Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

官能と少女

2016-05-26 08:08:45 | 読書
宮木 あや子,ハヤカワ文庫JA (2016-04).単行本は 2012/7.

朝日新聞の読書欄に紹介されていたのだが,出たばかりのはずなのに,近隣の書店には置いてなかった.

Amazon の内容紹介*****

卑猥な宝石に恋する少女趣味(ロリータ)ファッション店員、
美少年の生徒に慕われる幼児体型の養護教諭、
アイドルの夫の帰りを待つ幼妻、
可愛い恋人がありながら不倫するSM女子、
優しく賢く美しい叔父様に引き取られた少女、
「眠り姫」と綽名される女子大生

……薄い胸、華奢な四肢、可憐な顔立ちで周囲の欲望を絡めとる少女たち。その刹那のきらめきを閉じ込めた異端にして背徳の恋愛短篇集。R-18文学賞受賞作家が描く愛の毒6篇。

*****

上記の惹句から想像するよりも中身は過激.R-18文学賞ってあっちの方向? と思ったが,ウェブで見たら正確には「女による女のための R-18文学賞」らしい.本屋大賞との落差が大きくて戸惑う.
ハヤカワ文庫JA は,ライトノベル専門だったはず,
女による女の文学も,ライトノベルもすごいことになっているらしい.

16 トンのような読者は著者には想定外だろう.こちらもえげつない一方のものなら読んだことがあるが,こういう甘い粘液に包まれたような作品群は初体験.かなりもたれた.

イラスト 今井キラ.解説 なし.
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