【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」・04.12】:林真理子日大理事長の入学式祝辞 意地悪な人たちも返す言葉がないんじゃない?
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」・04.12】:林真理子日大理事長の入学式祝辞 意地悪な人たちも返す言葉がないんじゃない?
『我が日本大学は昨年、大きな不祥事を起こしました。日本大学を信じ、期待してご入学された皆さんには心から感謝しています』(林真理子・作家・日本大学理事長)
これは4月8日、日大入学式での新入生へ向けた林理事長の祝辞である。
やっぱり作家さんだわ。入学生がいわれたい言葉、うるさいマスコミたちを黙らせる言葉がわかってる。
不祥事についてもちゃんと言及し、その上、それを知った上で日大を選んだ子たちに対し、「心から感謝しています」だって。
意地悪な人たちも、返す言葉がないんじゃない? だいたい、マスコミを騒がせた数々の不祥事のほとんどは、林さんがまだ理事長じゃなかったときのものだしさ(アメフト覚せい剤事件があったけど)。
<picture></picture>
世耕弘成前参院幹事長は自分の問題に触れた方がよいのでは?(C)日刊ゲンダイ
■近畿大学理事長の世耕氏は…
これに対し、裏金事件で自民党から離党した、世耕弘成・前党参院幹事長・近畿大学理事長は、下手くそだ。
6日、近畿大学の入学式に出席し、祝辞としてこんなことを述べたらしい。
「変化の激しい社会で自分の立ち位置をしっかりと把握してもらい、立派な社会人として近畿大を巣立っていただきたい」
こうじゃない、こうじゃないのよ~。
まず、世間を騒がせている自分の問題に、軽く触れた方がえがった。政治資金収支報告書の不記載よ。
あたしだったらどういうかな~?
「変化の激しい社会、自分の立ち位置は大事です。しかし、時に人は流され、判断を間違うこともある。ええ、私にもありました」
から~の、
「成人したばかりで近畿大に入学されたみなさんも、間違いを認め一から出直そうと考えている61歳の私も、今、人生のスタートラインに立っております。お互いに立派な社会人とし、再会できることを切に願います」
で、「おめでとうございます」ってつけたらどう? しくじったくせに偉そうなとこが鼻について、ムカつくんじゃ。
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。
元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・連載・「室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」】 2024年04月12日 06:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます