「日本」と言われている「国」の「文化」のルーツ解明に大きく貢献するぞ!
「航海安全を祈願する信仰の価値」とは
「命の大切」を願った人々の信仰だろう!
そもそも『神道』とは何か!
そのルーツ解明に大きく貢献するぞ!
4世紀(西暦300年代)から9世紀(西暦800年代)における
東アジアと「日本」解明に大きく貢献するぞ!
産経のような歴史偽造に終止符を打つときだな!
『神道』が目指した思想は
侵略戦争で殺人・略奪のために庶民を動員するための装置だった
国家神道=皇国史観とは真逆で
命の大切(五穀豊穣・無病息災・家内安全)だろう!
西日本新聞 沖ノ島世界遺産/価値を伝え保護に万全を 2017/7/11
地元の熱意が世界へ通じたともいえるだろう。
古代祭祀(さいし)の姿を今に伝える「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」(福岡県宗像市、福津市)が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されることが正式に決まった。
ユネスコの諮問機関は沖ノ島と周辺岩礁を除く4資産の除外を勧告したが、世界遺産委員会はこれを覆し、日本政府が推薦した全8資産の一括登録となった。
沖ノ島と離島・大島、九州本土の社殿や古墳を含む8資産で一つの信仰文化を成す-。日本側が主張を曲げず、関係各国に粘り強く理解を求めた努力が実を結んだ。
「明治日本の産業革命遺産」(2015年)に続いて、九州の歴史遺産が国際的な評価を得たことを地域とともに喜びたい。
世界遺産の趣旨が保全にあることは改めて言うまでもない。
沖ノ島は古くから入島が厳しく規制されてきた。4~9世紀の祭祀遺跡が、ほぼ手付かずのまま残っているのはそのためだ。
世界遺産になれば、注目度は一気に高まる。上陸を試みる不届き者が現れないとは限らない。一帯は好漁場だけに、島に近づくプレジャーボートの増加がトラブルを招く可能性もある。
玄界灘の孤島をどう守るのか。パトロールによる警戒には限界があろう。大切なのは、歴史遺産のかけがえのない価値と意義を伝え、保全のためのルール順守の気風を幅広く根付かせることだ。
沖ノ島に近い大島には今月、世界遺産のガイダンス施設となる「大島交流館」が開館する。こうした施設と宗像大社、市民ボランティアなどが連携し、信仰文化の全容を伝え、守っていく取り組みに知恵を絞ってほしい。遺産を地域振興に生かす道でもある。
沖ノ島の遺跡にはユーラシア大陸や朝鮮半島との長い交流の歴史が刻まれている。委員会の審議でも航海安全を祈願する信仰の価値が評価された。東アジアの視点から中国や韓国との交流史を見つめ直すことも可能だろう。 (引用ここまで)
南日本新聞 沖ノ島世界遺産/「一体性」説得奏功した 2017/7/11
東アジアの交流の歴史を示す福岡県の古代遺跡「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界文化遺産登録が決まった。
事前審査した国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関は8資産のうち半数の除外を求めたが、その勧告を覆した一括登録だ。関係者が8資産の一体性を丁寧に説いた結果であり、喜ばしい。
登録が決まったのは、玄界灘の沖ノ島(宗像大社沖津宮=おきつみや)と周辺の3岩礁、離島の大島にある宗像大社中津宮(なかつみや)と沖津宮遥拝所、本土の宗像大社辺津宮(へつみや)、新原(しんばる)・奴山(ぬやま)古墳群だ。
国際記念物遺跡会議(イコモス)は今年5月、沖ノ島と周辺の3岩礁を除く4資産について、「資料に基づく証明が不十分」として除外勧告を出した。
これを受け、「沖ノ島以外は世界的価値を完全否定されたに近い」と悲観的な見方が広がった。
だが政府関係者は、宗像三女神(むなかたさんじょしん)が1人ずつ沖津宮、中津宮、辺津宮にまつられ一体性があることなどを、審査に当たる国の代表に丁寧に説明した。審査会場では8資産を1枚にまとめた絵を手渡し、熱心に語り掛けた。
一括登録はこうした活動が功を奏したといえる。
遺産の中心である沖ノ島は4~9世紀、航海の安全を祈る国家的祭祀(さいし)が行われていた。朝鮮半島や中国などからもたらされた金製指輪や鏡、カットグラスが出土するなど考古学的価値が高く「海の正倉院」と称される。
「信仰の島」とされ、原則として一般の立ち入りが禁じられている。
遺産登録は地元を中心に観光振興への期待が高く、こうした歴史的背景は観光客の興味をそそりそうだ。
