愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

無血クーデター的様相を見せてきた政局に真に対峙する国民的運動、ゼネストは起こるか!

2012-06-02 | 日記
芸人を利用した自民党の憲法改悪案に沿った生活保護制度の改悪は国民の憤懣を利用してテレビを使って連日報道されている。現行の生活保護制度の低下を心配する論調も若干出ているが、自民党の狙いと民主党政権の野合、その奥には財界の要求があるのだが、そうした視点での報道はなされていない。政党助成金や企業団体献金・パーティー券など、自民党をはじめとした既成政党はカネをふんだくっておいて、生活保護を攻撃する資格などあるはずはない。そこをもっと追及すべきだ。

だが、公務員バッシングと同じような様相だし、イラク戦争時の「自己責任」論の焼き直し、再襲来だな、今の局面は。生活保護受給者要望者を萎縮させ、餓死者が増えたらどうするのか!扇動者たちは責任は取れるのか!

本来は生活保護を徹底して保障しなければならないのに、それを怠ってきた憲法違反の政府にこそ、批判の目が向けられなければならないのに、そうした論調もない。そもそも国民的貧困の進行は、戦後の自民党政権と自公政権にある。自民党はそうした事実を覆い隠し、「野党」として政権を追及し、「決められない政治」感を利用して、自民党化した野田政権を脅している。

その際たるものが「小沢を切れ」「民自強調」論だ。全国紙に特徴的だ。二大政党政治を煽ってきたマスコミの敗北・破綻だが、そうした論調はいっさいなし。国民の不満を利用して、大政翼賛会政治か、既成政党批判を展開する橋下維新の会を応援している。真の国民的政権ができるのを何としても阻止したいのだ。これも無血クーデター的政局の典型といえる。

そういう点で、大飯原発再稼動における橋下市長の「容認」発言は、本質が顔をだしたという点で「喜ばしい」ところだが、これも無血クーデター的政局の典型だ。「暫定的」「首相の責任」と、言葉だけが躍って扇動するのは野田首相のお得意芸だが、そろそろ見抜くことが肝要だ。そういう点で、連日の節電キャンペーンも再稼動の呼び水として位置づける必要があるだろう。これでもって熱中症で命を落とす人が出てきたら、誰が責任を取るのか?昨年は誰も責任を取っていない!あまりに無責任だ。

勿論節電一般はとても必要なことだ。そもそも節電は、原発がなくても必要なことである。そのことを抜きに、節電節電を唱えるマスコミのやり方をみていると、原発の必要性と裏返しの節電論に等しい。マスコミが唱える節電のおかしさは、連日連夜の深夜放送はどうなんだ。新聞の一面・二面広告はどうなんだ、など、一方では国民に節電を説き、一方では無駄のオンパレードだ。内閣のクールビズ型の超クール?(名前は忘れた!)なんて、まさに「やらせ」の最たるものではないか?

消費税増税と社会保障の一体改悪、あの危険なシロモノを再稼動させないために何ができるか、だ。国民的ゼネストをどうやって起こすか!ヨーロッパを見習う必要があるのではないだろうか?


セツデンと鳴く虫飛び交ふあのムラに再び蠢くカネムシの声
これほどに貧しき人の屯せり街を歩けど示威も少なし