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路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【政界地獄耳・11.22】:「このままでは今後致命的な事態になる」自民党から政界再編仕掛ける必要も

2024-11-28 07:40:20 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【政界地獄耳・11.22】:「このままでは今後致命的な事態になる」自民党から政界再編仕掛ける必要も

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・11.22】:「このままでは今後致命的な事態になる」自民党から政界再編仕掛ける必要も 

 ★ある自民党閣僚経験者が自民党の凋落(ちょうらく)ぶりを憂う。「今となってはあの総裁選から自民党はおかしくなっていた。首相・岸田文雄の突然の退陣を受け『俺にもワンチャンあるかも』とレベルに達していない候補が乱立。ひとりひとり悪い人とかダメな人とは思わないが、首相の任をこなせる人物ではなかった。まして政治とカネで逆風が吹き荒れている中、総裁選で払拭できると甘く考えてしまった。今こそ党内をまとめ上げ、冷静に党改革と国民に向けた政治の強いメッセージを出す時だったのに、結局石破茂、高市早苗、小泉進次郎という国民に人気がある政治家を軸に総裁選が人気投票になってしまった。3人の人気で乗り切れると思ったことが間違いだったのではないか」。

 ★「派閥がなくなったことで党内の秩序が崩壊し、暗黙の序列や仁義が消え、中堅議員の強引さも目立つ。党内で春先の衆院東京15区、都知事選、総選挙で展開されたSNS旋風にも驚くばかりで、公職選挙法などに抵触しない出馬が相次いだが、党として合理的な苦言をいう立場すら失っていた。今後の自治体選挙が来夏の参院選や都議会選を前に自民党として見識を示せるのだろうか」。

 ★「政治とカネに関与している議員を副大臣、政務官に任命しなかったというパフォーマンスはともかく、すべての議員を並べても往時の自民党の人材には程遠い。パワーも弱った。人材育成ができず時の権力と寄り添うばかりだ。同じ人を重用するのも専門性のある議員が少ないためだろう。派閥があったときに何をやっていたのかと言われれば頭が痛いが、このままでは今後致命的な事態になるだろう。このままでは自民党は保守系政党、いや野党全体から人材を求めざるを得ない。結果、自民党から仕掛ける政界再編も視野に入れる必要があるのではないか」と訴える。この様子なら、政党が進歩していないという観点から政党助成金という形の見直しも始まるかもしれない。(K)※敬称略

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません4。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年11月22日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳・11.21】:裏金主導のベテランは生き残り 自民党執行部のけじめの定義とは

2024-11-28 07:40:10 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【政界地獄耳・11.21】:裏金主導のベテランは生き残り 自民党執行部のけじめの定義とは

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・11.21】:裏金主導のベテランは生き残り 自民党執行部のけじめの定義とは 

 ★自民党は先の総選挙で党から「党員資格停止」の処分を受けた者、1年間の「党の役職停止」の処分が継続していて、政治倫理審査会で説明していない者、半年間の「党の役職停止」の処分を受けその期間が終わった者、「戒告」の処分を受けた者、処分は受けていないものの不記載があり比例代表単独での立候補を辞退した者、公認されたものの比例代表への重複立候補が認められなかった者、そして離党して無所属の者と、処分に応じて多岐にわたる処分や判断があったが、結果、党や派閥で裏金の主導的な役割を果たしたベテランは生き残り、基盤の弱い若手が涙をのんだ。野党の次点バネが働いたといえる。

 ★ことに選挙中、自民党が言い張る党勢拡大費・2000万円の非公認議員への配布発覚で偽装非公認という言葉が生まれ、決定打となった。自民党が国民に対して示した中途半端なけじめなのか、救済措置なのか。有権者が勝たせた候補者はみそぎは終わったとみるべきか。どうも最近、選挙に勝てば全てがリセットされたり、水に流されるような風潮を政治側が醸し出すが、大きな間違いだ。また勝者は正義と同義語ではない。勝てば官軍という言葉は今の政治状況では必ずしもあてはまらない。ある政治学者は「我々はなぜ政治学を学ぶのか。権力を持った時に権力を使わないために政治学を学ぶのです」と解説する。その部分をSNSは解説してくれるだろうか。