だが、沖ノ島は立ち入り禁止だったからこそ自然が保たれていることを忘れてはならない。遺産の保全と、観光による経済効果をいかに両立させるかが今後の課題である。
今回の決定で国内の世界遺産登録は2013年の「富士山」以降5年連続となり、文化遺産17、自然遺産4の計21件になった。
来年は「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」が自然遺産登録、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が文化遺産登録を目指している。
奄美大島や徳之島では、希少種保全やノネコ(野生化した猫)を含む外来種対策など課題の解決が急務だ。県内3件目となる世界遺産登録に向けて一層、機運を高め万全の準備を進めたい。(引用ここまで)
産經新聞 宗像・沖ノ島/古代からの豊かさ次代へ 2017/7/11
「神宿る島」の世界遺産登録が決まった。福岡県の沖ノ島のほか、本土の宗像大社辺津宮などの関連遺産群である。構成資産全てが認められたことを歓迎したい。
古代祭祀(さいし)の遺跡がほぼ手つかずで残り、東アジアの交流の歴史を物語る貴重な遺産である。これを守ってきた歴史と文化に改めて理解を深め、次代に伝えていきたい。
ポーランドで開かれた国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会で、構成資産8件の一括登録が決まった。
今年5月の諮問機関の会議では沖ノ島と周辺の岩礁に絞られ、本土側の4件を除外するよう勧告されていた。あくまで一体であるとして登録を目指し、丁寧に説明を重ねた政府や福岡県など関係者の努力が実った。
構成資産の中心で玄界灘に浮かぶ沖ノ島は、九州と朝鮮半島の間に位置する。
4~9世紀に航海の安全を祈る国家的祭祀が行われた。古代祭祀遺跡のほか、指輪や銅鏡など宝物約8万点が残り「海の正倉院」とも呼ばれる。
そうした沖ノ島の考古学的価値だけでなく、古代の遺産が継承されてきた歴史的、文化的背景を含め、認められた意義は大きい。
沖ノ島(沖津宮)、中津宮、辺津宮の三宮を総称して宗像大社という。宗像大社は、天照大神の三柱の御子神をまつる。宗像三女神と呼ばれ、日本書紀に記され、あらゆる道を司(つかさど)る最も尊い神として崇敬を受けてきた。
沖ノ島は、「一木一草一石たりとも持ち出せない」などの厳しい入島制限がある。そうした神聖な祭祀の場とされ、島が守られてきたのも、宗像大社への篤(あつ)い信仰があってこそだろう。登録後も継承していかなければならない。地元の人々の努力も見逃せない。
日本では神道と仏教、儒教などが共存し、生活習慣に溶け込んできた。しかし、占領下でのGHQ(連合国軍総司令部)の神道指令の影響もあり、神社への信仰の歴史や文化が国民に十分伝えられてきたとはいい難い。沖ノ島のことを世界遺産登録をきっかけに知った人も多いだろう。むしろ海外からの観光客らが、日本の神社に高い関心を持って訪れている。神道を含め日本の豊かな歴史文化を知らなくては恥ずかしい。(引用ここまで)
ポツダム宣言/日本の無条件降伏 - 世界史の窓
http://www.y-history.net/appendix/wh1505-117.html
連合国軍最高司令部指令
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1317996.htm
日本教育制度ニ対スル管理政策(昭和二十年十月二十二日連合国軍最高司令部ヨリ終戦連絡中央事務局経由日本帝国政府ニ対スル覚書)
教育及ビ教育関係官ノ調査、除外、認可ニ関スル件(昭和二十年十月三十日連合国軍最高司令部ヨリ終戦連絡中央事務局経由日本帝国政府ニ対スル覚書)
教育及ビ教育関係官ノ調査、除外、認可ニ関スル件(昭和二十年十月三十日連合国軍最高司令部ヨリ終戦連絡中央事務局経由日本帝国政府ニ対スル覚書)
修身、日本歴史及ビ地理停止ニ関スル件(昭和二十年十二月三十一日連合国軍最高司令官総司令部参謀副官第八号民間情報教育部ヨリ終戦連絡中央事務局経由日本帝国政府宛覚書)
『神道指令』の原文と現代語訳
http://shibari.wpblog.jp/archives/7032
教育勅語の排除・失効確認
http://www.stop-ner.jp/chokugo.html
日本国憲法制定経過年表(ポツダム宣言 ~ 日本国憲法施行)
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/70kenpou/history.htm