ラジオ放送で聴き馴染んでゐるアロハ太朗氏が企画&司會進行の“音樂寄席”「ご近所ミュージックフェスティバル2024」を聴きに、埼玉縣さいたま市のプラザノースホールへ出かける。
藝大出身の若手“純”邦樂演奏家たちの現代音樂あり、願はくば幼児の頓馬な合ひの手ナシでじっくり聴きたかったアロハ太朗氏の二人の娘による本式の合唱あり、そしてトリをとったビッグバンドのジャズ演奏と、和洋の第一線な音を樂しんだ116分間。
生演奏も氣持ちに響いたが、アロハ太朗氏の、
「傳統は守るもの、藝術は壊すもの」
と云ふ言葉が、いちばん響く。
……ユーモアとは画才よりもまず、感性であることがよくわかる、そんなケッサクたちであった。