 ★少数与党に転落した自民党は自らが処分を科した元自民党幹部4人、そのうちいわゆる安倍派5人衆の3人が会派入り。ほかに保守系無所属議員2人も会派入りさせた。選挙後も自民党から選挙違反などのニュースがいくつか飛び込んできている。「ルールを守る」という自民党だが、いまだ道半ばなのがよくわかる。けじめの定義を自民党執行部に丁寧に聞いてみたい。(K)※敬称略

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません4。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年11月21日  07:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①・11.28】:国会きょう召集 言論の府再生の一歩に

2024-11-28 04:03:30 | 【国会(衆議院・参議院・議運 ・両院予算委員会他・議員定数・「1票の格差」...

【社説①・11.28】:国会きょう召集 言論の府再生の一歩に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①・11.28】:国会きょう召集 言論の府再生の一歩に 

 石破茂政権にとって衆院選後、初の本格論戦となる臨時国会がきょう召集される。
 
 選挙結果の民意によって生まれた与野党伯仲の国会だ。熟議と協力の合意形成が何より重要となる。政府・与党は主張を貫くだけでなく、野党の意見を丁寧に聞き、修正も辞さない柔軟な姿勢を基本とすべきだ。
 最大の焦点は政治とカネの問題への対応である。自民党の裏金問題の実態解明はもちろん、30年来、先送りし続けてきた企業・団体献金の禁止に今度こそ決着を付けねばならない。
 自民1強時代は数の力による強引な手法で審議が形骸化し、国会は政府の追認機関とやゆされた。与野党は国民の目を意識し、今国会を「言論の府」再生の第一歩とする必要がある。
 与野党は一昨日、政治改革に関する協議を行った。立憲民主などの多くの野党が企業・団体献金の禁止を提案したが、自民党は慎重姿勢を崩していない。
 廃止の方向で一致した政策活動費についても、自民党は外交関連などを念頭に一部非公開の支出を残す考えを示している。
 政治改革は本来、国会の場で扱うべきテーマだ。何が問題でそれにどう対処すべきか、開かれた議場で、堂々と議論するのが筋である。
 与野党協議は自民党が呼び掛け、野党の意向で報道機関に公開されたが、意見の違いを国民に分かりやすく示し、後世に記録をしっかり残すことをもっと強く意識しなければならない。
 今国会のもう一つの大きな論点が、本年度一般会計補正予算案を裏付けとする経済対策だ。
 政府・与党は、国民民主党が主張する所得税の非課税枠「年収103万円の壁」の見直しを受け入れ、補正予算案に賛成してもらう狙いだ。
 しかし、自民、公明、国民民主の3党が密室で事前に全てを決めてしまい、国会に提案後の質疑が形ばかりとなるようでは従来問題視されてきた「与党の事前審査」と変わらない。
 今回野党第1党の立憲民主党は衆院予算委員長のポストを得て、経済対策の対案も出している。予算案の効果や必要性を拙速に走ることなく点検し、修正や組み替えも視野に入れて審議を進めるのが国会の役割だ。
 政府は第2次安倍政権以降、集団的自衛権の行使容認や防衛費の大幅増などの重要政策を国会に諮らず次々と決めてきた。
 国会が国権の最高機関である以上、外交・安全保障政策にも関与するのは当然である。政府の意思決定と国会のあり方についても見直す契機とすべきだ。
 
 元稿:北海道新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年11月28日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【社説②・11.28】:レバノン停戦 ガザ攻撃もやめる時だ

2024-11-28 04:03:20 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【社説②・11.28】:レバノン停戦 ガザ攻撃もやめる時だ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②・11.28】:レバノン停戦 ガザ攻撃もやめる時だ 

