愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

自民党元総裁・衆議院議長・官房長官などを歴任した河野洋平氏が安倍式改憲を批判したのにメディアは安倍政権を忖度したのか、テレビはNHK以外は隠蔽!新聞は朝日と産経のみネットに掲載?!

2017-06-01 | テレビの劣化腐敗

テレビが改憲派の思想と論理・言葉=イデオロギーを繰り返し垂れ流す!

これがナチスの手口!

憲法改悪反対派の動きは「申し訳程度」に報道するだけ!

後は政治とは関係ない情報を垂れ流し「日本は自由社会」を装う!

予想していたことが現実となった象徴的事件!

自民党の重鎮の発言でさえも隠ぺいする日本の民主主義!

政権にとって都合の良い情報だけを国民に伝達する手段は

今や、日本は牙を口内に隠した

短刀を懐に隠した

事実上の独裁国家!

憲法を使って独裁指向を双葉のうちに摘み取らねば!

 

河野 洋平(こうの ようへい、1937年昭和12年〉1月15日 - )は、日本政治家https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E9%87%8E%E6%B4%8B%E5%B9%B3

議院議員(14期)、衆議院議長(第71・72代)、副総理村山内閣村山改造内閣)、外務大臣(第122127128129130代)、内閣官房長官第55代)、科学技術庁長官第39代)、自由民主党総裁(第16代)、新自由クラブ代表(第1・3代)を歴任。2003年平成15年)から2009年(平成21年)まで日本憲政史上最長の期間にわたって衆議院議長を務めた。副総理国務大臣東京オリンピック担当)、農林水産大臣等を務めた党人派の実力者だった元衆議院議員の河野一郎は父。元参議院議長河野謙三は叔父。衆議院議員の河野太郎は長男。従軍慰安婦について述べたいわゆる「河野談話」を発表したことで知られる

 NHK 河野元衆院議長 憲法改正 全く同意できず  5月31日 16時45分

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20170531/k10011001611000.html?utm_int=all_side_ranking-social_002

河野元衆議院議長は、東京都内で講演し、安倍総理大臣が憲法を改正して2020年の施行を目指す意向を示したことについて、「現実を憲法に合わせる努力をするのが先だ」と述べ、憲法改正には反対だという考えを示しました。この中で、河野元衆議院議長は、安倍総理大臣が憲法を改正して2020年の施行を目指す意向を示したことについて、「憲法を現実に合わせて変えていくのではなく、現実を憲法に合わせる努力をするのが先だ。憲法改正には全く同意できない」と述べ、憲法改正には反対だという考えを示しました。また、河野氏は安倍総理大臣が憲法9条を改正して、自衛隊の存在の明記を目指す考えを示していることについても、「理解のしようがない。9条は触るべきではなく、このままでいい。自衛隊を軍隊と言うべきとか、憲法に書き込むべきだという意見があるが間違っている」と述べました。そして河野氏は「現行憲法を『借り物だ』と非難するのではなく、その憲法で70年も平和な日本を作り上げてきた。日本人はそしゃくして使っており、現行憲法は大事にすべきものだ」と述べました。(引用ここまで

時事通信 9条改正に反対=河野元議長 2017/05/31-19:13

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017053101122&g=pol

河野洋平元衆院議長は31日、東京都内で講演し、首相が憲法改正で自衛隊の根拠を9条に明記する案を提起したことについて、「9条は触るべきではない。国民も納得しているからこのままでいい」と反対する考えを表明した。また、「現実を憲法に合わせる努力をするのが先だ。安倍政権の下で憲法問題をやるなんてあり得ない」と語り、性急な改憲発議にも反対姿勢を示した。(引用ここまで

朝日 「9条さわるべきでない」 河野元衆院議長、改憲論を批判 (2017/6/1)

河野氏、安倍首相を批判「憲法9条はさわるべきでない」

朝日 自民が一貫して改憲政党というのは誤り」河野氏が講演 (2017/5/31)

 「安倍という不思議な政権」

河野洋平元衆院議長が首相を呼び捨て猛批判 

外交も「中国の嫌がることばかり」「9条は触るべきでない」 講演詳報

産経 2017.5.31 19:41

http://www.sankei.com/politics/news/170531/plt1705310039-n1.html

かつて自民党総裁を務めた河野洋平元衆院議長が31日、都内で講演し、安倍晋三首相(党総裁)が9条への自衛隊の存在明記などの憲法改正に意欲を示したことに関し、「安倍という不思議な政権」と呼び捨てにし、「理解のしようもない」と首相を猛批判した。「自民党は改憲党ではない」とも強調し、若手のころに憲法問題を政策綱領から外そうと画策して受け入れられずに離党したとの経緯も赤裸々に語った。日中関係についても、「対中包囲網」の構築を図る安倍政権を「中国の嫌がることばかりやっている」と批判した。河野氏の発言の詳報は次の通り。

【日中関係】

「4月に北京に行った。今年は日中国交正常化45周年。年が明けると、中国の機嫌が悪くなった。どうしてか。台湾問題だ。正月早々から、(日本の対台湾窓口機関である)日本と台湾の『交流協会』を、『日本台湾交流協会』と名称変更した。これに中国側が神経質に触った。今さら日本台湾交流会とつけたのかと。いたく気に入らないと。それが不機嫌の元だった。すると今度はどういうわけか、総務副大臣が台湾の公式行事に参加すると。国交正常化から四十数年の間、やってはいけないことの一つだ。日本と台湾は経済的な交流はある。民間の交流もどんどんやってください。しかし政治的に動くと、それは台湾の独立運動を日本政府が支持することになりかねないので、政治的交流は遠慮してもらいたいという気持ちがある。中国側には」

「政権の中にある人間が台湾に行くことは慎んできた。それがどういうわけか、今年になって副大臣の肩書を持つ人が公式行事に参加することになった。四十数年間守られてきた、理解し、尊重するという約束ごとについて、壊れてしまったということを中国側は言っている。それで不機嫌になった」

「(来日中の中国外交担当トップの)楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)さんは谷内(正太郎国家安全保障局長)さんとハイレベル協議し、新聞なんか見ると、7月に首脳会談だと。でも7月にG20(20カ国・地域首脳会議)があって、そこで会おうという話を一生懸命しているだけだ。それを首脳会談というのかと思う。国際会議のついでに、というか折りに、首脳が別室でちょっと話すと言っても、せいぜい30分か1時間話をするだけで。そうではなくて、首脳会談はどちらかの首脳がどちらかの国を訪ねて、きちんとそのために話し合うという首脳会談をセットしなければ、首脳会談ができた(とはいわない)。これで3回目といっても、そんなものは3回目にならない」

「やはりきちっと相手の国に行き、そのために会談する。本当にきちっとした首脳会談の下準備をしないと。G20でできる、その次は日中韓首脳会議のとき。それをいくらやっても本格的な信頼関係にならないと思う。もっと腰を据えてやらないとダメだ。しかも外相会談では、日本外相から北朝鮮問題があるから、日中が連携してしっかりやろうと提案して、中国からしてみれば、やれやれと。前のサミットでは日本が音頭を取って南シナ海問題でさんざん中国を非難しておいて、今度は一緒になってやろうね、と言われても。そんなに喜んで、そうしよう、そうしようという感じにはなってないと思う。この辺をどう考えてやるのか。もう少ししっかりやらないとダメというのが私の経験談だ」

「先週開かれたG7(先進国首脳会議)で世界の安定、平和について議論があっただろうか。テロについて議論はしたんだろうが、しかしこれも結局、安心できるような解決策が見つかったわけではない。G7が考える世界の将来像みたいなのが示されたか。それもない。ただただ、あそこにあったのは、G7の中で溝ができた、違う考えが露呈されたに過ぎない」

「日本外交は、どうもやっていることは中国包囲網づくりだ。何かというと中国包囲網を視野に入れて、どこに行きました、とか。じゃあそれは本当にできているのか。なかなかそう簡単ではない。そんなことより、もっと別の方法があるんじゃないか。例えば中国のAIIB(アジアインフラ投資銀行)に対する姿勢はどうか。あるいは一帯一路に対する姿勢は。いずれも躊躇(ちゅうちよ)、逡巡(しゅんじゅん)しているだけだ。何かというとアメリカも入らないと言うだけ。そんなことで良いんだろうかと思う。どうも日本外交は中国の嫌がることばかりやっている。中国がやってほしいこと、AIIBにも参加してほしいと思っていたかもしれない。いまや分からないが。少なくともスタート時点では日本も参加してほしいと思っていたかもしれない。一帯一路にしても、これにより中央アジアへのアクセスができることは悪いことではないじゃないか。躊躇している。へっぴり腰だ。二階(俊博自民党幹事長)さんが行ったのは良かったが、それだって日本が考えて研究して参加したんじゃない」

