっくり登る



振り返れば足がすくみそうだ、転んだら下まで2~3百段をゴロゴロゴロか



15分かかって やっと頂上に着いた

不動山の巨石だ! 5mほどあろうか?
巨大な石の下には、八大竜王・不動明王・金剛童子が、巨石の左には稲荷大明神が祀ってある


また ここは 「 日本の音風景百選 」 にも選ばれているそうな
左の巨石に開いた穴に耳を近づけると音が聞こえるのだ!
 紀ノ川の音?
 あの世の音?
 この世の音?
耳を近づけたが、鳴っているような鳴ってないような?? あの世から聞こえてくるような・・・・





後の立っている石は3m余ありそうだ


頂上付近にはこんな巨大な石がたくさんあった

*****昔、大峰を開いた、役の行者が、葛城山から吉野の金峯山まで、石の橋を架けようとして、一晩のうちに石をここに集め、葛城の神様にこの仕事をさせた。 葛城の一言主の神は昼は働かず夜だけしか仕事をしなかったため、橋はできず石を集めただけになってしまった***** との言い伝えがあるそうな



橋本の市街地方面の眺め、杉尾の集落らしい建物が小さく見えます


鬱陶しい空だったが雨には遭わず、635段の階段を登って、あの世の音を聞いて、不思議な巨石を見て、何とも言えない充実したような気分になった一日でした


コメント
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