《クローズアップ・12.10》:政権崩壊、あっけなく シリア政府軍、無抵抗 高橋和夫・放送大名誉教授の話
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《クローズアップ・12.10》:政権崩壊、あっけなく シリア政府軍、無抵抗 高橋和夫・放送大名誉教授の話
◆3本柱の支援失った 高橋和夫・放送大名誉教授(中東研究)
内戦が続いてきたシリア、また中東全体の情勢はどうなるのか。高橋和夫・放送大学名誉教授(中東研究)に聞いた。【聞き手・国本愛】
高橋和夫・放送大学名誉教授=真野森作撮影
これほど短期間でアサド政権が崩壊した要因は、政権を支えてきたイラン、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ、ロシアという3本柱の支援が失われたことにある。イランとヒズボラはイスラエルとの戦闘、ロシアはウクライナ戦争に直面し、それぞれ手いっぱいの状況だった。
そもそもアサド政権の支持基盤は、人口の約1割しかいない少数派のイスラム教アラウィ派であり、その体制は元から脆弱(ぜいじゃく)だった。
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元稿:毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【クローズアップ】 2024年12月10日 02:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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