 イスラエルと隣国レバノン南部を拠点とする親イラン民兵組織ヒズボラが停戦に合意した。
 
 双方は昨年10月のパレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘を機に激しい攻撃の応酬を続けた。
 停戦は60日間でイスラエル軍がレバノン南部から、ヒズボラがレバノン南部のリタニ川以北に撤退する。レバノン軍と国連レバノン暫定軍(UNIFIL)が停戦を監視し、仲介した米仏も支援するとしている。
 ただ、イスラエルとヒズボラの敵対関係は続いている。イスラエルは合意直前までレバノンの首都ベイルートを空爆し、繁華街や住宅街も被害を受けた。
 まずは双方が合意を確実に履行することが欠かせない。
 懸念されるのはイスラエルがガザへの攻撃や、ハマスやヒズボラを支えるイランとの対立を激化させかねないことだ。
 中東の戦火を終息させるためにも、根幹にあるガザの停戦が必要である。国際社会は働きかけをさらに強めねばならない。
 攻撃の応酬が激化したのは今年9月、イスラエルのネタニヤフ首相がヒズボラからの攻撃で避難生活を強いられている住民の早期帰還を目指したためだ。
 ヒズボラの最高指導者を殺害し、ヒズボラの戦闘員が所有するポケットベルを爆発させたうえ、レバノン南部に地上侵攻した。戦果を上げた一方で、ガザとの二正面作戦は負担が大きいとして国内には不満もあった。
 他方、ヒズボラは幹部を次々と殺害され、兵器も破壊されて壊滅的な打撃を受けた。組織立て直しのためにも戦闘停止を求めたのだろう。レバノンの死者は民間人を含め4千人近く、避難民は120万人を超える。
 イスラエルとヒズボラ双方の自制が肝要だ。恒久的な停戦につなげてもらいたい。
 ネタニヤフ氏は、今後はハマスとの戦いに注力し、イランの脅威にも集中できるとした。
 イスラエルとイランは先月まで互いに本土への攻撃を繰り返したが、その後は自制を続けている。共に中東の軍事大国であり、全面衝突となれば地域全体を巻き込む恐れがある。
 イスラエルはこれ以上、戦闘を拡大させてはならない。
 ネタニヤフ氏が強気の姿勢を崩さないのは、バイデン米政権が軍事支援をやめないからだ。さらにトランプ次期大統領は親イスラエルが鮮明で、閣僚候補らは対イラン強硬派が目立つ。
 中東の緊張を激化させないため、国際社会はトランプ氏を巻き込んで地域の安定に取り組むことが不可欠である。
 
 元稿:北海道新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年11月28日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【HUNTER・11.26】:斎藤元彦陣営に浮上した公選法違反疑惑に揺れる兵庫県

2024-11-28 03:01:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【HUNTER・11.26】:斎藤元彦陣営に浮上した公選法違反疑惑に揺れる兵庫県

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・11.26】:斎藤元彦陣営に浮上した公選法違反疑惑に揺れる兵庫県 

 大荒れとなった兵庫県知事選を制して再選を果たした斎藤元彦知事だが、斎藤氏のパワハラやおねだりについて元県幹部が行った内部通報を検証する百条委員会は継続しており、25日にも証人尋問が行われた。そうした中、新たな「疑惑」が発覚。再び県政が混乱する事態となっている。

                 ◆   ◆   ◆

 「圧勝して、次は斎藤新党だと、次の一手をどうしようと言っている時にあんなブログを出すなんて」とうなだれるのは斎藤陣営のスタッフ。炎上しているのは、9月20日に《兵庫県知事選挙における戦略的広報:「#さいとう元知事がんばれ」を「#さいとう元彦知事がんばれ」に》として、配信プラットフォーム「note」に記された投稿だ。(以下、画像は削除されたものを含む)

 《前代未聞の歴史的な選挙が無事に終わった今、「SNS」という言葉が一人歩きしてしまっているので、斎藤陣営で広報全般を任せていただいていた立場として、まとめを残しておきたいと思います》と投稿の理由を説明しているのは、兵庫県西宮市に本社を置く「株式会社merchu」の代表取締役・折田楓氏。法人登記を確認すると、インターネットやWEBを使ったコンサルタントなどの会社だ。

