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八坂神社の双体道祖神を過ぎたところで、下校途中の二人の男子中学生が、
「こんにちは」
と挨拶をして通り過ぎて行きました。
もちろん私も、「こんにちは」と返しました。
旧奈良梨宿の時と云い、この旧街道沿いの学校では、道で人と会ったら挨拶をするように指導しているのでしょう(お江戸でこういう子に会ったことはありません)。
最近こうした簡単な、しかし大事なこの一言を知らない若ぇ衆(し)がけっこういるなか―自戒自戒…―、思わずホッとしたこのワンシーンから10分後に上越新幹線のガードを、更にその5分後に関越道のガードをくぐり抜けると、道は藤岡市と高崎市との境界線そのものとなり、やがて川のように蛇行しながら高崎市内に入ると、前方にはJR高崎線の踏切、
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ここを渡るとすぐ、現中山道の国道17号線を渡り、しばらく行くと再び交差点。
前を横切る道が、旧中山道。
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すなわち藤岡道の終点、新町宿に到着。
時計を見れば、予定通りほぼ1時間。
板橋仲宿から分岐した中山道の脇道「川越児玉脇往還」は、武州藤岡宿より藤岡道を経て、ここ新町宿で再び、本道の中山道に繋がりました。
板橋平尾宿からここまでの私の総歩行時間は、24時間37分。
距離は長くとも、道は確かに目的地と繋がっていることを、この目と足で、確かめることが出来ました。
かつて我々の御先祖様は、皆このように、自分の足で歩いていたのです。
そう、普通に。
私は好きです。
こうして歩くのが。
そして、
旅をするのが。
「こんにちは」
と挨拶をして通り過ぎて行きました。
もちろん私も、「こんにちは」と返しました。
旧奈良梨宿の時と云い、この旧街道沿いの学校では、道で人と会ったら挨拶をするように指導しているのでしょう(お江戸でこういう子に会ったことはありません)。
最近こうした簡単な、しかし大事なこの一言を知らない若ぇ衆(し)がけっこういるなか―自戒自戒…―、思わずホッとしたこのワンシーンから10分後に上越新幹線のガードを、更にその5分後に関越道のガードをくぐり抜けると、道は藤岡市と高崎市との境界線そのものとなり、やがて川のように蛇行しながら高崎市内に入ると、前方にはJR高崎線の踏切、
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ここを渡るとすぐ、現中山道の国道17号線を渡り、しばらく行くと再び交差点。
前を横切る道が、旧中山道。
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すなわち藤岡道の終点、新町宿に到着。
時計を見れば、予定通りほぼ1時間。
板橋仲宿から分岐した中山道の脇道「川越児玉脇往還」は、武州藤岡宿より藤岡道を経て、ここ新町宿で再び、本道の中山道に繋がりました。
板橋平尾宿からここまでの私の総歩行時間は、24時間37分。
距離は長くとも、道は確かに目的地と繋がっていることを、この目と足で、確かめることが出来ました。
かつて我々の御先祖様は、皆このように、自分の足で歩いていたのです。
そう、普通に。
私は好きです。
こうして歩くのが。
そして、
旅をするのが。