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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

販売台数が輸入車トップになったベンツ(ヤナセ)の死角と課題

2016年01月10日 10時23分49秒 | 
 2015年夏は順調に販売台数を伸ばしてきたベンツに対し、販売台数日本一を死守しようとのVWなりふり構わぬ戦略に、ヤナセでも緊張感が走った。ところが、VWは突然、ディーゼル排ガスソフト不正問題が発覚、急激に失速する。余裕で国内トップになったベンツだが、果たして全方位良しと言えるのか?画像は日本経済新聞より。



 1月9日、毎年恒例のヤナセの正月福袋を購入しようかと広島ヤナセに行った。僕が行く時間帯は毎週ほぼ同じ。昨年は前川さん初めみんなが笑顔で出迎えてくれた。ところが、今年は違和感を感じ福袋は買わず早々に引き上げた。

 前回のベンツコネクションの試乗報告、あるいはノートPCを持ち込んで原稿を書いていたのが嫌われたか。歓迎されている雰囲気ではない。これまでトヨタやBMWの問題点を散々書いてきた事でもあり、この際、ベンツへの期待を込めて課題についても触れておきたい。



 僕はベンツには貢献している。何度も書いたように、ベンツがMLに新しいディーゼル投入を発表した時、直接ベンツに電話を入れ、絶対に右ハンドルにするようトップに伝えて欲しいと強く要望した。丁度、BMW X-5(不満が有った)にするか決めかね迷っていた時だった。

 ふたを開けてみると、右ハンドル登場!早速試乗、協力で予想以上に静粛なエンジンだったので購入を決めた。ヤナセからは従来の左ハンドルのユーザーが使いにくくなったとの意見も聞いた。

 しかし、右ハンドルが当たり販売台数を伸ばしたのはご存知の通り、続いてG、GLと右ハンドルのディーゼル車が発売された。片や僕はブログで、MLほかの紹介をしてきた。本来のブログテーマは宇宙と進化だが、アクセス数トップ10の半分はベンツの紹介が占めている。

 社長に提案書を2回送付し、その都度、関係者から電話も頂いた。半分冗談だが、僕のお蔭でMLが10台以上売れたに違いない。

 販売数を伸ばしているベンツだがいくつか問題がある。このたび、2日間アルファード・ハイブリッドに乗って、ドアミラーの視野の違いを再認識した。前に乗っていたランクル同様、数cm幅が広く、鏡についたカーブが大きいので斜め後方の車を確認し易い。

 対して、ベンツは特に右斜め後方に死角が有り、非常に怖い。これをカバーするため、新モデルではミラー内に三角の警告を出せるようにしている。しかし、十分とは言えない。三角警告の無い僕の車では、3車線でのレーン変更では緊張を強いられる。

 ウィンカーの位置が左右逆なのも国産車からの乗り換えユーザーには厳しい。3年近く経つ今でもたまに間違える。これを怒っているユーザーは多い。

 ハンドルが軽く、気持ち良く軽快に切れるが特に前輪タイヤの消耗が早い。当初のコンチネンタルは13か月で交換となった。新しいタイヤをヤナセで購入してあげたいが、価格が合わない。ブリジストンに変更してゼンリンは2年もたなかった。

 3年のメンテフリーが過ぎると、ディーゼルの場合は尿酸を補充しなくてはならない。多くがヤナセ以外でやっているらしく、もうすぐ3年なので、どこでサービスを受けるか決めておく必要がある。

 ホーンは何故か中央を押しても鳴らない。とっさの時、端を押さないと鳴らないと考えながら対応するため、惑いと遅れが出る。安全をうたっているベンツの問題である。総て改善を何度も要求しているが直らない。

 ベンツの泣き所はナビで、設定が難しいし、パイオニアのような気持ち良く的確な案内でもない。他方、レクサスはナビの通話設定サービスが有り、BMWは非常時の連絡システムが有る。ヤナセの場合、連絡が取れない場合も有る。

 ベンツのハイブリッドの思想(例えばSクラスハイブリッド)は日本では支持されないように思う。日本人は普段省エネで走っていてもいざという時、加速力が欲しいから、必要に応じてエンジンとモーターが同時に駆動するのが望ましい。これは、加速力が危険を回避し得るとの考えである。また、高級車のパワーが弱い事は日本の車文化では納得しづらい。

 店のサービスも今やレクサスにはかなり見劣りがする。レクサスは帝国ホテルをモデルにしたと聞いたが、やりすぎぐらいに至れり尽くせり。元はヤナセ方式に違いないが、競争でもあり改善の余地は大きい。

 ホイールの汚れは外車特有かもしれないが、2週間経つとひどい状態になる。冬の手洗いはきついので、今はヤナセに1か月に2回手洗い洗浄をお願いしている。ノートPC持ち込みも時間の有効活用でもある。

 ベンツにはベンツの哲学が有り、ヤナセには独自の販売方針が有る。それは尊重されるべき。しかし、大切な事は常に謙虚に顧客の声を聞こうとする姿勢だ。問題などが有れば、直接、率直に話し合うべきだろう。

 ヤナセの社員はベンツ購入を要求されるものの、社員全員が余裕で買えるわけではない様で、ご苦労なさっている。ここらは考えてあげて欲しいところだ。

 最後に、誤解されないよう、僕の走り方を述べておきたい。僕は速く走れる場所では、より速く、逆の場合はより遅く走る。譲ってほうが良い場合は積極的に譲る。アバウトで既に7千台以上譲ってあげた。

 

 
コメント
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