 さらにnoteを見ていくと《とある日、株式会社merchuのオフィスに現れたのは、斎藤元彦さん。それが全ての始まりでした》《ご本人は私の提案を真剣に聞いてくださり、広報全般を任せていただくことになりました》と選挙戦の重要なツールとなったSNS展開を斎藤氏の依頼で折田氏が担当したと明かす。

 noteでは、選挙の盛り上がりで高揚感もあってか《当時、世の中は100%の反斎藤ムード》

 《斎藤さんへの世の中の見方を変えていく上で重要だったのが、ハッシュタグ「#さいとう元知事がんばれ」です》《「#さいとう元彦がんばれ」ではなく、あえて「知事」を入れることで、「さいとうさん=知事」という視覚的な印象づけを狙いました。さらに、「元彦」さんと「元知事」を掛け合わせて、「前知事がんばれ」ではなく「元知事がんばれ」としたのも、こだわったポイントです。ここは、ご本人も気に入っていました!》――折田氏の自慢げな書き込みが続く。

 そして、斎藤氏陣営のSNS展開について《私が監修者として、運用戦略立案、アカウントの立ち上げ、プロフィール作成、コンテンツ企画、文章フォーマット設計、情報選定、校正・推敲フローの確立、ファクトチェック体制の強化、プライバシーへの配慮などを責任を持って行い、信頼できる少数精鋭のチームで協力しながら運用していました》と中心的な役割を担ったことまで述べていた。

 ここで浮上するのが、公職選挙法との関係だ。選挙の公正性と候補者間の平等を担保するために、選挙運動期間中の活動には制限が設けられている。選挙中に掲示できる選挙用ポスターやビラ、インターネットを通じた情報発信も文書・図画の頒布に該当すると規定されているが、このうちのポスターやビラの印刷費に関しては、公職選挙法で選挙費用として認められている。ウグイス嬢などの労務に対しての報酬も上限さえ守れば支払える。しかし、インターネット、SNSに関する企画に関しては報酬を出すことができない。

 折田氏のnoteを見ていると、選挙前から選挙期間中まで、ずっとSNS展開を含む広報の監修者であったということが分かる。報酬についても《「広報」というお仕事の持つ底力、正しい情報を正しく発信し続けることの大変さや重要性について、少しでもご理解が深まるきっかけになれば幸いです》として「仕事」だと認めている。

 選挙戦最終日、神戸市の三宮駅前で斎藤氏が最後の演説を行った時だ。斎藤氏が街宣車の上でマイクを手にすると、折田氏が一緒にあがっていった。そこから、SNSでライブ中継を行っていたのだ。その模様は折田氏自身がnoteに掲載しており、選挙期間中の活動に対価を得、SNS展開をしていた可能性が否定できない。

 神戸学院大学の上脇博之教授は折田氏のnoteについて、こう指摘する。

 「私も読みました。折田氏とその会社は業者として選挙をやっています。また選対の中心的役割を果たしてもいたようです。主体的に動画の撮影や配信をして、XなどのSNSに投稿しており、選挙運動の立案も手掛けている。そこに報酬が支払われていると、公職選挙法からみれば斎藤氏は買収、折田氏は被買収と見ることもできる」

 再選を決めた斎藤氏は「公職選挙法に触れるようなことはしていない」とnoteの炎上を食い止めるべく、コメントを出した。さらに斎藤氏の弁護士は「ポスターなどに金銭の支払いはあった。SNSは依頼していない」と主張する。しかし、折田氏のnoteには実に細かくSNS展開の経緯が記されている。自ら、ライブ配信を手掛け「仕事」だと“自白”もしている。

 さらに折田氏はnoteで《【公式】さいとう元彦応援アカウントを立ち上げ、ご本人のSNSアカウントとは別に、応援したい人が集えるハブとして運用を開始しました》《全広報活動において、「先手」を意識》と書き込んだ。

 ここで折田氏の指すXのアカウントとは《【公式】さいとう元彦応援アカウント @saito_ouen》。最初のポストは10月7日午後4時19分となっている。兵庫県知事選挙の告示は10月31日。斎藤氏を当選させる目的で「事前運動」が行われたのではないかという疑いも浮上する。

