またまた大阪からトンデモナイニュースが飛び込んできました。大阪の政治と教育、経済はどうなっているんでしょうか?ま、それもこれも、府民が選択した政治家がやっていることですから、仕方ありません。民主主義ですから。しかし、それにしても、だからと言って、放置しておく訳にはいかないというのも、また事実です。そこで、考えてみました。
その前に、以下の記事をご覧ください。
君が代斉唱・日の丸礼拝で「愛国心」を、という詭弁が猪瀬都知事の口パク発言で浮き彫りに!不道徳に大喝!(2013-04-13 23:44:06 )
国歌「君が代」強制こそ、伝統文化の破壊・不道徳の極地、日米軍事同盟深化派の愛国心教育を断罪する!(2013-04-14 22:06:30)
面白いのは、日の丸・君が代を強制する人たちと、それを支持する人たち、共感まではいかないけれども、ま、仕方ないかな、と思っている人たち、公務員なのだから憲法違反とは思わない、当然のことと思っている人たち、君が代・日の丸の歴史を誤解乃至曲解している人たちが、今回の問題をどのように考えるか、です。そこで以下の記事をご覧ください。
君が代・日の丸強制を支持する人たちは、実は中華人民共和国の国旗国歌の「指導」「義務化」と日本で起きていることがm、ほぼ同じであることを知っていないか、知ってはいるが、ゴマカシテいるか、死なぬふりをしているかではないでしょうか。特に自由と民主主義の価値観の異なる中国というコピーを繰り返している安倍首相はどうなんでしょうか。大爆笑もんです。
こういうスリカエが幾重にも繰り返されながら、今日があるのですが、ツィッター時代にあっては、長い文章は読まないのでしょうか。短文・短絡が時代に合っているのでしょうか。不思議な現象ですが、これこそが、現代日本のイデオロギー状況を反映しているのでしょう。何としても解明していく必要があるように思います。
中国の愛国主義教育に関する諸規定 - [PDF]
(4)国歌の意味 正しく理解 : 教育ルネサンス : 教育 : YOMIURI ONLINE ...
では、この問題を伝えるマスコミの記事を検証してみたいと思います。ポイントは以下のとおりです。
1.中原教育長の言葉に注目です。ふざけんな!ですよね。
(1)「職務命令に従っただけ」って、順法精神の発揮を錦の御旗にしていますが、憲法違反の条例や法律を「是」とする思考停止脳ですね。これは。憲法尊重擁護義務違反の自覚なし!です。日本の最高法規である憲法の軽さが浮き彫りになりましたね。
(2)「口が動いているかどうかはどうでもいいこと。不斉唱の確認は、厳粛な式を妨げていないかどうかで判断するべきだとの趣旨から通知した」というのも、ホンネが出たという意味では、正直で宜しい!と褒めてやりましょう!しかし、アホですね。この教育長!「厳粛な式」にふさわしいとして日の丸・君が代を強制してきたのではないのではなかったか!「口が動いているかどうかはどうでもいいこと」って、これが「指導するものとする」ということの中身だったんですね。
(3)日の丸・君が代の意味や由来、歴史、果たしてきた役割などはどうでも良いことなのです。しかも、命令を出す自分の責任は不問・免罪です。こんな無責任は人間が校長をやり、出世し、教育長になる大阪府、日本なのです。日の丸・君が代は泣いているでしょうね。本来の意味など、無視されているのですから。これって不道徳の極みですよね。
2.次は松井府知事の発言です。これも無責任の極みです。井戸端会議のレベルの話で通用すると思っているのでしょうね。府民もバカにされたもんです。ここでも、日の丸・君が代の意味や由来・歴史、果たして来た役割の教育の話などは関係ないのです。あるのは、ただただ服従精神の発揮を強制することですね。どっかの国と同じではありませんか。
(1)「教育公務員として規則にのっとった行動を取るのは当然」って規則は個人の尊厳に違反しては成り立ちません。しかも、教育公務員のやるべきことは「教育する」ことではないんでしょうか?
