水道橋の能楽堂で、宝生流の「鵺」を観る。
源頼政が射落した物怪を、松明をかざして見れば、頭は猿、手足は虎のごとく尾は蛇―
舞台では前シテが閉じた扇を松明に見立て、面(おもて)の表情でその姿を映し出す。
ああ、
いる……。
そこにたしかに、
深紅の血にまみれた、
人間と同じ“生き物”が。
わたしは舞台上に倒れ伏す物怪に問ひかける。
あなたはなぜ、帝をなやませたのですか? . . . 本文を読む
goo blog お知らせ
プロフィール
-
- 自己紹介
- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
カテゴリー
最新コメント
- GS/ニッポン徘徊──旧下大崎村点景。
- Stargate/帝国の関門、のちに海の玄関、そして永遠。
- ししまる/いまさらあってもしょうがない。
- ししまる/おなじあなのむじな。
- ししまる/かがみにはうつらない。
- ししまる/ごえんとはそういうもの。
- 紫陽花/よくみねぇ。
- 紫陽花/ささやき。
- ししまる/さりながら、さりながら。
- ししまる/あきぬあじわひ。