「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

7月7日 日支事変の始まった日

2006-07-07 06:17:26 | Weblog
日支事変は昭和12年7月7日に始まった。誰もが知っていることと
思っていたら、意外や意外、二歳下の妻さえ知らなかった。多分、
もしかすると今の日本人の大半は、この日に特別な思いはもって
いないのかもしれない。そういう僕も事変が起きた日についての
記憶がまったくない。同じ時代の2・26事件や南京陥落は覚えて
いるのだがー。


理由は「日支戦争」ではなくて「日支事変」だったからである。
「事変」は”国際間の宣戦布告なき戦争”(広辞苑)である。日支
事変は昭和12年7月7日、北京郊外盧溝橋の日本軍の夜間演習地に
銃砲が射ち込まれたことに端を発している。当時日支双方とも戦火の
拡大は望んでいなかったようだが、宣戦布告のないままに戦火は
ずるずるっと拡大していった。


北朝鮮は今回のミサイル発射について軍事演習だといっている。
盧溝橋のときも夜間演習中ので些細な出来事から起きている。
予告もないミサイル発射で、ミサイルが誤って、陸上にでも
落下すればどういうことになるかー。北朝鮮当局者はわかって
いるのか心配である。危ない"火遊び”は厳に慎んでもらいたい。