懐かしい人々に、何人も夢枕で出会った。
こちらへ手招きする人もいた。
しかし、招かれた先には、何もありはしない。
それなのに、わたしは心を惑わす。
黒い服を纏った青白い手が、わたしの袖を掴む。
“さぁ、みんなあなたを待ち望んでいる”
その囁きは、
甘露の音色となって、
疲れたわたしの心を、
桃色に潤す。
疲れた?
何に?
わたしはその時、
目を醒ます。 . . . 本文を読む
南風のおかげで、日中は過ごしやすい陽気に。
風の勢いが強いのには困ったけれど、それでも風が運ぶ春を想わせる香りに、
「そうそう、こんな感じ…」
と、ほっこりした気分に。
もっとほっこりした気分になれるのは、
やっぱり、扇を手にしている時だな。
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