「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

団塊世代の「好老時代」

2007-01-10 07:55:46 | Weblog
このところテレビも新聞も”団塊””団塊”である。たしかに団塊世代が
定年を迎える今年からの「2007年」問題は大きな問題だ。

NHKテレビでも8日夜”団塊”問題の特集をしていた。いろんな角度
から問題を扱っていたが、僕が同感したのは、若者のモラルの低下は
団塊世代に責任があるかどうかーとのアンケートに52%の人が”はい”
と答えていたことだ。なんとなく前から僕もそんな感じを持っていた。

番組へのFAXで団塊世代が電車の中で席を譲られた経験を紹介して
いた。彼らもそんな年齢になってきたのだ。僕の経験では団塊世代が
一番社会モラルに欠けているように見受ける。自己中心で他人への思
いやりがない。僕らよりはるかに若いのに、シルバーシートで大股広
げて座っているのは団塊世代である。戦後の混乱時代に親から満足な
しつけをされなかったのだろうかー。その団塊”ジュニア”も同じようだ。

団塊の言葉の創始者,堺屋太一氏が{「好老時代」を提唱している。深い
意味はしらないが、なんとなく漢字からわかる。団塊問題は、団塊世代
が年金を受給される2012年からが本番である。そしてそれから10年
後には要介護者も出てくる。いま僕らの世代でも健康保険、介護保険の
負担増で苦しんでいる。団塊世代はすでに若い世代から”勝ち逃げ世代”
と批判されている、と聞く。

団塊世代が”憎まれる”のは戦争による宿命なのだ。「好老時代」が来る
のを願いたい。