「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

小人閑居不善をなす  学校週六日制復活を!

2007-01-20 07:03:47 | Weblog
政府の教育再生会議が第1次提案をまとめ24日に安倍総理に正式に
提案する。新聞などで提案をみると、授業時間数の10%増などゆとり
教育にある程度配慮はしているが、これで低下続ける子供たちの学力
問題に歯止めがかかるのであろうかー。僕は思い切って一日も早く学
校六日制復活を提案したい。

ゆとり教育を英訳すると”cram-free education"である。"cram"(詰め
込)から解放する教育いうのが本来の目的だったが、段階的に五日制
を実施すると、結果として子供の学力低下を招いた。"cram school"(学
習塾)だけが繁盛、小人の教師の中には、時間をもてあまし不善をなす
者も出てきた。

伊吹文科相が学校五日制見直しについて変な発言をしていた。六日制に
するには教師の給与を検討しなければならない、というのである。15年前
五日制に移行した時、それだけ教員の勤務時間は減ったのだから、伊吹
文科相の論理でゆけば、減額すべきであった。

安倍内閣の"美しい国づくり”の根幹は教育再生だという。国家百年の計を
立てるには、教員の給与の問題はさしたるものではない。現在の授業時間
数は30年前の約半分だという。”鉄は熱いうちに打て””金剛石も磨かずば”
である。教育再生会議はいろいろ有益な提案をしているが、最大の問題は
日本の将来を担う子供たちの学力低下である。10%増程度で果たして大
丈夫なのかー。