路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

《犬が西向きゃ・01.06》:震災30年/戦後80年=高尾具成

2025-01-06 13:09:20 | 【災害・地震・津波・台風・竜巻・噴火・落雷・豪雪・大雪・暴風・土石流・気象状況】

《犬が西向きゃ・01.06》:震災30年/戦後80年=高尾具成

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《犬が西向きゃ・01.06》:震災30年/戦後80年=高尾具成

 阪神大震災のあった1995年は戦後半世紀の年だった。二つの災禍を経て残る数少ない被災物の一つに「神戸の壁」(高さ7・3メートル、幅13・5メートル、厚さ23センチ)がある。神戸市長田区若松町の公設市場に27年ごろに築かれた防火壁だ。第二次世界大戦末期の「神戸大空襲」(45年2月~8月の計5回)のうち、3月17日の空襲を受け、震災時も火災が広がった焼け跡に残った。

 
<picture><source srcset="https://cdn.mainichi.jp/vol1/2025/01/06/20250106dde012070043000p/9.webp?1" type="image/webp" />「神戸の壁」と三原泰治さん=兵庫県淡路市で、2019年1月9日、高尾具成撮影</picture>
「神戸の壁」と三原泰治さん=兵庫県淡路市で、2019年1月9日、高尾具成撮影

 現代芸術家の三原泰治さん=神戸市垂水区=は震災直後から「物質的語り部」として着目し、「神戸の壁」と呼んだ。市民団体・リメンバー神戸プロジェクトを発起し、触れることのできる現物保存の大切さを訴えた。だが「震災遺構」という言葉もなじみない頃だ。周辺住民や行政の理解を得るのに苦労した。所有者にお願いをし、壁そのものを残す許可は得たが、現地での保存はかなわなかった。その後、2000年に兵庫・淡路島の津名…、 

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