「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

夏目漱石と郁文舘野球部

2006-07-24 11:52:13 | Weblog
東奔西走ー母校野球部の思わぬ勝利で、きのうもバスと地下鉄を
乗り継いで江戸川球場へ駆けつけた。相手は郁文舘高校。東京で
野球部の創立が一番古い学校(明治29年)である。郁文舘は夏目
漱石の「我輩は猫である」の中でも”落雲舘中学”の名前で登場して
くる。漱石はよほど野球が嫌いだったのかもしれない。バットを
すりこぎに、ボールを打つ音をダムダム弾に見立てて皮肉たっぷり
野球をやじっている。

わが母校攻玉社高校も創立は文久3年(1863年)、古さでは郁文舘に
負けないが、野球部が出来たのは大正10年である。現在の高校
野球の前身、全国中等野球大会が始まったのは大正5年、戦争で一時
中断はあったが、今年で88回を数える。残念なことにこの
両校とも甲子園にいったことがない。攻玉社の戦前、戦後の各1回
づつの三位が最高である。

試合は熱戦であった。結局、攻玉社が5対4で辛勝したが、さすが
両校とも伝統校である。最近見られなくなったエール交換で始まり
秩序正しい応援であった。明治調の両校校歌がかえって新しく聞こえた。
わが母校は、再度の思わぬ勝利がよほど嬉しかったのだろう。
甲子園行きを決めたような大騒ぎだった。