「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

猫が鳥インフルエンザに感染? インドネシア

2007-01-17 08:22:35 | Weblog
鶏肉市場などで捕獲した猫500匹のうち100匹が高病原性鳥
インフルエンザ(H5N1型)に感染していたというショッキングな
ニュースが新聞に小さく出ていた。インドネシアのスラバヤにあ
る国立アイルランカ大學の感染病学者が行った調査で判ったも
のだ。

1か月前の12月18日、僕は小ブログで「鳥インフルエンザは大
丈夫なのか」と警告した。それから1か月も経たぬのに宮崎県清武
町の鶏舎で高毒性で致死率の高いH5N1型のウイルスで多量の
鶏が死亡、1万2千羽が焼却処分にされた。それより僕が一番関心
を持ってていたインドネシアで新たに4人が死亡,累計死者が61
人に増えたことだ。死者の数は世界最多である。

鳥インフルエンザの猫への感染が医学的になにを意味するかー素人
の僕には解らない。ただ調査サンプルの2割からウイルスが検出さ
れたというのは高い確率で無視できない。

宮崎の鳥インフルエンザの発生を受けて韓国と香港は早速日本からの
鶏、鶏肉、鶏卵の輸入停止を通告してきた。厚労省も当然発生地域を
中心に蔓延防止の措置をとった。勿論、わが国のことだから、これで十
分だとは信じている。

心配なのは他国からのウイルス流入を完全に水際でストップできるか
どうかである。昨年暮の民放番組は「インドネシア」という特定の国を
あげて鳥インフルエンザが日本に上陸したことを想定、国中がパニック
状態になる危険をシュミレートしていた。インドネシアからの報道では
現地政府は、死者の多発でやっと住宅地での養鶏禁止措置をとった
程度の認識である。交通事故と同じでこちらがいくら注意しても相手
があることを関係者は認識して欲しい。