 内部告発に始まり、いくつもの“大嵐”をくぐりぬけ、再び知事の座についた斎藤氏。しかし今回の公選法上の問題は、斎藤氏側がどう言い訳をしても分が悪いと言わざるを得ない。“疑惑の総合商社”となった斎藤氏の今後に注目だ。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【話題・選挙・兵庫県知事選・公選法に抵触疑義】  2024年11月26日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER・11.22】:兵庫県知事選挙で斎藤氏再選に導いた「SNS」の功罪

2024-11-28 03:01:20 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【HUNTER・11.22】:兵庫県知事選挙で斎藤氏再選に導いた「SNS」の功罪

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・11.22】:兵庫県知事選挙で斎藤氏再選に導いた「SNS」の功罪 

 11月17日投開票の兵庫県知事選で、県議会の不信任決議を受けて失職した斎藤元彦知事が、元尼崎市長の稲村和美氏、日本維新の会前参議院議員の清水貴之氏などを「午後8時当確」で下した。

 斎藤氏については、パワハラや不透明な県政運営を内部通報されたことで百条委員会が設置され、現在も審議中。選挙中盤までは稲村氏が優位とみられていたが、そこに思わぬ“援軍”が現れた。「SNS」である。

               ◆   ◆   ◆

 今年7月の東京都知事選で、石丸伸二前安芸高田市長が下馬評を覆して2位に躍進した。写真や動画をオープンにして、切り抜き動画や1枚の写真をつなぎ合わせるリールなどの情報を拡散してくれるデジタルボランティアを広く募った結果、現場にはチラシ配布や雑踏整備などを手伝う人が多く集まったという。ネット上には石丸氏を応援する動画などがあふれた。

 こうして既成政党を震撼させたSNS戦術は、兵庫県知事選挙でも恐ろしいまでの効果を発揮した。斎藤氏が街頭演説を行う場所には、日を追うごとに人が集まるようになり、最後となった西宮市のショッピングモール前の演説には、交差点や陸橋を1,000人以上の支援者が埋め尽くした。

 同氏が「グランドフィナーレ」と銘打ったマイク納めには、開始2時間以上も前から人が集まり始め、兵庫県警も出動。「反斎藤」を訴える反対派がプラカードを掲げて小競り合いになる中、多くの人がスマートフォンを斎藤氏に向ける。その写真、動画がSNSにアップされるとさらに拡散され、《#さいとうさん元知事頑張れ》《#躍動する兵庫》がさらに広がった。

 演説で斎藤氏は「テレビや新聞の情報が本当に正しいのか。それともSNSなのか。よくみてほしい」と訴えると、その部分の動画が切り抜かれ10分ほどで拡散される。一方、稲村氏のXのアカウントに「デマ」情報が書き込まれると、それが真実であるかのように受け取られた。気づいて「反論」するも、時すでに遅し。なす術なく敗戦を迎えた格好だ。どういう仕掛けかがなされたのか判然としないが、稲村陣営のXのアカウントは、一時「凍結」される始末だった。意図的原因があるなら極めて悪質。形を変えた選挙妨害だろう。

 石丸氏は都知事選で「石丸方式」を展開する際、ベースとなる動画や人手を、一定の資金を投じて集めるという手法を用いた。しかし、斎藤氏にはそういう仕掛けがなかったにもかかわらず、400人とされるデジタルボランティアのSNSへの投稿は活発で、最後は情勢調査で負けていた稲村氏を抜き去って110万票を超す大勝利。テレビや新聞、選挙公報、チラシ、はがきという選挙ツールが、スマートフォン、SNSに敗れるという歴史に残る選挙だった。

 だが、一方で「大きな溝」も生まれた。突然立候補したNHK党の立花孝志氏が、「私に投票せず斎藤氏に」と訴え連日ネット上に過激な活動の様子を投稿。斎藤氏は「立花氏とは面識もなく知らない」と困惑の表情だったが、当選後の会見でSNSについて聞かれると、「SNSでは厳しいことを書かれるので好きではなかった。しかし、実際に多くの人が集まってくれたことで、その力を実感した。皆さまにお礼を言いたい」とその“威力”に謝意を示した。“皆さま”の中に立花氏含まれていることは言うまでもない。

