宝生流の「三笑」を、水道橋の能楽堂で観る。
嘆くか怒るかのどちらかが多い能のなかで、珍しく“笑ふ”場面がある、珍しい曲だ。
もっとも、狂言のやうにのけ反って笑ふのではなく、三人の直面(ひためん)の演者が表情をつくることなく、両手の先を一度ちょんと合わせてそれでおしまいといふ、至極あっさりした型のため、ぼんやりしていたら見逃してしまふ。
この曲に登場する三人は、いづれも俗世とは縁を切った自由人 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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