「一方では、南沙諸島、南シナ海問題で、例えばサミットで日本が音頭を取って中国を非難する。あるいは国際会議で日本は必ず取り上げて非難する。もちろん問題は中国に非がある。国際法にかんがみても判断が出ているから。そう思うが、具体的な国際政治の中では当事者間で話し合い、当事者間で解決の方法を見つけようという合意があるなら、いや、日本だって当事者だと、そうかもしれないが。少なくともフィリピンなどとはちょっと違う。そこまで出て行ってやる。正義感から言わざるを得ないのはそうかもしれないが、一方で北朝鮮問題では中国の力を借りたいんだと」

「私は外交問題で何かこれをやろうと思ったら、そこにもっと重点を置いて集中して力を集めることが大事だ。多少、こちらを後回しをしてでも、この問題解決のために当たるということがどうしてできないんだろう。そんなことで問題が解決できるとは思えない。日本外交は一体どうなっているんだろうと。日本外交頑張れと言いたい。国民はテレビを見れば、北朝鮮のミサイルを見る。一方で、巨大な航空母艦が進んでいく。つまり、軍事的な問題は威嚇だから見せる。でも外交は見えない。だからどうしても国民は軍事的な動きに気を取られる」

「だけど、結局にらみ合って、にらみ合って、最後のギリギリのところまでにらみ合って解決するのは外交だ。最後は。そうでなきゃ困る。ドカンとやって解決する。そんなのでは相当、大きな被害を受けることになる。政治がそんなことであってはいけない。となれば、ギリギリのところまでいって、最後は外交が片付けるんです。外交なんだ。実は大事なことは」

「そして最後に外交が片付けるために、最後の出番のために、外交は見えないところで頑張って、最後の一瞬のためにみんなが作業をしているんじゃなきゃ困る。しかし、外交は見えないが、やってもらわなきゃ困る。本当にやっているかだ。問題は。テレビには映らないから私も多少、外交の端くれにいた人間として、いろいろ聞いてみる、臭いをかいでみる、目をこらしてみるが、外交は最後の一瞬のためにいま準備している、信頼を積み上げるための作業をしているか、日本が言うんだからしようがないなと言わせるだけの貸しをつくり、貸しというか信頼を積み上げ、日本が言うんだから信頼しようと言ってもらえる信頼づくりをやっているか。日本の国がやっているか。やってないと困る」

「しかし、どうもそう見えない。サミットでのいろいろな日本の発言を見ると、どうも日本外交はお手伝いしているにすぎないんじゃないか。そうだとすれば残念だ。アジアの力というものをもっと大事にする。そしてアジアの力が世界とって重要な存在だと自覚する必要がある」

【憲法改正】

「憲法問題は私もいろんな思いがあって、まず9条についての前に。私は昭和42年に初めて議員になった。2期目か3期目かに自民党が立党20周年を迎えるに当たり、党の政策綱領を見直すということになった。当時は三木武夫内閣、松野頼三政調会長、中曽根康弘幹事長だった。松野氏に呼ばれ、たたき台を作る小委員会の委員長をやれと言われてびっくりした。まだ当選2回か3回目の議員に政策綱領を見直す小委員長なんて、なんかの間違いじゃないかと思った。でも、できるだけ委員の人選をしろと。オレが見てやると。とにかく急いでやれと。私はできないと言ったが、そんなこと言っている場合じゃないと。私はじゃあやりますと返事し、腹の中は、やるからには憲法問題、いくつかやりたいことを書き込んでやろうと思った」

「まず憲法について、自民党という政党は、安倍さんは一貫して改憲を主張し、目指している政党だという。新聞にもやや勘違いがあるんじゃないかと思うが、自民党は改憲の党だと書いているところがあるが、これは間違いだと私は思う。

というのは、自由民主党という政党は、自由党と民主党が合併してできた党だ。自由党は吉田(茂)さんがリーダーで、いわば護憲政党だ。民主党は鳩山(一郎)さんがリーダーで、改憲を主張する人が多く集まっていた。改憲を主張する人が多い民主党と、護憲を主張する人が多い、しかも長い間政権をとってきた吉田さんたちの勢力が一緒になり、改憲党になるはずがないじゃないか。護憲党と改憲党が一緒になって。改憲党になるとは到底思えない。それは大体、足して2で割りますよ。だからやったって2分の1の改憲か、2分の1の護憲かと私は思う。それが合併してできた自民党は一貫して改憲を主張する政党だなんて明らかにスタートは間違っている。認識が」

「おそらく、保守合同を熱心にやって三木武吉さんは憲法についてはほとんどコメントがない。保守が一方になって、きちっとした日本を作っていかないといけないと言っているんで、改憲のために保守合同をやったとは私は思えない。自民党ができたときに5つの文書があって、立党の精神とか文書があり、そのうちの3つの文書の中には改憲なんて1カ所もない。後の2つの文書の最後に、憲法問題について記されている。これは自主憲法の制定ですか。自主的改正でしたか。ということが書いてあるのは、文書の一番最後に書いてあるだけだ」

「私は、小委員長を務めたとき、憲法問題を書く必要はないと。憲法問題は切っちゃおう、取っちゃおうと当初思っていたくらいだ。そんなことはできなかったが。もう一つは自民党の政策綱領に非核三原則をきちんと書いてやろうとも思った。そんな野心的なこともちらっと考えたものだから、小委員長を受けた。それは私の大間違いで、政治人生がそこで狂っちゃった。ちらっと書いたばかりに、自民党から猛烈な非難を受けた。お前は自民党にいるべき人物じゃない、とまで言われた。私はこの党には私の座る席はないと自民党を離党したくらいだが、まあ引き金はロッキード事件だが、その下地はそういう憲法問題があったくらい、憲法には関わってきた」

「その時にも憲法問題はとても書かないどころか、一番最初に書けと言われて、粘っていたが、結局書けということになり、自主憲法制定を目指してうんぬんと最後は書かされるが、それでもなんとかならんかなと思い、私が総裁になったときに、自民党が野に下っているときに一時期なるが、総裁の時にやった仕事の一つは、政策綱領を変えて、国民とともに議論をしようというふうに変えて、改正という言葉を使わない、消したのが仕事の一つだった。後藤田正晴さんのリードでやった」

「そんな歴史があり、最近の9条問題について、安倍さんの突如としてああいうことを仰る言い方には私は全く驚いている。理解のしようもないというのが私の気持ちだ。いろいろと議論やご批判もあるだろうが、私の個人的な主張を言えば、9条は触るべきでない。このままでも国民の皆さんは納得しているんだからこのままでよいと私は思う。人によっては、自衛隊を、軍隊と言うべき自衛隊の存在がある以上、書くべきだと仰る方もあるが、私はそれは間違っている。つまり、憲法はいつでも現実に合わせて変えていくんじゃなくて、現実を憲法に合わせる努力をまずしてみるというのが先じゃないのか」

「いや、もちろん世界情勢の変化とかいろいろあるから、そんなこと言ってたら日本を潰すよと仰るかもしれない。しかし、何でも憲法が事実自体がこうなんだから憲法をこう変えましょうと。実情がこうだから憲法をこう変えましょう。憲法が現実を追いかけて歩いているなんてのは、憲法にはひとかけらの理想がないのかと私は言いたくなる。やはり憲法というのは一つの理想が込められてなきゃならんと思っているもんですから、私はこの憲法問題については全く合意できない」

「しかも、安倍政権のもと、憲法問題をやるなんてことは、あり得ないことだと思っている。これはおそらく最近の日本の政治の中で、最も方向のこれまでと違う方向を指している政治の中で憲法を変えるのは、こんな方向で日本が歴代内閣がやってきた方向じゃない。それを安倍という不思議な政権ができて、その人が指さす方向に憲法を変えていくなんて、私は到底納得できないし、仮に国民投票に付されれば、全く認められるものではないと思っている。そんなことをやるくらいなら、それに費やす政治的エネルギーはほかにもっと使わなきゃならんことはたくさんあるだろうと思う。これについては合意できない」

「自民党の中で小委員長をやって憲法問題をやや軽視したような文書を書いたと大変怒られたが、その時に自民党のベテラン議員の中には、オレがあの憲法をマッカーサーから預かってきたんだと。オレがやったんだ、怒られたり、憲法をつくるまでにどれくらい関わり合っていたかとか、嫌というほど聞かされている。それはよく分かるが、最終的に日本の議会で議論し、修正すべきところを修正して作ったものじゃないから、それを、ただただ借り物だと言って憲法を非難するのではなく、憲法を70年近く持って平和な国を作りあげてきたという国民の理解、合意をやはり考える必要があると思う。憲法を日本人が本当に日本人としてこなしきっているというか、完全に咀嚼(そしゃく)して使っていると私は見ていて、いろいろ意見は分かるが、依然として私は現行憲法は良いものだ、大事にすべきものだという私の気持ちに変わりはない」

