迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

ニッポン徘徊―中山道55 和田峠

2010-12-06 22:58:25 | 旧中山道
木立を抜けて国道に合流した途端、辺りの視界がパッと開けて、目の前には茶屋らしき建物が↑。 これは「接待茶屋」、或いは「永代人馬施行所」と云って、江戸は呉服町の豪商かせや与兵衛が、旅人たちの休憩施設として文政11年(1828年)に設けたもの。 ここでは旅人に粥を、荷物を運ぶ牛馬には煮麦を振舞ったそうで、明治3年(1870年)にその役目が終わった後も、数十年前まではかせや与兵衛の子孫にあたる老夫婦 . . . 本文を読む
コメント