「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

残したい戦時下の歌30曲

2007-01-19 08:17:54 | Weblog
文化庁が公募した「日本の歌百選」が先日発表になった。”親が子、子か
ら孫へ、親子で歌つごう”というキャッチ・フレーズ。老妻と二人で「百一曲」
をチェックしたら、二人ともタイトルだけではメロデイが浮かばなかった歌が
一曲(「あめふりクマのこ」)。僕だけまったく知らなかったのがSMAPの「世
界に一つだけの歌」。まあまあの結果だった。

僕ら昭和1ケタ世代は子供の時戦争を経験している。このため当時愛唱
していた歌が戦後歌えなくなった。”歌は世につれ、歌は世につれ”という
が”世が悪かった"結果である。

文化庁の選曲基準の”親子で歌う"歌ではないかもしれないが、僕らの世
代が後世の日本人に是非あの時代があったことを歌を通じて伝承する義務
があると思えるのだがー。そこで僕の独断で三十曲を選んでみた。多分同
世代の方はご存知の歌ばかりと思うがー。

愛国行進曲(見よ東海の空明けて)    天長節(今日の佳き日は大君の)  
愛国の花(ま白き富士の気高さ)      隣組(トントントンカラリンと)
歩け歩け(歩け歩け歩け歩け)      日本陸軍(天に代りて不義を討つ)
一月一日(年の初めのためしとて)    二宮金次郎(芝刈り縄なえ草鞋を)
海ゆかば(海ゆかば水漬くかばね)     日の丸の歌(白地に赤く日の丸)
加藤隼戦闘機隊(エンジンの音)     婦人従軍歌(砲筒の響き)
紀元節(雲にそびゆる高千穂の)     兵隊さんよ有難う(肩をならべて)
紀元二千六百年(金鵄輝く日本の)     歩兵の本領(万だの桜か襟の色) 
軍艦行進曲(守るも攻めるも)       麦と兵隊(徐州徐州と人馬は)
月月火水木金金(朝だ夜明けだ)      明治節(アジアの東日いづる所)
轟沈(轟沈轟沈凱歌はあがる)      めんこい子馬(ぬれた子馬の) 
戦友(ここは御国を三百里)        桃太郎(桃太郎さん桃太郎さん) 
空の神兵(藍より青き大空へ)      ラバウル小唄(さらばラバウルよ) 
誰か故郷を思わざる(花摘む野辺)    露営の歌(勝ってくるぞと勇ましく)
同期の桜(貴様と俺とは同期の桜)    若鷲の歌(赤い血潮の予科練の)