 19日、再選を果たした斎藤氏は兵庫県庁に登庁。表情は硬いままだった。県議会では百条委員会が現在も継続中で、25日には斎藤氏の証人尋問が予定されていたが、「公務多忙」を理由出席拒んでいる

 「職員との信頼を取り戻して、県政を前に進める」と初登庁で語った斎藤氏だが、県庁内は冷たい空気が流れる。「選挙で県民が斎藤氏を再度選んだことは認めます。ただ、一度パワハラなどで壊れてしまった信頼関係は元に戻らない。百条委員会ではパワハラを見聞きした職員も証言している。内部告発内容ほぼ正解であったこともわかっているし、告発した元県民局長は自殺に追い込まれた。原因作った斎藤さんと、本当に一緒にやっていけるのか……」

 百条委員会の“良心”と呼ばれ、鋭い質問で斎藤氏を追求していた竹内英明氏が18日、県議会に辞職願を提出し認められた。過去の県議会の動画をみればすぐわかることだが、するどい質問を斎藤氏や県幹部に浴びせていたのが竹内氏だ。竹内氏の同僚県議が、次のように打ち明ける。

 「知事選の告示からしばらくして、斎藤さんこそ正義で悪いのは県議会だなどとSNS上で批判が巻き起こりました。すると竹内さんだけではなく、家族にまで嫌がらせなどがあったと聞いています。恐怖から精神的にまいってしまったんでしょう。こんなやり方がまかり通るかと疑問です。だが、斎藤知事正義だなんてことはあり得ない内部告発文書にあった知事のパワハラやおねだりについては、百条委委員会でいくつもの証言が出ており、この問題に絡んで2人が亡くなっているのも事実じゃないですか。立花氏過激SNS投稿呼応した人たちが、竹内氏追い込んでいったという話もあります」

 斎藤氏インターネット放送内部告発について「すごく問題点本質をとらえておられるな、共感した」と絶賛した。しかし、立花氏が流したのは、亡くなった人女性問題など裏付けの取れていない伝聞ばかり。証拠出せと言われても難しいのではないだろうか。

 県会議員の議会における活動を取り上げ、事務所となっている自宅に押し掛けてインタホンを鳴らし、「これ以上脅して自死しても困る」とまで話すことが「選挙運動」であるはずがない。議会の場で意見が対立する相手を、暴力的な行為を以て畏怖させ、政治の舞台から引きずり下ろすようなマネが斎藤氏勝利要因の一つだというなら、それは議会制民主主義の否定だ。「分断」を招くことにつながるネット選挙では、よりよい社会は築けない。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【話題・選挙・兵庫県知事選・県議会の不信任決議を受けて失職した斎藤元彦知事】  2024年11月21日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER・08.28】:“どう見てもクロ” ― 斎藤兵庫県知事を待ち受ける百条委質疑

2024-11-28 03:01:10 | 【22年改正公益通報者保護法・組織内部の通報が困難な時、報道機関等外部へ通報可】

【HUNTER・08.28】:“どう見てもクロ” ― 斎藤兵庫県知事を待ち受ける百条委質疑

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・08.28】:“どう見てもクロ” ― 斎藤兵庫県知事を待ち受ける百条委質疑 

 兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどを内部告発され炎上している問題を巡り8月23日、兵庫県議会が設置した「文書問題特別委員会」(百条委員会)で、県職員に実施したアンケート調査の「中間報告」集計結果が公表された。辞職を否定している斎藤氏だが、どう見ても「クロ」だ。

                  ◆   ◆   ◆

 約4,500件の回答の中で「記名」で回答した人が333人おり、うち百条委員会への証言などで「協力する」とした人は231人にものぼった。

 アンケートの対象となったのは、亡くなった元西播磨県民局長が内部告発した7つの内容。その中には、斎藤知事のパワハラなどについて決定的なものが含まれていた。

・《「知事レクの際に気に入らないことがあると机を叩いて激怒する」関連 令和5年4月11日に知事レク(定例記者会見の項目説明)に陪席した際、レク開始早々に知事は「聞いてない」と発言、持っていたペンを机上に放り投げ、場の空気が凍り付きました》