(2)「そのチェックは教育委員会の役割であり、しっかりやってもらいたい」って、教育委員会の最大の仕事は現場の仕事をやりやすいものにするために、教育環境を整えることではなかったのか?こんなことが「役割」とは、呆れます。憲法と地方自治、教育の条理など、知ったことか、ですね。
(3)「起立斉唱を指導する立場の教員が、それをやらなかったら子どもたちが『そういうことが大人の社会で、ルールは破るためにある』と思ってしまう」って憲法違反のルールは変えていきましょう。不服従を教えることも立派な教育です。教育は、憲法違反の法や条例に従順になれと教えるべきではないということです。
(4)「こういう条例は、本当は無いほうがいいが、それだと指導してもやらない教員が出てしまうことが一番の問題だ」って、自分たちがつくったくせに、よく言いますね。他人事です。指導してもやらない教員がいることそのものが立派なことです。何故か、憲法違反に対しては抵抗すべきでしょう。これこそが「不断の努力」で維持発展させるべきことです。
3.次は、教育委員会の対応です。この組織は自分の頭を使って、独自に、創造的に、想像的に行動するという規範・常識がないのですね。奪われているのですね。右倣え思想の塊集団こそ、教育委員会と言えます。ヒタスラ間違いを犯さないために、「ほうれんそう」思想でやらせていくのです。この最大の被害者は、子どもですね。
(1)「起立斉唱しているかの判断基準」は「総合的に現認し、公務の信頼性を維持するため、十分な誠意ある態度をとっているかどうかで判断すべきだ」
(2)判断が困難な場合は、詳細を報告し、府教委に相談するよう指示している。
これでは「いじめ」がなくならない訳です。この組織に配属されている人間は、こうした体質について、疑問を持たないのでしょうか。全く不思議な組織と人間集団ですね。恐ろしくなってきました。子どもの教育を司る部署が、一番非教育的だったとは!こうした集団の下における現場はどうしたら良いのでしょうか。体罰事件が起こるのも当然ですね。
4.日の丸(国旗)礼拝・君が代(国歌)斉唱のネライはハッキリしました。国の象徴である旗や歌をとおして、国際社会に失礼のないようにとか、わが国の有り様を理解するとか、いろいろもっともらしい理由と口実をつけて、国民を納得させようとしていましたが、あるのは、命令に対して絶対服従と無責任を徹底するための口パク監視体制の強化づくりのために、日の丸と君が代を利用することでした。日の丸が泣いていることでしょうね。君が代が悔しがっていることでしょうね
5.それにしても、マスコミが、どのように評価しているかです。淡々を事実を伝えるだけで、公平観を装っているだけです。憲法違反であることを検証しているのはありません!ここに日本の特殊な状況があります。つづく
君が代斉唱 口元で確認求める通知 NHKニュース - 9月19日 12時23分
通知では、入学式や卒業式などの式典で教職員が君が代を起立斉唱するよう、校長などが職務命令を出すことを促しています。そのうえで、教頭や事務長が、これまでどおり起立していることを確認するのに加え、実際に斉唱しているかを口元を見て確認し、従わなかった教職員の名前を報告するよう求めています。大阪府では、おととし6月、公立学校の教職員に対し、式典での君が代の起立斉唱を義務づける全国で初めての条例が施行され、これに従わなかったとして、これまでに延べ81人の教職員が減給や戒告などの懲戒処分を受けています。大阪府教育委員会は「ことしの入学式で、起立したものの斉唱しなかった教員がいたことなどから、確認を徹底し、条例を守るよう促すことにした」と説明しています。これについて、大阪府の府立高校の教職員で作る組合の志摩毅執行委員長は「君が代の起立斉唱を義務づけることは思想の自由などを侵すもので、心の内面に近い斉唱しているかどうかを細かく確認することは人権侵害のおそれがある」として反発しています。大阪府の松井知事は記者団に対し、「教育公務員として規則にのっとった行動を取るのは当然だ。そのチェックは教育委員会の役割であり、しっかりやってもらいたい。起立斉唱を指導する立場の教員が、それをやらなかったら子どもたちが『そういうことが大人の社会で、ルールは破るためにある』と思ってしまう。こういう条例は、本当は無いほうがいいが、それだと指導してもやらない教員が出てしまうことが一番の問題だ」と述べました。(引用ここまで)
東京 君が代斉唱、口元監視を正式通知 大阪府教育委員会 ..2013年9月19日 02時00分
大阪府教育委員会が全府立学校に対し、教職員が入学式や卒業式で実際に国歌斉唱しているかを教頭ら管理職が目視して確認し、校長が府教委に報告するよう求める通知を出していたことが18日分かった。府立高校長時代に教職員の口の動きをチェックして議論を呼んだ中原徹教育長の意向を踏まえた。「口元監視」は当時、教育委員の一部が行き過ぎだと指摘する一方、中原氏は「起立斉唱の職務命令に従っただけだ」と反論していた。正式な通知としたことで議論が再燃する可能性もある。府教委によると、通知は今月4日付。教育振興室長名で府立高138校、支援学校31校の計169校に出された。(共同)(引用ここまで)
君が代斉唱、教職員を目視でチェック…大阪府教委 (2013年9月19日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20130919-OYT8T00896.htm
