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ハンドル周りにコンパクトに集中させたベンツの操作系 アウトバーンを高速で軽快に走るための拘り

2016年07月22日 12時01分23秒 | 
 ランクル後の車選定では、広島にある外車ディーラーを全部回り試乗した。だから、個性的な車を見かけてもドライブイメージが湧く。そんな中でベンツは何と言っても安全にこだわった車だが、同じく基本性能と操作性へのこだわりを感じる。

 オートマの電子ミッションはハンドルの右側レバーで、これはベンツだけ。BMWも電子ミッションだが、通常の車通り中央のコンソールボックス付近にある。特にどうってことは無いように思えるが、実はハンドルから手を離さず、右手の指一本で操作できる。

 電子ミッションの良いところは、例えば走行している時にバックに入れても入らない。僕も稀に駐車場へ入れる時、何かの拍子に反対のシフトをしてしまうが、電子頭脳が働いて入らない。ギアなどをクラッシュさせない仕掛けだ。

 ベンツらしさを特に感じるのは、マニュアルシフト。先にも書いたが、ハンドルの後ろ側(フロント側)にプレート上のレバーが有り、ハンドルを握ったまま指で触れるようになっている。例えば左側のレバーを中指で手前に引くとギアダウン、右だとギアアップ(これらのハンドル周り操作系がベンツのオリジナル)。

 残念ながら、この電子式マニュアルシフトを使っている人は極めて少ない。特に使わなくても何ら支障はない。しかし、積極的な加速やエンジンブレーキを使いたい場合に、この電子式マニュアルシフトは大変便利だ。

 例えば加速したい場合に、アクセルを踏み込んでも、ギアダウンまでに僅かだが時間がかかる。マニュアルシフトでは即ギアダウンできる。それもハンドルから手を離さずに左手の指一本で軽く引くだけ。

 減速時には、ブレーキをかけなくてもギアダウンで穏やかに安全に速度を落とせる。アウトバーンを疾走するベンツならではの世界唯一の操作系だ。例えば、雨天、時速110km以上での速度抑制のブレーキングは難しい(スリップしかねない)。こんな時、シフトダウンが役に立つ。日本でも使わない手は無い。

 話題は飛ぶが、高速時にオートバイ(不安定)で最も安全な減速方法はエンジンブレーキである。通常のブレーキでは失敗すると転倒し、あるいは車体が宙を舞う。そのため、大型のバイクは変速がリターン方式になっており、左側のペダルを踏み込み1段づつ減速する。摩擦でタイヤから煙が出ても転倒することは無い。

 また、先にも書いたように、下り坂などでの積極的な高回転のエンジンブレーキで、ピストンを滑らかにできる。新車時のMLやGLEの6気筒ディーゼルは異次元の静粛さで、特にエンジンの違いを意識する必要が無くなった、とは言え、6気筒のガソリンとの比較では若干振動を感じるだろう。

 マイカーの場合、エンジンブレーキを積極的に使うことにより、社内の静粛性が増し振動を感じなくなってきた。勿論、新車より良好だ(社外でのエンジン音は比較したことが無い)。これは新たな発見、気分は大変良くなる。

 さて、マニュアルでシフトさせた場合、オートに戻す方法をご存じだろうか?実はほとんどの人が、ディーラースタッフも半分以上がご存じない。うっかり、指が触れてマニュアルモードになり、困った人もいると思う。

 正解は、オートミッションのレバーを下げる・・です。出発時に、レバーを下げたはずですが、これと同じ操作で元(オートマ)に戻ります。




 
コメント
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