Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

芥川賞「火花」

2015-08-12 15:49:43 | 読書

J 子が単行本が書店にないというので,これが全文掲載されていて,おまけに安い文春9月号を購入.

話題の又吉直樹作品は,Amazon 単行本の「BOOK」データベースによれば*****
お笑い芸人二人。奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。彼らの人生はどう変転していくのか。人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ!「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作。*****

同じようなことの繰り返しで長すぎる! と思っていたら,登場人物のひとり (もちろん男性) が豊胸手術をして終わった,この幕切れがヘンなところを除けば,ふつうに芥川賞作品だった.
ディヴィッド・ゴードンの中短編集「雪山の白い虎」の中の「男の乳房が揺れる夏」を思い出した.あちらのほうが純文学臭が濃い.あの子供連れが後の神谷さん?

最初と最後に花火の場面があるのに,どうして火花なの?

小説では神谷・徳永はそれぞれの相方とそれぞれの漫才コンビを組んでいた.
現在のお笑い界はほとんど知らないのだが,お笑いコンビ ピース,特に又吉の相方の心境に関心が湧いた.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

reading

/Users/ogataatsushi/Desktop/d291abed711d558e554bf7af66ee57d7.jpg