産経 河野洋平元衆院議長「現行憲法に不自由はない」 改正に否定的見解 2016.10.4 23:04

http://www.sankei.com/politics/news/161004/plt1610040059-n1.html

河野洋平元衆院議長(元自民党総裁)は4日のBSフジ番組で、安倍晋三首相が目指す憲法改正について「現行憲法で何か不自由があるか。国民が不自由だという圧力が強いならばやればいいが、不自由はないように思う」と否定的な見解を示した。同時に「自分の名前を(歴史に)残したいとか、そんなことで政治的な労力を使ってはいけない。改憲が最優先議題とは思わない」と牽制(けんせい)した。9条に自衛隊の存在を位置づける改憲についても「9条はいかりの役割。自衛隊の実態に合わせて9条を改正すれば実態はさらに進む」と指摘した。昨年12月の慰安婦問題に関する日韓合意をめぐり、韓国の元慰安婦支援財団が首相による謝罪の手紙を求めていることに関し、首相は「毛頭考えていない」と応じない意向を示しているが、河野氏は「もっと寄り添った言い方があった。人間性の問題」と批判した。(引用ここまで

日刊ゲンダイ 河野元議長 9条改正で安倍首相批判「改憲納得できない」 2017年6月1日

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/206544

河野洋平元衆院議長は31日、東京都内で講演し、安倍晋三首相が憲法改正で自衛隊の根拠を9条に明記する案を提起したことについて、「9条は触るべきではない。国民も納得しているからこのままでいい。自衛隊の存在がある以上、(憲法に)書くべきだという人もいるが、それは間違っている」と反対する考えを表明した。また、「憲法は現実に合わせて変えるのでなく、現実を憲法に合わせる努力をするのが先だ。憲法には国家の理念が込められていなければならない」と語り、性急な改憲発議にも反対姿勢を示した。さらに「安倍という不思議な政権ができ、その人が指さす方向に憲法を変えていくなんて納得できない」と、安倍を名指しで批判した。(引用ここまで

【古き良き自民党】河野洋平氏(元自民党総裁)が安倍総理を痛烈批判!

 「安倍という不思議な政権」「中国の嫌がることばかり」「9条は触るべきでない」

 http://健康法.jp/archives/30613  2017/06/01 

コメント
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安倍首相の動静を分岐したNHKに小アッパレ!だがしかし、夜な夜な会食している人間たちの類型化と個々の取材が全くなし!夜な夜な会食の中身も費用も明らかではない!

2017-06-01 | 安倍語録

つづき

引き続き安倍首相の一挙手一投足を追いながら、その核心に迫る努力を続けていきたい

大変宜しい!

良い心がけだ!

だがしかし

国民の知りたいところをきちんと伝達すべきだ!

情報伝達のテレビ・新聞関係者・企業関係者との夜な夜な会食会だ!

NHKのニュース報道の文書=言葉は官邸の指示かどうか、きっちり検証公開すべき!

さもなければ

戦前の大本営発表と同じだと判断せざるを得ないぞ!

現段階では

安倍晋三政権宣伝部と評価しておこう!

内閣改造

ニュース画像

去年7月の参議院選挙で勝利した安倍首相は、およそ3週間後の8月3日、内閣改造に踏み切り、第3次安倍第2次改造内閣が発足しました。内閣改造が行われた8月3日までの1か月間の安倍首相の動静を見ながら、人事の舞台裏を探ります。私たちは総理番として取材を始めるまで、総理大臣は、閣僚や与党の幹部、それに派閥の領袖(りょうしゅう)といった人たちと夜な夜な料亭に集まり、膝をつき合わせながら人事を決めているのだと想像していました。実際、安倍首相はどうだったのでしょうか。

面会回数

 氏名面会回数累積時間
1 北村内閣情報官 19 9:41
2 石原経済再生担当大臣 12 2:09
3 谷内国家安全保障局長 9 3:37
4 茂木自民党選挙対策委員長 7 3:34
5 杉山外務省事務次官 6 3:05
5 麻生副総理兼財務大臣 6 1:41
7 秋葉外務審議官 5 3:11
7 岸田外務大臣 5 1:55
9 菅官房長官 4 4:24
9 林外務省欧州局長 4 3:11
9 谷垣自民党幹事長 4 2:06
9 佐藤財務省事務次官 4 1:34
9 福田財務省主計局長 4 1:34
9 羽深内閣府審議官 4 1:24
9 西川内閣府事務次官 4 1:24
9 衛藤総理大臣補佐官 4 1:15
17 金杉外務省アジア大洋州局長 3 1:24
17 山口公明党代表 3 1:08
17 前田防衛省防衛政策局長 3 1:06
17 伊達自民党参議院幹事長 3 0:59
17 下村自民党総裁特別補佐 3 0:49
17 新原内閣府政策統括官 3 0:48
17 河野防衛省統合幕僚長 3 0:37

累積面会時間

 氏名累積時間面会回数
1 北村内閣情報官 9:41 19
2 菅官房長官 4:24 4
3 谷内国家安全保障局長 3:37 9
4 茂木自民党選挙対策委員長 3:34 7
5 世耕官房副長官 3:28 2
6 秋葉外務審議官 3:11 5
6 荒井元参議院議員 3:11 2
6 林外務省欧州局長 3:11 4
9 橋下前おおさか維新の会代表 3:08 1
9 松井おおさか維新の会代表 3:08 1
9 馬場おおさか維新の会幹事長 3:08 1
12 杉山外務省事務次官 3:05 6
13 橋本日本IBM副会長 2:37 1
13 菰田三井不動産社長 2:37 1
13 常陰三井住友信託銀行社長 2:37 1
13 清家慶応義塾塾長 2:37 1
13 盛田敷島製パン社長 2:37 1
13 大橋小松製作所社長 2:37 1
13 大林大林組会長 2:37 1
20 石原経済再生担当大臣 2:09 12
20 増岡鉄鋼ビルディング専務 2:09 1
20 松崎森永商事社長 2:09 1

安倍首相との面会回数の1位は北村内閣情報官で19回、2位は石原経済再生担当大臣で12回、3位は谷内国家安全保障局長で9回となっています。累積の面会時間の1位は北村内閣情報官で9時間41分、2位は菅官房長官で4時間24分、3位は谷内国家安全保障局長で3時間37分となっています。
私たちが抱いていた想像とは異なり、1か月の間に自民党の谷垣幹事長や公明党の山口代表と面会したのは、首相動静メモでは、それぞれ数回でした。安倍首相の夜の会食相手も、財界関係者や知人などが多く、派閥の領袖らと酒を酌み交わすといった様子は見られませんでした
安倍首相は、いったい誰と人事の構想を進めていたのか。
ヒントとなるのが、ある側近が、山梨県にある安倍首相の別荘に行く前に語った、「週末は別荘で作戦会議だ」という言葉です。安倍首相は、夏休みや大型連休などには別荘に滞在し英気を養います。別荘では、政府高官や友人らを招いたり、ゴルフを楽しんだりというのが定番の過ごし方です。
7月10日の参院選が終わると、安倍首相は、17日から24日までの8日間、別荘で過ごしました。この期間の動静で注目されるのは、2回にわたり別荘を訪れた北村内閣情報官です。北村情報官は警察庁出身の官僚で、第1次安倍内閣では総理秘書官を務めた安倍首相の側近中の側近です。内閣情報官のもとには、国内外のさまざまな情報が集まります。そして、取材では、同じく第1次安倍内閣以来の側近の長谷川総理大臣補佐官や、政務担当の今井総理大臣秘書官も安倍総理に同行していました。安倍首相が、別荘滞在中に、側近たちと人事の方向性などを練っていた可能性もありそうです。

チーム安倍

ことし1月18日、東京・四谷のフランス料理店に安倍首相、北村内閣情報官、財務省の田中前財務次官、外務省の林欧州局長らが集まりました。これらのメンバーは、第1次安倍内閣時代の総理大臣秘書官です。過去の安倍首相の動静を見ても、年に数回、定期的にこのメンバーでの会食があり、安倍首相が、みずからを支え続けている側近たちを大切にしていることが伺えます。それは、今回分析した動静の中にも見ることができます。

<分析対象期間中の面会回数順位>。
北村内閣情報官 1位3回 4位1回 (第1次安倍内閣時秘書官)。
谷内国家安全保障局長 2位1回 3位1回 5位1回 9位1回 (第1次安倍内閣時外務省事務次官)。
田中財務次官 6位1回 12位1回 (第1次安倍内閣時秘書官)。
林外務省欧州局長 9位1回 17位1回 (第1次安倍内閣時秘書官)。

ニュース画像

北村内閣情報官は、今回分析した4つの期間のうち、3つの期間で面会回数が1位となっていて、「総理の清涼剤のような存在なのではないか」と話す政府関係者もいるほどです。
また第1次安倍内閣で外務事務次官として安倍首相を支えた谷内国家安全保障局長も4回ともトップ10に入っています。ある政府高官は、「安倍総理はとても思いやりがある人で、官僚としては、一度仕えるとその後もずっとなんとかして差し上げたい気持ちになる人柄だ」と話しています。この「チーム安倍」の結束の強さが、長期政権を支える原動力になっているという指摘もあります。