・《神戸市内のフィールドパビリオン候補地(●●●)を視察した際、知事がエレベーターに乗ろうとすると目の前でエレベーターの扉が閉まり、乗り損ねたことに激怒して、エレベーター前にいた県職員に、施設の職員も見ている前で「お前はエレベーターのボタンも押せないのか」と大声で怒鳴りつけた》

 などと、実際に県職員が斎藤知事のパワハラに遭遇した模様が詳細に記されている。

 《目撃、経験等により実際に知っている人から聞いた》《人づてに聞いた》という項目では、

・《公用車で移動中予定時刻に遅れそうになると、公用車の運転員席を蹴ったり、タブレットを投げつけたりすると聞いた。(告発文が報道されて以降、控えているそうだ)》

・《知事が知らなかった行事(部長が対応)がテレビニュースで取り上げられているのを見て激怒したと聞いた。知事は自分がマスコミに取り上げられないと激怒》

・《(斎藤知事が知事室から)お帰りの際はエレベーターを待つ、途中階で止まると叱責されるため、秘書課総出で各フロアにてエレベーターが6階1階となる(知事以外が乗らない)よう奔走している》

・《公用車内で知事が激怒し、前方座席を蹴った》

・《「(俺は)知事やぞ」と言って怒っていたということを、実際にその場にいた人から聞いた》

 アンケート調査が公表された同じ日、百条委員会で証言した県職員は「斎藤知事が片山副知事に、文具を投げつけて怒った」と語ったことを竹内英明県議(ひょうご県民連合)が記者会見で明かした。別の自民党県議は次のように話す。
「パワハラが百条委員会で認められても、斎藤知事は絶対に辞めない。クビをとるには内部告発された2021年の県知事選で県職員に選挙を手伝わせたこと。阪神とオリックスの優勝パレードで県から金融機関に補助金増額をさせてクラウドファンディングに寄付を強要したこと。政治資金パーティーで県職員にパーティー券を売らせたことなどという、刑事事件になるものが立証されないと居座るはずだ」

 つまり、公職選挙法違反、地方公務員法違反、贈収賄、強要罪などが明確にならない限り、来年7月の兵庫県知事選までは続投するというのだ。

 アンケート調査では、公職選挙法違反について、

・《齋藤氏が姫路総合庁舎に選挙演説に来られるので7級以上の職員は参加するよう事前に話がありました。当時、私の上司であった●●●●●●も7級だったので、8時半から9時までの15分程度の時間ではありましたが、出席されました。選挙目前、2021年7月13~15日のいずれかだったと記憶しています》

・《選挙期間中最終日、齋藤知事の選挙カー付近で(県職員幹部と思われる)●●●●●がスーツを着て、齋藤陣営と懇意にしている様子を目撃した。写真も持っている》

・《斎藤候補が姫路総合庁舎に来た際、当時の●●●●●●●●●●●●(県職員とみられる)の指示で、動員がかかり、所長級の幹部が全員、出迎えた》

 と県職員を選挙のために動員していた生々しい経験談が記述されていた。

 また、優勝パレードの寄付のため、補助金をつけてキックバックされるという公金横領、業務上横領に問われかねない内部告発については、

・《優勝パレードへの寄付金が不足しているため、信用金庫等などの中小企業への補助金を増額して、その増額分を寄付してもらうという税金の環流が行われ、寄付金の目標額を達成》

・《パレードを担当した職員から逮捕者が出るときいています》

 と不正を語るものがあった。

 県職員が斎藤知事の政治資金パーティーのパーティー券を販売していたという件については、

・《昨年度に開催された政治資金パーティーに関しては、片山(当時)副知事が、令和4年3月、令和5年3月県の部長級局長級を退職したOB(齋藤知事就任後の退職者)のうち、各部2、3人ずつをピックアップし、各部の関係団体にパーティー券を斡旋するように指示したそうです。全10人強のOBがそれぞれの部の関係団体にパーティー券購入を依頼し、各団体を●●●●●●●●●につないだようです。前述のOBたちは、概ね62、3歳で、そのほとんどが、現在も、県の密接関連公社理事長等役員をしています。そのうち一人から聞きました》

