《ミニ論点・12.21》:与党税制改正大綱 星野卓也氏/矢嶋康次氏
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《ミニ論点・12.21》:与党税制改正大綱 星野卓也氏/矢嶋康次氏
与党税制改正大綱をどう評価すべきか。専門家に聞いた。【聞き手・杉山雄飛】
◆煮え切らない内容に 星野卓也 第一生命経済研究所主席エコノミスト
「年収103万円の壁」の引き上げをめぐる議論は、年収の壁を意識した働き控えの改善に加え、家計向けの減税などさまざまな論点を併せ持っていた。与党が大綱で示した計20万円の引き上げ策はいずれの観点からも中途半端なものにとどまった。
年収の壁を意識して就業調整をする場合、「税を支払わない範囲内で働きたい」と考える人は一定数いるとみられる。与党大綱では所得税がかかり始める課税水準は20万円引き上げられたものの、住民税の引き上げ水準は半分の10万円にとどまっている、煮え切らない内容だ。
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元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【ミニ論点】 2024年12月21日 02:03:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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