増税再延期のここ一番 政治家との協議

最後に、安倍首相が、消費税率の10%への引き上げを2019年10月まで再延期する考えを表明した、去年6月1日までの1か月間の動静を見てみます。

面会回数ランキング

 氏名回数累積時間
1 長嶺外務省外務審議官 22 12:14
2 秋葉外務省総合外交政策局長 15 7:11
3 斎木外務省事務次官 13 6:42
4 杉山外務審議官 12 6:50
4 麻生副総理兼財務大臣 12 9:44
4 北村内閣情報官 12 5:19
7 石兼外務省アジア大洋州局長 8 4:10
8 石原経済再生担当大臣 7 2:06
9 上村外務省中東アフリカ局長 6 3:43
9 前田防衛省防衛政策局長 6 1:56
9 谷内国家安全保障局長 6 2:05
12 稲田自民党政務調査会長 5 1:54
12 二階自民党総務会長 5 1:11
12 谷垣自民党幹事長 5 2:42
12 田中財務省事務次官 5 1:41
12 萩生田官房副長官 5 4:20
17 高市総務大臣 4 0:22
17 森外務省北米局長 4 1:59
17 世耕官房副長官 4 2:18
17 浅川財務省財務官 4 3:15
17 茂木自民党選挙対策委員長 4 4:06
17 林外務省欧州局長 4 1:50

累積時間ランキング

 氏名累積時間面会回数
1 長嶺外務省外務審議官 12:14 22
2 麻生副総理兼財務大臣 9:44 12
3 秋葉外務省総合外交政策局長 7:11 15
4 杉山外務審議官 6:50 12
5 斎木外務省事務次官 6:42 13
6 北村内閣情報官 5:19 12
7 岸自民党衆議院議員 4:50 3
8 牛尾ウシオ電機会長 4:28 2
8 長谷川総理大臣補佐官 4:28 3
10 萩生田官房副長官 4:20 5
11 石兼外務省アジア大洋州局長 4:10 8
12 茂木自民党選挙対策委員長 4:06 4
13 上村外務省中東アフリカ局長 3:43 6
14 秋山日経映像社長 3:16 2
15 浅川財務省財務官 3:15 4
16 加藤一億総活躍担当大臣 3:10 3
17 河野政府代表 2:58 1
18 谷垣自民党幹事長 2:42 5
19 上田経済産業省経済産業審議官 2:32 2
20 岡本東京ガス会長 2:23 1
20 山口泰明自民党衆議院議員 2:23 1
20 冨田JR東日本社長 2:23 1
20 柳日本政策投資銀行社長 2:23 1

首相との面会回数の1位は外務省の長嶺外務審議官で22回、2位は外務省の秋葉総合外交政策局長で15回、3位は外務省の木事務次官で13回となっています。
累積の面会時間の1位は外務省の長嶺外務審議官で12時間14分、2位は麻生副総理兼財務大臣で9時間44分、3位が外務省の秋葉総合外交政策局長で7時間11分となっています。
面会回数では、長嶺審議官を筆頭に外務省の幹部が4位までを占めています。消費税率をめぐる決断までの1か月の期間中には、5月末に伊勢志摩サミットが行われました。面会回数トップの長嶺審議官は、伊勢志摩サミットでは、安倍総理のシェルパ=個人代表として、重要な役割を担っていました。長嶺審議官をはじめ、外務省の幹部の面会が多いのは、伊勢志摩サミットに向けた打ち合わせや調整が主要な案件だったものと見られます。

それでは、消費税の件は誰と相談していたのか。この1か月は、外務官僚のほか、政治家との面会も多くなっています。石原経済再生担当大臣高市総務大臣ら閣僚に加え、自民党の谷垣幹事長二階総務会長稲田政務調査会長の党三役も名前も並んでいます。

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そして最も注目されるのは、9時間44分と政治家では最も長い時間、首相と面会した麻生副総理兼財務大臣です。麻生副総理は、消費税率の引き上げの再延期には慎重な姿勢を示し、もし再延期するならば、衆議院の解散・総選挙を行うべきだと主張していました。当時、永田町では、安倍首相が、7月の参議院選挙にあわせて衆参ダブル選挙に踏み切るかどうかをめぐって、さまざまな意見や憶測が飛び交っていました。こうした状況の中、安倍首相は、増税の再延期を表明する2日前の5月30日、東京都内のホテルで、麻生副総理と、およそ3時間にわたり会談。麻生副総理は、消費税率の再延期に理解を示すとともに、再延期に伴う衆議院の解散・総選挙も行わないことを確認し、その後の政治の流れが決まりました。ある政府高官は、会談の翌日、記者が、「今回の件で2人の関係はぎくしゃくしないのか」と質問したのに対し、「そんなことはない。麻生さんは最初から総理の意向に従うと言っていた。2人の関係は別格なんだ」と話していました。

『公邸泊』と『ワークアウト』

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一連の動静分析で、改めて浮かび上がった点もご紹介したいと思います。
1つは、安倍首相の総理大臣公邸での宿泊です。総理大臣公邸は、首相が執務する総理大臣官邸の隣にある建物で、歴代の総理大臣の中には、在任中は、公邸に住む人も多くいました。一方、安倍首相は、都内にある自宅を生活の拠点としています。そこで、去年1年間、安倍首相が自宅や公邸に何日泊まったのかを調べてみました。その結果がこちらです。

<2016年の宿泊日数>。
自宅泊194日(53%)。公邸泊92日(25%)。外遊など79日(22%)。

自宅からの出邸が基本の安倍首相が公邸に泊まるのはいかなる時か。
政府関係者は、「総理は国会対応などで翌日の朝が早い時や、危機管理対応が必要な時などに公邸に宿泊している」と話してます。
一方、公邸泊の際、「その日の総理日程は終わり」とされている日に、政治家や財界人などと面会していたことが、その後の取材で明らかになることもあります。誰かとひそかに面会をする時などに、公邸を使っているのではないかという推測もできそうです。こうしたこともあり、安倍首相が公邸に泊まる際には、重要人物の出入りがないか取材を試みますが、なかなかキャッチできないのも実情です。

もう1つ、安倍首相の特徴的な行動があります。それは、重要な判断を迫られている時期であっても運動を欠かさないことです。安倍首相は、定期的に都内のホテルにあるフィットネスクラブで運動をしています。今回はその累積時間も計算しました。その結果、慰安婦をめぐる日韓合意前の1か月では6時間4分、真珠湾訪問表明前は3時間30分、内閣改造前は3時間15分をフィットネスに費やしていました。
次々に重要な決断を迫られる安倍首相にとって、運動で汗を流すことは、心身を整える意味でも大切な時間なのかもしれません。

まとめ


「チーム安倍」とも呼ばれる官僚や、重要局面で膝をつき合わせる政治家たち。安倍首相が決断を下すプロセスの一端をかいま見ることができました。しかし、これは、表面的な動きに過ぎません。
そこで面会を重ねていた当人に対して、どんな話をしていたのか取材してみました。しかし、他を圧倒する面会回数を誇る北村内閣情報官は、詳しいやり取りについては口を閉ざすのみでした。さすがに毎日のように総理と会い国家機密を共有する現職の官僚。具体的なことは明らかにしません。それでは退職した人ならどうか。外務省の事務次官当時はほぼ毎日首相と面会していた斎木氏に取材を申し込んでみました。しかし、返ってきたのは「取材に応じることはできません」という答えでした。
首相が決断を下す際、どんな話をしているのか、真相に迫るには厚い壁があります。さらに私たちが把握している首相動静は、あくまで首相の一面を見ているに過ぎません。例えば、総理大臣官邸には複数の入り口があるほか、首相の執務室に通じる通路も複数あります。また電話やメールによる会話をキャッチすることはもちろんできません。

国政のトップである総理大臣が、この国をどのような方向に導こうとしているのか、その決断の瞬間に迫るためには、知恵を振り絞って取材を尽くしていく必要があります。引き続き安倍首相の一挙手一投足を追いながら、その核心に迫る努力を続けていきたいと思います。(引用ここまで)

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NHKが安倍晋三首相の決断の時 安倍首相は誰に会う?を公開!しかし、夜な夜な会食していることは全く・いっさい隠ぺい!これでは安倍晋三首相を甘やかすことになるぞ!もっとしっかりやりなさい!

2017-06-01 | 安倍語録

首相は公人中の公人であって私人ではないぞ!

それだけの賃金を支給されている!

警護もついている!

国民に奉仕しなければならない責任が課せられている!