・《政治資金パーティーへの参加を働きかけるよう幹部職員に指示した》

・《(県職員OBの一人が)片山副知事の指示もあり、斉藤元彦後援会の事務局を事実上任される立場にあった》

・《県の中小企業対策の中核を担う公的団体で、県内企業や金融機関に影響力を持つ●●●●●●の幹部が、組織的にパーティー券の斡旋を主導している》

・《片山副知事が発起人になって、知事の政治資金パーティーの案内をしているのは文書で見た》

 と斎藤知事 ― 片山副知事のラインで、県職員やOBがパーティー券の販売で動いていたという疑いが濃厚になってきた。

 選挙の手伝い、動員や優勝パレード、パーティー券については「密室」での指示命令系統とみられ、パワハラなどと違い、表面化しにくい。それでもアンケート調査では、複数の疑惑を示す回答があった。

 パワハラ目撃証言をはじめ、県職員のアンケートや証言はとても重い。これまで斎藤知事は「必要な指導」として認めなかったが、アンケート調査や百条委員会での証言から指導する資格がないことが証明された。辞任を完全否定し、「県職員との信頼を取り戻し、県政を前に進める」などと繰り返し語ってきた斎藤知事だが、県政は「大渋滞」だ。

 8月30日の百条委員会には、斎藤知事本人や側近の県職員が証言する予定となっている。「斎藤知事のせいで、百条委員会という厳しい場に県職員が呼ばれて苦しんでいる。斎藤知事が辞めれば、みんな本当のことを言えるのに」と、心ある県職員は嘆く。

 「刑事的な事件になりそうなものを側近の県職員が正直に答えるかどうかが注目だが、斎藤知事も圧力はきついと感じていることが23日の質疑でも感じる。斎藤知事の証人は1日では終わらない。複数回聞くことになるのではないか。百条委員会での虚偽証言は、刑事告発の対象になる。ここで斎藤知事を崩せれば、捜査機関も動かざるを得ない。自動的にXデーも迫ってくるはずだ」(前出・自民党の県議)

 8月30日が百条委員会の「天王山」になることは間違いない。斎藤知事が「ウソ八百」を語らないことを願うばかりだ。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【疑惑・地方自治体・兵庫県・前西播磨県民局長W氏が斎藤元彦知事のパワハラ、公職選挙法違反、贈収賄などの疑惑を内部告発した問題】  2024年08月28日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2024年11月26日 今日は?】:北米プロアイスホッケーリーグのNHLがカナダで結成

2024-11-28 00:00:40 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【2024年11月26日 今日は?】:北米プロアイスホッケーリーグのNHLがカナダで結成

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2024年11月26日 今日は?】:北米プロアイスホッケーリーグのNHLがカナダで結成

 ◆11月26日=今日はどんな日 

  いいふろの日

 ◆出来事

  ▼満鉄設立。日露戦争に勝った日本は満州支配の核として南満州鉄道を設立(1906)▼北米プロアイスホッケーリーグのNHLがカナダで結成。最初は4チームで現在は32(1917)▼田中角栄首相が辞意。72年に就任したが、金脈問題で窮地に陥り表明(1974)

南満洲鉄道株式会社
The South Manchuria Railway Co., Ltd.
社章
大連の南満洲鉄道本社

     南満洲鉄道を走る列車

 大連大広場。満鉄は沿線に近代的都市計画による都市建設を行なった

 ◆誕生日

  ▼市川右團次(63年=歌舞伎俳優)▼香寿たつき(65年=女優)▼大野智(80年=嵐)▼丸山隆平(83年=SUPER EIGHT)▼與真司郎(88年=AAA)▼黒木麗奈(00年=タレント)▼齋藤樹愛羅(04年==LOVE)

  元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2024年11月26日 00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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