ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

「時代おくれ」の男であるけれど、歌詞のとおりに誇りをもって

2009-11-24 21:30:27 | うた
昨日書いたけど、台所で流す曲、今気に入っているのは、亡くなった阿久悠氏の「人間万葉歌」に入っている曲たち。
改めて、私が好きだった岩崎宏美の曲だけでなく、沢田研二、ピンクレディーなどの詩の奇抜さに、今まで思っていなかったすごい才能を感じる。
もっと聴きたい、と思ったのは、森田公一とトップギャランが歌っていた歌の数々。
下宿屋、乳母車、青春時代、…などがある。
阿久悠作詞、森田公一作曲というのは、深い味わいがある。
最高傑作の一つが、「時代おくれ」。
故河島英五が歌っていた。
河島英五が作った曲だと思っている人が多いが、そうではない。
この二人のゴールデン・コンビ(うわあ、この言い方、古っ!)が作った曲なのだ。
一日二杯の酒を飲み
さかなは特にこだわらず
…ああ、同じだなあ。
妻には涙を見せないで
子どもに愚痴をきかせずに
…そうだよなあ。
目立たぬように はしゃがぬように
似合わぬことは無理をせず
人の心を見つめ続ける
時代おくれの男になりたい
…この気持ち。40代、50代の男ならだれでもかなりの男が思うのではないか。
不器用だけれど しらけずに
純粋だけど 野暮じゃなく
…そう、生き方不器用なんだ。だけど、いろんなことにアツく生きたい。しらけず、純粋に。自分の場合は、野暮ったいけど。
ねたまぬように あせらぬように
飾った世界に流されず
…そう、人と自分を比べることは、もうやめた。華やかな世界も考えていない。
好きな誰かを思い続ける
時代おくれの男になりたい
…思い続ける、このロマン。何とも言えない。

すごい歌だなあと改めて感じ、台所で3,4回繰り返し聴いて、声を出して歌ってしまっていた。
目立たなくても、不器用でも、自分が自分であることに誇りをもって、生きていきたいと思わせる、そんな歌なんだ。
コメント
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