NHK 決断の時 安倍首相は誰に会う? 5月31日 23時59分

https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2017_0531.html?utm_int=news_contents_news-closeup_002

5月28日、安倍総理大臣の通算の在任期間が1981日となり、小泉元総理大臣を抜いて戦後歴代3位となりました。再び政権のトップの座についてからの4年5か月、安倍総理大臣は国政のかじ取り役として、日本の行く末を左右する決断を重ねてきました。こうした決断にあたって、安倍総理大臣は誰に意見を求め、方針を決定するのか。安倍首相の一挙手一投足を追う若手記者が連日作成する首相の動静メモを手ががりに、政治部官邸クラブの古垣弘人記者、奥住憲史記者、清水大志記者が分析しました。

首相動静とは

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新聞の「安倍首相の一日」「首相動静」などという記事を目にしたことがあるでしょうか?。各紙の政治面などの片隅に必ず掲載されていて、総理大臣がどこで誰と会ったのかを分単位で紹介しています。
NHKでは、ニュースなどで安倍首相の詳細な動静を報じることはありませんが、「総理番」と呼ばれる、総理大臣を担当する若手の政治部記者が、1日の取材をもとに動静のメモを毎日作成しています。首相の日程の把握は、政治取材で最も重要な基本情報だからです。
例えば、閣僚が総理大臣に面会する場合、重要な政策判断を仰いだ可能性があります。また自民党の幹部が、党の総裁でもある首相と面会した場合は、党人事や国会運営などで重要な相談が行われたことが予想されます。首相の動静には、今後の国政の行方を探る手ががりやヒントが、ちりばめられていると言えます。

4つの決断を分析

私たちは、安倍首相の政治決断に、誰がどのように関わっているのかを探ろうと、過去の動静メモを改めて詳細に分析することにしました。今回対象としたのは、第2次安倍内閣が発足してから、国内外に大きな影響を及ぼした、
▼おととし12月の慰安婦問題をめぐる日韓合意、
▼去年6月の消費税増税の再延期、
▼同じく去年8月の内閣改造、
▼そして去年12月のハワイ・真珠湾訪問の4つの政治決断です。

今回、それぞれの決断に至るまでの1か月間を対象に、首相宛の訪問者や会合の同席者を改めて洗い直しました。分析にあたって、多くの関係者が同席する閣議や国会の委員会の出席者、休日のゴルフの同伴者などは省きました。そのうえで、首相への面会の回数や、累積の面会時間を比較・検討してみると安倍首相が、それぞれの決断の中で、誰の意見を重んじながら熟慮を重ねたのかそのプロセスの一端がかいま見えてきました。(※以下、肩書きはすべて当時のものです)。

日韓合意

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2015年も押し詰まった12月28日。ソウルで記者会見に臨んだ岸田外務大臣は、目に光るものを浮かべながら「歴史的画期的な成果だ」と強調しました。これに先だって行われた日韓外相会談で、慰安婦問題をめぐって、日韓両政府は、韓国政府が設置する財団に日本政府がおよそ10億円を拠出して元慰安婦への支援事業を行うことで合意し、両政府は、慰安婦問題が「最終的かつ不可逆的に」解決されたことを確認しました。この合意に向けて、安倍首相が岸田大臣に対し、韓国への訪問を最終的に指示した12月24日までの1か月間の首相の動静を分析しました。

面会回数ランキング

 氏名面会回数累積時間
1 北村内閣情報官 17 5:36
1 斎木外務省事務次官 17 6:46
3 麻生副総理兼財務大臣 16 8:23
4 甘利経済財政担当大臣 13 5:44
5 谷内国家安全保障局長 11 4:31
6 田中財務省事務次官 10 5:03
7 菅官房長官 9 11:01
8 杉山外務審議官 7 2:45
8 谷垣自民党幹事長 7 5:02
10 松山内閣府事務次官 6 1:34
10 前田防衛省防衛政策局長 6 2:10
10 福田財務省主計局長 6 3:29
13 塩崎厚生労働大臣 5 1:28
13 岸田外務大臣 5 2:48
13 石兼外務省アジア大洋州局長 5 2:48
13 前川内閣府政策統括官 5 1:25
13 田和内閣府政策統括官 5 1:25
18 河野行政改革担当大臣 4 0:40
18 長嶺外務審議官 4 2:03
18 黒江防衛省事務次官 4 1:27
18 佐藤財務省主税局長 4 2:25
18 秋葉外務省総合外交政策局長 4 1:48
18 森外務省北米局長 4 0:56
18 西川内閣審議官 4 0:58
18 萩生田官房副長官 4 2:50
18 木村自民党広報本部長 4 1:18

累積時間ランキング

 氏名累積時間面会回数
1 菅官房長官 11:01 9
2 麻生副総理兼財務大臣 8:23 16
3 斎木外務省事務次官 6:46 17
4 甘利経済財政担当大臣 5:44 13
5 北村内閣情報官 5:36 17
6 田中財務省事務次官 5:03 10
7 谷垣自民党幹事長 5:02 7
8 谷内国家安全保障局長 4:31 11
9 福田財務省主計局長 3:29 6
10 橋下前大阪市長 3:26 1
10 松井おおさか維新の会代表 3:26 1
12 萩生田官房副長官 2:50 4
13 岸田外務大臣 2:48 5
13 石兼外務省アジア大洋州局長 2:48 5
15 杉山外務審議官 2:45 7
16 佐藤財務省主税局長 2:25 4

安倍首相との面会回数の1位は北村内閣情報官外務省の斎木事務次官で17回、3位は麻生副総理兼財務大臣で16回となっています。累積の面会時間の1位は菅官房長官で11時間1分、2位が麻生副総理兼財務大臣で8時間23分、3位は外務省の斎木事務次官で6時間46分となっています。
まず目を引くのは、菅官房長官の面会時間の長さです。動静を詳しく調べた結果、自民党の谷垣幹事長宮沢税制調査会長と同席で総理と面会している時間が多かったこともわかりました。
当時は、消費税率の引き上げに伴って、食料品などの税率を低くおさえる軽減税率の導入をめぐり、政府、自民党、公明党との間で調整が行われているさなかでした。官房長官は、重要政策や法案の決定に当たり与党内や関係府省庁との調整役を担います。菅官房長官の長時間にわたる面会の背景には、軽減税率をめぐる関係者との調整が大詰めを迎えていたことがうかがえます。総理大臣は常に複数の重要懸案を抱えており、どの案件をめぐる面会だったのかを探ることが必要不可欠です。

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そのうえで注目すべきは、面会回数が最多の外務省の斎木事務次官の動静です。斎木次官は安倍首相が岸田外務大臣に訪韓を指示した12月24日当日にも2回にわたり、計1時間47分面会しています。外務省の事務方のトップとして、日韓合意をめぐる安倍首相の決断に重要な役割を果たしたことが推察されます。
ある外務省の幹部は、NHKの取材に対し、「11月の日韓首脳会談のあと、総理から斎木次官に、『慰安婦問題の協議を加速してほしい』と指示があった。それ以降、斎木次官は、総理のところにたびたび入り、局長級の協議の途中経過などを随時報告していた」と証言しました。
この年の11月、安倍首相は、ソウルで開かれた日本、中国、韓国の3か国の首脳会議にあわせて、韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領と会談し、慰安婦問題について、日韓国交正常化50年の年であることを念頭に置きながら、外交当局間の局長級の協議などを加速し、早期解決を目指すことで一致しました。これを踏まえ、安倍首相は、斎木次官から事務レベルでの協議の報告を随時受けながら、合意への道筋を探っていたものと見られます。
外務省幹部は、「斎木次官は、総理に会うと、その都度、『とにかく一生懸命やってほしい』と言われていた。斎木次官もそれに応え、懸命に努力していた」と話していました。

真珠湾訪問

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次に、去年12月の安倍首相のハワイ・真珠湾訪問を見ていきます。安倍首相はオバマ大統領とともに、旧日本軍による真珠湾攻撃で沈没したアメリカ海軍の戦艦「アリゾナ」の真上に建てられた「アリゾナ記念館」を訪れ、戦死した兵士らの名前が刻まれた大理石の壁に向かい、黙とうをささげました。日米の首脳が、そろって真珠湾を訪問したのは初めてのことです。日米両政府が真珠湾訪問を発表したのは、かつて真珠湾攻撃が行われた12月8日を前にした12月5日でした。この発表までの1か月間の安倍首相の動静を分析しました。

