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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

火星に1万人を移住させることも容易ではない 未来の子供たちに何が残せて何が実現できるか

2016年01月04日 17時40分07秒 | 宇宙
 地球に絶え間なく光とエネルギーを供給している母なる太陽も寿命が有り、63億年後には大膨張して地球に接近、地球は焼き尽くされると予想されている。人類が地球に住むことが出来る期間は、残り10億年とか23億年とか言われている。



 地球の軌道を外側に移動出来ればよいが、計算するまでも無く、巨大なロケット噴射で公害を撒き散らしながら地球を引っ張り続けてもドダイ無理な話。物が大きすぎる。今のところ、束の間の時間稼ぎに火星へ移住するしかない。となると、我々は少しでも火星移住のための調査研究や準備を進めるしかない。



 日本の宇宙開発は、大きな目標をはっきり火星移住と決定したほうが良い。その上で、地球近傍の宇宙基地や宇宙工場をどうするか、月の基地をどうするかを考えなくてはならない。前に電気学会で発表したように、宇宙開発で経済バランスを成立させることが極めて重要である。



 その意味で、宇宙空間での無尽蔵な光エネルギーによる発電、地球への送電、宇宙工場での特殊合金や理想的な薬品などの製造が求められる。

 現在、世界の人口は既に70億人を超えたと推定されているが、これからも増え続け仮に100億人になっていたとして、火星に移住できる人数が1億人なんて数字にはなりそうにない。衛星ロケットを1回打ち上げるだけで100億円。

 将来、30億円になっても物凄い予算。火星まで行くとしたら、様々な資材を含めてとてつもない金額になるでしょう。火星は狭いし、ノアの箱舟じゃないが、各国から100人づつ移住しても2万人。残された人達をどうするのかとつい考えてしまう。



 もっとも、10億年経つと良くも悪くも人類は何度か大きな進化を遂げていて、現在の人類ではない。人類がチンパンジーと枝分かれしたのが700万年前だからね。10回ぐらい大進化が有っても不思議ではない。

 何が変化するか?進化を研究している立場からざっと言えば、頭脳が発達するだろうね。誰でも分かる?脳細胞の数が2倍とか4倍になるかもしれない。それに比べて運動能力は落ちる可能性がある。何故なら、生物は誕生以来、環境に適合してきたからだ。



 日本は火星を目指した宇宙開発で世界をリードし、貢献する事が世界の尊敬と信頼を集めることになる。この分野で若い世代の活躍と努力を期待する。
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