僕ら夫婦はどうも食品についての衛生観念が薄い。多分薄いのは
育った時代が二人とも食糧難で、食べられるものなら何でも口にし
た時代だったからかもしれない。それを知っているのか孫たちは、
我が家の冷蔵庫を開けると、まづ食品の消費期限をチェックする。
一日でも期限が切れていれば絶対に口にしない。
僕らが子供が育てた昭和30年代は、食糧難ではなかったが、食品
衛生について無頓着だった。森永砒素ミルク事件やサリドマイド事
件で食品中毒や薬公害の恐さをやっと知った時代であった。その頃
不二家の"ミルキー”の赤い箱は子供たちに人気があり、テレビの提
供番組「ポパイ」のCMソングとともに、そのキャラクターの”ペコちゃん”
”ポコちゃん”の首振り人形は子供たちの人気者だった。
その”ペコちゃん"の不二家が期限切れのミルクでシュークリームを
製造しアップルパイを作っていたという。まさか製造者が僕らと同じ
老人の衛生感覚の持ち主だったわけはないだろう。それとも「ポパイ」
の頃から同じ事をやっていたのだろうか。
"エンゼル""雪の結晶”といった高い企業イメージもいったん不祥事が
あると、回復するのに大変な時間と努力が必要だ。キャラクター人形が
店先から盗まれるほど消費者に愛された企業だ。名誉挽回、食品企業で
あることを忘れずに努力して欲しい。今の消費者は昭和30年代の消費
者ではない。
育った時代が二人とも食糧難で、食べられるものなら何でも口にし
た時代だったからかもしれない。それを知っているのか孫たちは、
我が家の冷蔵庫を開けると、まづ食品の消費期限をチェックする。
一日でも期限が切れていれば絶対に口にしない。
僕らが子供が育てた昭和30年代は、食糧難ではなかったが、食品
衛生について無頓着だった。森永砒素ミルク事件やサリドマイド事
件で食品中毒や薬公害の恐さをやっと知った時代であった。その頃
不二家の"ミルキー”の赤い箱は子供たちに人気があり、テレビの提
供番組「ポパイ」のCMソングとともに、そのキャラクターの”ペコちゃん”
”ポコちゃん”の首振り人形は子供たちの人気者だった。
その”ペコちゃん"の不二家が期限切れのミルクでシュークリームを
製造しアップルパイを作っていたという。まさか製造者が僕らと同じ
老人の衛生感覚の持ち主だったわけはないだろう。それとも「ポパイ」
の頃から同じ事をやっていたのだろうか。
"エンゼル""雪の結晶”といった高い企業イメージもいったん不祥事が
あると、回復するのに大変な時間と努力が必要だ。キャラクター人形が
店先から盗まれるほど消費者に愛された企業だ。名誉挽回、食品企業で
あることを忘れずに努力して欲しい。今の消費者は昭和30年代の消費
者ではない。