面会回数

 氏名回数累積時間
1 北村内閣情報官 14 4:10
2 谷内国家安全保障局長 13 6:25
3 杉山外務省事務次官 12 7:57
4 前田防衛省防衛政策局長 11 4:00
5 石原経済再生担当大臣 9 1:40
6 野上官房副長官 8 4:35
6 石兼外務省総合外交政策局長 8 3:16
6 麻生副総理兼財務大臣 8 2:31
9 二階自民党幹事長 7 5:22
10 岸田外務大臣 6 2:11
11 秋葉外務審議官 5 3:18
11 佐藤財務省事務次官 5 2:42
13 河村自民党衆議院議員 4 3:28
13 金杉外務省アジア大洋州局長 4 1:14
13 住田防衛省統合幕僚副長 4 1:42
13 河井総理大臣補佐官 4 0:35
17 柴山総理大臣補佐官 3 2:22
17 石川拉致問題対策本部事務局長 3 1:43
17 福田財務省主計局長 3 1:32
17 星野財務省主税局長 3 1:28
17 山口公明党代表 3 1:27
17 新原内閣府政策統括官 3 1:23
17 黒江防衛省事務次官 3 1:15
17 宮島内閣府国際平和協力本部事務局長 3 0:42

累積面会時間

 氏名累積時間回数
1 杉山外務省事務次官 7:57 12
2 谷内国家安全保障局長 6:25 13
3 二階自民党幹事長 5:22 7
4 野上官房副長官 4:35 8
5 北村内閣情報官 4:10 14
6 前田防衛省防衛政策局長 4:00 11
7 河村自民党衆議院議員 3:28 4
8 秋葉外務審議官 3:18 5
9 石兼外務省総合外交政策局長 3:16 8
10 佐藤財務省事務次官 2:42 5
11 麻生副総理兼財務大臣 2:31 8
12 柴山総理大臣補佐官 2:22 3
13 岸田外務大臣 2:11 6
14 喜多日本経済新聞社会長 2:09 1
14 岡田日本経済新聞社社長 2:09 1
16 金美齢氏 1:48 1
16 新藤前総務大臣 1:48 1
16 古屋自民党選挙対策委員長 1:48 1
17 石川拉致問題対策本部事務局長 1:43 3
20 住田防衛省統合幕僚副長 1:42 4

安倍首相との面会回数の1位は北村内閣情報官で14回、2位は谷内国家安全保障局長で13回、3位は外務省の杉山事務次官で12回となっています。
累積の面会時間では、1位は外務省の杉山事務次官で7時間57分、2位は谷内国家安全保障局長の6時間25分、3位は自民党の二階幹事長で5時間22分となっています。

この時期、日本政府は、安倍首相の真珠湾訪問向けた調整に加え、同じ12月に行われたロシアのプーチン大統領との日ロ首脳会談の準備にも追われていました。
面会回数、時間ともに2位の谷内国家安全保障局長は、第1次安倍内閣で外務次官を務め安倍首相の外交のブレーンとも言われています。前月の11月にはロシアを訪問するなど、首脳会談に向けた調整を担っていました。加えて、谷内局長は、当時のアメリカのオバマ政権で安全保障政策を担当するライス大統領補佐官のカウンター・パートでもありました。安倍首相の密命を受けて、アメリカ側と調整を行っていた可能性があります。

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谷内局長に加えて、真珠湾訪問をめぐるキーマンとなったのは、面会時間トップの外務省の杉山事務次官と見られます。ある政府関係者は、「安倍総理が真珠湾訪問を意識し始めたのは1年半以上前。2015年4月にアメリカ議会で演説をしたころだった」と明らかにしました。その当時、杉山次官は、事務方ナンバー2の外務審議官。この頃から、真珠湾訪問に向けた外交戦略を描き始めた可能性が考えられます。
ただ2015年は、慰安婦問題の日韓合意に向けた交渉が正念場を迎えていたこともあり、政府が、真珠湾訪問の具体的な検討に動き出したのは翌2016年の9月頃だったと見られます。ただアメリカ国内には、真珠湾攻撃を「だまし討ち」だとして、厳しく批判する声も根強くあることから、政府は、日米関係にマイナスの影響を与えないよう、慎重に検討を続けていました。
安倍首相が真珠湾訪問を決断し、オバマ大統領に提案したのは、検討を開始してから1年半以上が経過した2016年11月でした。
政府関係者によると、真珠湾訪問を発表した日、杉山次官は周囲に、「総理の決断だからこそできたことだ。良好な関係を続けてきた日米同盟を総括するものになる」と話したということです。

つづく

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金恩正委員長の「日本が敵対的なら在日米軍基地以外も攻撃の可能性」論は自民党の「敵基地攻撃」論と同じ!共謀罪も憲法改悪も北朝鮮型国家づくりぬ向けた策謀!森友学園の子供が証明!

2017-06-01 | 軍事利益共同体

北朝鮮金恩正政権と日本の安倍晋三政権は双子の兄弟!

言っていることとやっていることは驚くほど似ている!

「北朝鮮」「日本」という言葉を差し替えても、文書の本質は全く同じ!

現在の北朝鮮の国家体制は戦前の大日本帝国下の日本に似ている!

安倍晋三首相が取り戻したい国家は

祖父岸伸介元首相の大東亜共栄圏構想=八紘一宇構想!

大日本帝国憲法下の日本!

岸信介 名にかへてこのみいくさ(聖戦)の正しさを来世までも語りのこさむ

塚本幼稚園は戦前の大日本帝国と現在北朝鮮と同じ!それを応援しているのは安倍首相!金正男暗殺事件などをやっている時か!2017-02-25 | 教育勅語

安倍晋三ご夫妻と籠池泰典理事長は教育勅語大好きオトモダチ!ここをベースに利益誘導が起こった!何故!教育勅語普及から憲法改悪・国防軍創設のため! 2017-03-04 | 教育勅語

森友学園問題のキーワードは教育勅語礼賛は国旗、国歌、軍歌、「天壌無窮の神勅」、御真影、修身、靖国神社、八紘一宇思想とリンクしている!大日本帝国憲法を取り戻す運動だ! 2017-03-26 | 教育勅語

元気に教育勅語暗唱・叫び安倍首相を応援する森友学園の子どもを見て「あれは共産党と同じだ」と叫んだ高齢者がいた!?そう、あの姿は将軍様の国と同じだから!でもだったら日本共産党と安倍首相は一致してしまう! 2017-04-04 | 教育勅語

教育勅語は良いことも書いてあるという教育勅語礼賛者の妄想妄信を検証すると教育勅語そのものに不道徳部分が満載だと判る! 2017-04-04 | 教育勅語

教育勅語礼賛者は大ウソつき!こんな輩が道徳を解く教育勅語そのものがウソの塊で日本最大の不道徳文書となっている! 2017-04-04 | 教育勅語

2015年9月3日から9月5日の安倍晋三・明恵夫妻の動きは教育勅語礼賛学校設立に向けて夫唱婦随! 2017-04-07 | 教育勅語

本のテレビは北朝鮮の中距離弾道ミサイル「北極星2型」の発射実験成功の発表をどのように報道したか!北朝鮮の抑止力向上が安倍政権の無能・無策・無責任とならないのが不思議だ! 2017-05-22 | 北朝鮮

核実験場でバレーボールの演出を宇宙から覗きをやっていたのに、今回は全く知らなかったかのように報道しているがホントか!?昨年の核実験もやらせたっだからな!?もうそろそろ脅威と危機の押し売りを見抜け! 2017-05-15 | 北朝鮮

新型中距離弾道ミサイルの発射実験成功を伝える北朝鮮の新聞の中身を日本のテレビ・共同・時事はスリカエ・ゴマカシて報道している!戦前の大本営発表そのものだ!これが北朝鮮問題の未解決の権化! 2017-05-15 | 北朝鮮

 

「脅威」論・「危機」論の本質は
自分はいつも被害者!
「軍事抑止力」論で侵略を正当化!
戦前『鬼畜米英』 現在『鬼畜中朝』
戦前「ABCD包囲網」「自存自衛」 現在「対中朝包囲網」
これが北朝鮮にしてみれば
「鬼畜米日」「米艦日包囲網」「核抑止力向上」
結局同じ「穴のムジナ」!
憲法平和主義・非核三原則を活かす思想全くなし!
軍事費=税金を食い物ににする「死の商人」は大笑い!
中国の故事成語「矛盾」を見れば一目瞭然!
 
NHK 北朝鮮 日本が敵対的なら在日米軍基地以外も攻撃の可能性    5月30日 13時30
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170530/k10011000141000.html?utm_int=word_contents_list-items_016&word_result
北朝鮮外務省は30日、国営メディアを通じて、日本政府がG7サミット=主要7か国首脳会議の場で、北朝鮮に対する圧力強化に言及したなどとして日本を非難する談話を発表しました。この中で、「日本当局がわれわれの自衛的措置を挑発や脅威だと言いがかりをつけることは実に愚かなことだ」と主張しました。そのうえで、「これまでは在日アメリカ軍基地をわれわれの軍の照準に合わせていたが、日本がアメリカに追従して敵対的に出るならば、われわれの標的は変わるしかないだろう」として、アメリカ軍の基地以外も攻撃目標にする可能性をちらつかせ、日本を威嚇しました。北朝鮮としては、圧力強化に向けてアメリカとの連携を強める日本政府をけん制する狙いがあると見られます。(引用ここまで

北朝鮮封じ込めに中国を利用しながら中国を封じ込める身勝手浮き彫り!