大阪府教委が、全府立校に対し、入学式や卒業式での国歌斉唱について、教職員が行っているかを目視で確認するよう求める通知を出していたことが分かった。通知は9月4日付。校長の職務として、「教頭や事務長が目視で確認し、実施状況を報告する」と指示。不斉唱かどうかの判断基準は「行為の一部だけを取り上げるのではなく、誠意ある姿勢・態度をとっているかどうか」としている。府教委幹部は、チェックの対象になる行為について、「明らかにうつむいていたり、司会者として参列者の方を向いているのに歌っていなかったり、式の進行を妨げる事態を想定している」と説明する。府教委の中原徹府教育長は、府立和泉高校長だった昨年、卒業式で、国歌斉唱時の教員の様子を口の動きで教頭に確認させ、「行き過ぎではないか」と議論を呼んだ。中原教育長は19日、読売新聞の取材に対し、「口が動いているかどうかはどうでもいいこと。不斉唱の確認は、厳粛な式を妨げていないかどうかで判断するべきだとの趣旨から通知した」と話した。(引用ここまで)
毎日 君が代斉唱:教職員の口元「確認を」 大阪府教委が通知 2013年09月19日 07時00分
http://mainichi.jp/select/news/20130919k0000m040116000c.html
大阪府教委が、入学式や卒業式で教職員が実際に君が代を起立斉唱しているか、管理職が目視で確認し、結果を報告するよう求める通知文を府立学校に出していたことが18日分かった。中原徹府教育長は府立高の校長時代、君が代斉唱時に教職員の口元の動きをチェックし、論議を呼んだ。今回も同様に口元を確認し、徹底を図る方針で、再び議論が起きる可能性がある。通知は9月4日付。全ての府立高校138校に出され、支援学校全31校にも出す方針。秋入学・秋卒業を取り入れている一部学校で、9月に開かれる卒業式に間に合わせた。通知文では、「公務に対する府民の信頼を維持する」ことを目的とし、入学式や卒業式での君が代斉唱の際の校長・准校長の職務として、「教職員の起立と斉唱をそれぞれ現認する。目視で教頭や事務長が行う」と明記。結果を文書で報告するよう求めた。起立斉唱しているかの判断基準は「総合的に現認し、公務の信頼性を維持するため、十分な誠意ある態度をとっているかどうかで判断すべきだ」とした。判断が困難な場合は、詳細を報告し、府教委に相談するよう指示している。大阪府は橋下徹知事時代の2011年6月、教職員に君が代の起立斉唱を義務付けた条例を制定。違反した場合は処分の対象とし、12年1月、府教委は各校長に起立斉唱を徹底させる通達を出した。同年3月、当時、府立和泉高(岸和田市)校長だった中原教育長が卒業式で、実際に教員が歌っているかどうか口の動きを教頭にチェックさせた。(引用ここまで)
朝日 「君が代斉唱、目視で確認」 大阪府教委、府立校に通知 2013年9月19日15時21分
http://www.asahi.com/politics/update/0919/OSK201309190011.html
「君が代条例」成立後の動き
入学式や卒業式の君が代斉唱の際に教職員が実際に歌ったかどうか、管理職が目視で確認するよう求める通知を、大阪府教委が府立学校に出していたことがわかった。4月に就任した中原徹・府教育長は、府立高校長時代に教職員の口元チェックを指示して議論を呼んでおり、目視での確認を改めて文書で通知し、徹底を図った形だ。 通知は9月4日付。秋入学・卒業を取り入れている府立3高校に出し、全138高校と31の支援学校にも同日の臨時校長会で資料として配布した。年度末の卒業式に向けて、改めて通知を出す方針。 通知では、入学式や卒業式での君が代斉唱の際、「教職員の起立と斉唱をそれぞれ現認する。目視により、教頭・事務長が行う」と明記。校長と准校長の職務として、結果を文書で府教委に報告するよう指示している。判断が難しい場合は、詳細に報告し、府教委に相談するよう求めた。府教委高等学校課は、「目視確認をするのは従来通り。形式的な口元チェックを指示したものではない」と説明。「口が動かなくても感極まって歌えなかったようなケースは配慮するとの趣旨だ」という。 府では、橋下徹知事時代の2011年6月、教職員に君が代の起立斉唱を義務づける条例を制定。違反した場合は処分の対象とし、昨年1月には校長や准校長にその趣旨を徹底するよう求める通達を出していた。 中原教育長は「口が動いているかや、声が出ているかといった細かいことはどうでもいい。公務員として誠意ある姿を見せるべきだという意味の通知」と説明した。(引用ここまで)
日経 君が代斉唱「目視確認を」、大阪府教委 各校に通知 2013/9/19 13:27
<form>http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG19023_Z10C13A9CC0000/
大阪府教育委員会が、入学式や卒業式で教職員が国歌を起立斉唱しているか、管理職が目視で確認するよう求める通知を府立学校に出していたことが19日、分かった。中原徹府教育長は府立高校長時代、国歌斉唱時に教職員の口元をチェックして論議を呼んだことがある。通知は4日付で、府立高138校と特別支援学校31校に配布した。 通知は、入学式や卒業式の国歌斉唱の際の校長・准校長の職務として「教職員の起立と斉唱をそれぞれ現認する。目視で教頭や事務長が行う」と明記。従来求めていた「起立していない人数や氏名」の報告に加え、歌っていない教職員の人数や氏名の報告も求めた。 大阪府の松井一郎府知事は19日午前、通知について記者団に「教育公務員として規則に従って行動するのは当然だ。行動しているかどうかチェックするのは教委の役割だ」と述べた。 大阪府は橋下徹大阪市長が知事時代の2011年6月、教職員に国歌の起立斉唱を義務付けた条例を制定している。(引用ここまで)
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