迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

のこりいちにてしあわせをえばやとぞんじそうろう。

2015-01-16 22:19:02 | 浮世見聞記
昨年末につづいて、今月も世田谷ボロ市をのぞいてみる。

今回も、定価だったらまず手が出ないやうな品物を、庶民のふところに優しい価格で、いくつか手に入れる。

これらはいつか、わたしが“伝統芸能デザイナー”であることを証明してくれる、強力なアイテム且つパートナーたちとなってくれることだろう。



ふと気が向いて、世田谷代官屋敷となりの郷土史料館にも立ち寄ってみる。

入口の受付に座っている二人の若い女性係員に、一人の爺さんが満面の笑みで何か話しかけようとするも、彼女たちの作り笑いを含んだ会釈であっさり斥けられた様に、人間といふ生き物の業を思ふ。
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