時事通信 「敵基地攻撃」論に理解求める=米シンクタンクで自民議員 2017/05/02-07:23

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017050200200&g=prk

【ワシントン時事】自民党の小野寺五典元防衛相は1日、米ワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)で開かれたシンポジウムで、北朝鮮の核・ミサイル開発の脅威に対応するため、日本としても「敵基地攻撃能力」を保有すべきだとする党の提言について説明し、米側に理解を求めた。
小野寺氏は「相手に攻撃して(ミサイルを)撃たせないようにする当たり前の能力を持っていない国は、世界の中で恐らく(日本以外に)ない」と説明。「このような能力は当然、自衛の範囲で持つべきだ。憲法上も許される」と強調した。

一方、中谷元・前防衛相は同じ会合で「北朝鮮に核・ミサイル開発を断念させることができるか、中国は試されている」と指摘。

無所属の長島昭久元防衛副大臣は「北朝鮮は短期的な脅威、中国は中長期的な脅威だ」と述べ、米国は中国に対して過度に譲歩すべきではないとクギを刺した。(引用ここまで) 

「敵基地攻撃能力の保有必要」自民・安全保障調査会が緊急提言 30日に安倍晋三首相に提出へ

 産経 2017.3.29 21:13

http://www.sankei.com/politics/news/170329/plt1703290025-n1.html

自民党の安全保障調査会は29日、国防部会との合同会議を党本部で開き、北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイルの発射を受け、ミサイル防衛(MD)の強化に向けた緊急提言をまとめた。政府に対し、他国のミサイル基地などを攻撃する「敵基地攻撃能力」の保有や、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」といった新装備の導入に向けた早期検討などを求めた。

提言検討チーム座長の小野寺五典元防衛相は会合後の記者会見で、「災害と同じくらい緊急性を持つという問題意識で、政府には速やかな対応を求めていきたい」と述べた。30日に安倍晋三首相に提言を手渡す。

提言は「北朝鮮の脅威が新たな段階に突入した」とした上で、敵基地攻撃能力について、巡航ミサイルを念頭に置いた能力保有に向け、政府が「直ちに検討を開始すること」だと強調。小野寺氏は敵基地攻撃能力に関し、「日本政府は専守防衛という立場を取っている。誘導弾などによる攻撃が行われた場合を想定しての対応で、決して先制攻撃ではない」と述べた。

MD能力の強化に関しては、THAADや地上配備型イージスシステム「イージス・アショア」などの新装備について、政府の導入に向けた早期検討を始め、日本全国を守るに足る十分な数の確保に向けた予算措置を急ぐよう主張した。

また、弾道ミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)内に落ちた点を深刻視し、船舶に速やかに警報を出すなどの安全確保策の充実も要望した。(引用ここまで

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日経の社説「9条論議は安保基本法を含め総合的に」は国民を安倍式土俵とレールに乗せる姑息なイデオロギー!憲法平和主義と非核三原則を使う外交安全保障論こそ提起すべき!

2017-06-01 | 安倍式憲法改悪

 各紙・各局・政府の世論調査・日経でさえも言っているではないか!

 9条改正消極論のひとつとして

目ぼしい成果があらわれていない成長戦略や規制改革などのテーマに

政権の力を集中すべきだといった声があるのは事実だ

 首相の宿願である改憲を実現するためにも

国民の多くが望む経済再生につながる政策を断行し具体的な果実を示していく努力もまた必要になる

憲法「改正」などより「暮らし」を何とかしろ!

この声・要求こそ憲法形骸化の無能・無策・無責任の証!

「憲法を活かす」政治を実現しろ!と言っている!

ウソだというのであれば、世論調査をやってみろ!

  日本経済新聞  9条論議は安保基本法を含め総合的に 2017/6/1

安倍晋三首相が火をつけた憲法9条の改正論議が広がりを見せている。自民党が改憲の原案づくりに向けた作業をスタートさせ、日本維新の会も調整を本格化。経済団体に加え、民進党の支持団体である連合も議論をはじめる。憲法施行70年、9条問題にわれわれ自身も真っ正面から向き合うときがいよいよ来たようだ。
首相がこれまでに明らかにしている方向は、9条の1項と2項は残しつつ、新たに自衛隊の存在を憲法に明記するというものだ。自民党としての改憲案を年内にまとめ、2020年の新憲法の施行をめざすとしている。これは、自民党が野党当時に決めた12年の改正案を捨てて、公明党の主張である現行憲法をそのままにして必要なものを加える「加憲」の考え方に沿ったものだ。民進党の一部にも9条3項などのかたちで自衛隊の存在を明記する意見があるのもにらんでいる。
自民党内では首相の唐突な見解表明を批判する声があるように、従来の議論と異なったものであるのは間違いない。そうだとしても、本社調査で51%の有権者が自衛隊の明記に賛成している世論の動向を踏まえた場合、しっかりした議論を通じて方向性を見いだしていくことが望まれる。
必要なのは単に自衛隊を明記するのが是か非かといった形式的な憲法論ではなく、安全保障のあり方を含めた総合的な議論だ。そのとき参考になるのが12年当時、自民党が集団的自衛権の行使を容認する際に定めようとしていた国家安全保障基本法案だ。もし自衛隊を憲法上で明文化するのなら、自衛隊に対する文民統制、安全保障基本計画の策定といった同基本法案に盛り込んだ規定なども改めて検討すべきだ。
憲法、安保基本法そして自衛隊法などの個別法と法体系を整理し、自衛隊の存在から安全保障の全体像にまで及ぶ議論が求められる。その前提として21世紀の国家のあり方を含めた中長期的なビジョンも必要になってくるだろう。
9条改正消極論のひとつとして、目ぼしい成果があらわれていない成長戦略や規制改革などのテーマに政権の力を集中すべきだといった声があるのは事実だ。首相の宿願である改憲を実現するためにも、国民の多くが望む経済再生につながる政策を断行し、具体的な果実を示していく努力もまた必要になる。(引用ここまで)

愛国者の邪論

1.9条の1項と2項は残しつつ、新たに自衛隊の存在を憲法に明記するというものだ

(1)そもそも、憲法9条は「国際紛争を解決する手段として」「国家による戦争・武力行使・武力による威嚇=脅し=軍事抑止力」は「永久に放棄」したからこそ、「戦力不保持」「交戦権の否認」をしたのです。だからこそ、「国際紛争を解決する手段として」使う手段として「平和的手段」「対話と交流」という手段を使うとしているのです。

(2)これは憲法前文の「われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる」という思想=「普遍的」「政治道徳」論を使うことと一致しているのです。

(3)したがって、憲法9条を残したまま、わざわざ「自衛隊」を挿入しても、これまでの矛盾は解決できないことは明らかです。現行憲法9条と自衛隊が矛盾していることは自民党副総裁が明言していることです。

高村副総裁も昨年5月「文言通り読めば自衛隊は違憲と言わざるを得ない。戦力不保持を定めた憲法9条2項を改正し、自衛隊の存在を憲法に明確に位置付けるべき」と言っていた   (2017-05-09 | 安倍式憲法改悪)

自衛隊が合憲だって言ってたのに、違憲だって言ってるからと、国防軍では賛成が得られないから自衛隊を9条に加える!しかも9条をそのまま読めば違憲だって白状している!詭弁の極致!退廃! 2017-05-14 | 安倍式憲法改悪

2.12年当時、自民党が集団的自衛権の行使を容認する際に定めようとしていた国家安全保障基本法案

(1)安倍式憲法改悪の手口の矛盾は、9条改憲と解釈改憲の矛盾を一気にステップアップするものです。それは自衛隊を合憲化するために編み出してきた詭弁すら放棄するものです。詭弁の上に詭弁をもって自衛隊を国防軍化するのものです。以下をご覧ください。

①第3回 国家安全保障基本法について(石破 茂 本部長)https://www.jimin.jp/policy/policy_topics/national_security_act/124705.html

②日本弁護士連合会「集団的自衛権行使の容認及び国家安全保障基本法案の国会提出に反対する意見書」2013年(平成25年)3月14日

http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/opinion/report/data/2013/opinion_130314_3.pdf

③「国家安全保障基本法の問題点と課題」伊藤真 - [PDF]http://www.jicl.jp/jimukyoku/images/20140421.pdf

(2)「基本法」でスリカエる手口に、改憲の不必要性が浮き彫りになります。

①各基本法の法律構成の比較http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/1bunkakai/dai2/1-2siryou3.pdf

②日本の基本法 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E6%B3%95#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E3.81.AE.E5.9F.BA.E6.9C.AC.E6.B3.95

