知人の槙島公さんから「ドバイがクール」(三一書房=03-3812-31-31)という
本を頂いた。1977年から湾岸諸国、とくにUAE(アラブ首長国連邦)、
ドバイに関係されてきた方の本だけに”世界ナンバー1ずくめの楽園都市”
ドバイのAからZが紹介されていて実に面白い。かっては”海賊海岸”の
砂漠の中の一、ドバイが今や近未来都市をめざし飛躍中、その姿は
驚きであり、現代の奇跡でもある。
わずか44年前のことだ。僕がアラビア石油の取材の途次、ドバイに立ち
よった時は空港もなかった。(隣の首長国、シャルジャに降りた)ホテルも
なかった。小さなスーク(市場)があるだけ、町中をロバが往き来し、飲料水を
売っていた。王宮を取材するため入江を舟で行くと、トビウオが飛び込んで
きた。
槇島さんの本によると、ドバイ市内には世界一高層のホテルが建ち、六つの
滑走路(4,500m)を持つハブ空港が建設中、300もの店舗を持つ超近代
的なショッピングモールもあり繁盛している。”The world"という世界を
模した観光スポットも建設中、人口のスキー場さえある。昔のドバイを知る
者にとっては、ただただ驚きである。
”石油資源にはかぎりがある”という、先代の首長の先を見越した構想の
下に始めたドバイのプロジェクトは成功しているようだ。かっては中東の
経済センターであったレバノンは、内戦と戦火のために、その機能は今や
完全にドバイに奪われた。
本を頂いた。1977年から湾岸諸国、とくにUAE(アラブ首長国連邦)、
ドバイに関係されてきた方の本だけに”世界ナンバー1ずくめの楽園都市”
ドバイのAからZが紹介されていて実に面白い。かっては”海賊海岸”の
砂漠の中の一、ドバイが今や近未来都市をめざし飛躍中、その姿は
驚きであり、現代の奇跡でもある。
わずか44年前のことだ。僕がアラビア石油の取材の途次、ドバイに立ち
よった時は空港もなかった。(隣の首長国、シャルジャに降りた)ホテルも
なかった。小さなスーク(市場)があるだけ、町中をロバが往き来し、飲料水を
売っていた。王宮を取材するため入江を舟で行くと、トビウオが飛び込んで
きた。
槇島さんの本によると、ドバイ市内には世界一高層のホテルが建ち、六つの
滑走路(4,500m)を持つハブ空港が建設中、300もの店舗を持つ超近代
的なショッピングモールもあり繁盛している。”The world"という世界を
模した観光スポットも建設中、人口のスキー場さえある。昔のドバイを知る
者にとっては、ただただ驚きである。
”石油資源にはかぎりがある”という、先代の首長の先を見越した構想の
下に始めたドバイのプロジェクトは成功しているようだ。かっては中東の
経済センターであったレバノンは、内戦と戦火のために、その機能は今や
完全にドバイに奪われた。