「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

日南海岸と高千穂です。 東国原知事

2007-01-25 07:02:46 | Weblog
「そのまんま東」の知事当選の原動力は彼の持つ”郷土愛”だ。
選挙マニフェストには、彼の掲げた政策が多々書いてあるが、その
中で僕が一番期待し最も実現性があると思うのは”宮崎もてなし日
本一ー事業”だ。具体的には県外からの観光客数を前年度より5%
アップさせようというものだ。

そんなに難しいものではない。東国原知事が誕生した昭和37年、
宮崎は新婚客を中心に観光ブームに沸いていた。昭和35年昭和
天皇の第5皇女(当時)貴子さんがお相手の島津久永氏と新婚旅
行で宮崎にみえた。日向は島津家のご先祖の地でもある。翌々37
年、つまり知事の生まれた年には現在の天皇皇后両陛下も宮崎に
こられている。これらのご旅行をきっかけに宮崎は空前の観光ブーム
となり、日南海岸、青島は新婚旅行のメッカとなった。

残念ながらこのブームは昭和38年、海外の渡航が自由になった頃
から、新婚旅行先がハワイなどに取られ陰りが出て現在に至ってしま
つた。そして、観光衰退に拍車をかけたのは一昨年の台風で高千穂
鉄道が大打撃を受け、今なおストップしたままになっていることだ。

高千穂は神話のふるさと、戦前生れの僕らは紀元節(建国記念日)に
”雲にそびゆる高千穂の”と歌ったものだ。坂本竜馬も新婚旅行で出か
いる。宮崎は観光資源には恵まれている。知事さん公約どおり頑張って
下さい。もてなし日本一を期待しています。