3.本社調査で51%の有権者が自衛隊の明記に賛成している世論の動向を踏まえた場合、しっかりした議論を通じて方向性を見いだしていくことが望まれる。

(1)違憲の自衛隊が支持されているのは「災害派遣」の「任務」で「活躍」しているからです!これは「違憲の自衛隊」を国民に「認知させるため」に、「解釈改憲」を正当化するための「世論誘導」の『成果』です。

①自衛隊・防衛問題に関する世論調査 http://survey.gov-online.go.jp/h26/h26-bouei/

自衛隊が存在する目的 自衛隊には各種の任務や仕事が与えられているが,自衛隊が存在する目的は何だと思うか聞いたところ,「災害派遣(災害の時の救援活動や緊急の患者輸送など)」を挙げた者の割合が81.9%と最も高く,以下,「国の安全の確保(周辺海空域における安全確保,島嶼部に対する攻撃への対応など)」(74.3%),「国内の治安維持」(52.8%),「国際平和協力活動への取組(国連PKOや国際緊急援助活動など)」(42.1%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)

自衛隊が今後力を入れていく面 自衛隊はどのような面に力を入れていったらよいと思うか聞いたところ,「災害派遣(災害の時の救援活動や緊急の患者搬送など)」を挙げた者の割合が72.3%,「国の安全の確保(周辺海空域における安全確保,島嶼部に対する攻撃への対応など)」を挙げた者の割合が69.9%と高く,以下,「国内の治安維持」(48.8%),「国際平和協力活動への取組(国連PKOや国際緊急援助活動など)」(35.7%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)

②「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」内閣府政府広報室 http://survey.gov-online.go.jp/h05/H06-01-05-14.html

国民は自衛隊の増強を望んでいません!また自衛隊がどのような組織なのか、あまり判っていません!以下をご覧ください!

Q3 あなたは自衛隊や防衛問題に関心がありますか。この中ではどうでしょうか。
非常に関心がある 11.0  ある程度関心がある45.7
あまり関心がない 31.3  全く関心がない   9.5 わからない  2.4

Q4 次に,自衛隊に対する印象について伺います。まず,あなたの自衛隊への印象はどのようなものですか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
規律正しい              37.4
実態がよくわからない         35.8
社会的,国際的に重要な仕事をしている 33.9
きつい仕事や危険な仕事が多い     32.2
頼もしい                11.9
閉鎖的である             11.0
堅苦しい                8.0
親しみやすい              4.4
その他                 0.8

Q9 平成5年度の日本の防衛費の我が国の予算に占める割合と諸外国との比較はこのとおりですが,日本の平和と安全を守るためには防衛費を増額した方がよいと思いますか,今の程度でよいと思いますか,それとも減額した方がよいと思いますか。
今の程度でよい58.5 減額した方がよい19.7 わからない15.6 増額した方がよい6.2

Q10 自衛隊に与えられている任務や仕事は主にこの5つですが,あなたは自衛隊が存在する一番の目的は何だと思いますか。この中から1つだけあげてください。
①国の安全の確保(外国からの侵略の防止)            48.9
②災害派遣(災害の時の救援活動や緊急の患者輸送など)      23.8
③国内の治安維持                        15.1
④国際貢献(国連平和維持活動,国際緊急援助活動への参加・協力) 5.7
⑤民生協力(土木工事,国民体育大会の支援,不発弾の処理など)  1.6
その他0.0 わからない4.9                    4.9

Q11 あなたは,自衛隊はこれまでどんなことで一番役に立ってきたと思いますか。この中から1つだけあげてください。
①災害派遣(災害の時の救援活動や緊急の患者輸送など)      72.7
②国の安全の確保(外国からの侵略の防止)            6.7
③国際貢献(国連平和維持活動,国際緊急援助活動への参加・協力) 6.5
④国内の治安維持                        5.0
⑤民生協力(土木工事,国民体育大会の支援,不発弾の処理など)  4.3
その他0.1 わからない4.6                    4.7

Q12それでは,自衛隊は今後どのような面に力を入れていったらよいと思いますか。この中から1つだけあげてください。
①災害派遣(災害の時の救援活動や緊急の患者輸送など       33.8
②国の安全の確保(外国からの侵略の防止)            23.7
③国際貢献(国連平和維持活動,国際緊急援助活動への参加・協力) 22.3
④国内の治安維持                         9.4
⑤民生協力(土木工事,国民体育大会の支援,不発弾の処理など)   3.7
その他0.1 わからない7.0                     7.1

Q13外国で災害等があった場合に自衛隊を派遣し,その救援活動を行うことについてあなたはどう思いますか。この中ではどうでしょうか。
どちらかと言えば賛成する35.4  賛成する  26.2
どちらかと言えば反対する15.2  反対する  6.7
一概に言えない     12.3  わからない 4.1

Q18ところで,もし日本が外国から侵略された場合,あなたはどうしますか。この中ではどうでしょうか。
何らかの方法で自衛隊を支援する 39.3
わからない           21.7
武力によらない抵抗をする    20.7
一切抵抗しない         11.3
自衛隊に参加して戦う       4.6
ゲリラ的な抵抗をする       1.8
その他               0.7

Q19あなたは,国民が国を守るという気持ちをもっと持つようにするため,教育の場で採り上げる必要があると思いますか,それともその必要はないと思いますか。
教育の場で採り上げる必要がある44.5 教育の場で採り上げる必要はない33.4 わからない22.0

SQ必要ないと思われるのはどのような理由からですか。この中からいくつでもあげてください。
(M.A.)N=696
教育で高められるものではないから     41.5
軍国主義の復活につながるから       31.2
いろいろなことに利用され,危険だから   28.3
国を守る気持ちを持つのは当然だから    18.8
その場になったら国を守る気持ちが出るから 17.4
何となく                  3.0
その他                   1.3
わからない                 0.7

(2)内閣府をはじめ日本の情報伝達手段のテレビ・新聞の世論調査は「合憲」論から、そして日米核軍事同盟安全保障神話」論というイデデオロギーの立場から質問項目を設定しています。国家の最高法規である日本国憲法と国是である非核三原則を使う!普及する!という視点は全くありません!「もし日本が外国から侵略された場合」という「仮定」で、設問がされていますが、国民の選択肢がこれしかないということそのものが問題です!偽装・偽造・やらせ・ペテンです。トリックです。

①日本が突然侵略されるという想定そのものが国際社会で、また東アジアであり得るのか!?

②侵略するという側の立場になってみた場合、その『戦争目的』は一体全体何か!全くスルーしている!

③「急迫不正の侵略」の場合、どのような方法で侵略するのか、またそのようなことは可能か!?全くスルーしている!

④『急迫不正の侵略戦争』をする場合、相当の軍隊が動かなければならないのに、その前の段階で日本国政府は、そして国際社会(国連)は何もしないのか!

⑤憲法平和主義にたって、国際紛争を解決する手段として、近隣諸国とは「対話と交流』を多様に発展させることで紛争の火種を消しておくという、平和的解決の手段については、全くスルーしている!

⑥この種の軍事優先=核軍事抑止力論=核軍事安全保障論の安全神話論で国民の思考回路を単線化する手口は破棄すべきです!

4.「国民の多くが望む経済再生につながる政策を断行」という言葉にあるように、国民が、現在の政治に求めているのは、憲法「改正」ではないことは、テレビ・新聞の世論調査を見れば一目瞭然です。このことを隠蔽して、あたかも『憲法改正』が国民の要求であるかのような物言いは、日本をミスリードしていくことでしょう。憲法改悪ではなく、憲法を活かす!を対置する必然性がここにあります!

NHK世論調査を使って明恵夫人の証人喚問を拒否した安倍首相が憲法改正を優先課題に挙げた人は1割に満たないNHKの世論調査は黙殺して「改憲の機は熟した」とNHK報道の翌日に演説!これがまともか!(2017-05-03 | 安倍語録)

共同通信の世論調査でも北朝鮮情勢の緊迫化などがあっても憲法九条があったから海外で武力行使しなかった!75%!だが「憲法を活かす」論は共同通信でもなし!(2017-04-30 | 世論調査)

憲法施行70年!憲法と9条を評価する国民圧倒的多数!NHKも読売も産経も、安倍政権も野党世論調査をしっかり分析すべき!(2017-04-30 | 世論調査)

NHK憲法世論調査でも9条「改正」は25%しかいない!57%は不必要!憲法9条が日本の平和と安全に役に立つ82%!(2017-04-29 | 世論調査)

FNNと産経が憲法「改正」が52.9%と小躍りして報道して国民を洗脳しようとしているが、全くのデタラメ!9条「改正」反対は59.9%だ!恥を知れ! (2017-04-18 | 産経と民主主義)

FNN産経4月世論調査の慰安婦・TPP・豊洲・憲法「改正」でもスリカエ世論調査浮き彫り!憲法9条「改正反対」は59.8%だ!この時期に! (2017-04-17 | 世論調査)

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