北朝鮮が日本人拉致問題について再調査を約したという。政府は”一定の前進”
と評価している。確かに拉致を”解決済み”としていた従来の北朝鮮の立場から
すれば”前進”かもしれないが、拉致問題が解決したわけではない。それなのに
早々と政府は対北朝鮮制裁の解除である。交渉事の難しさは解るが、すこし弱
腰しすぎるのではないか。この問題に関しては、わが国は一方的な被害者なので
ある。
拉致被害者家族の方々が不満なのは当たり前である。この問題が表面化してか
ら6年にもなる。過去の北朝鮮の誠意のない、したたかな態度をみれば”再調査”
程度で、相手に安易に妥協をすべきではない。心配なのは、この妥協の裏に一部
の政治家の変な”画策”があったのではないかということだ。
いつも対北朝鮮交渉の節目節目に”顔”をのぞかせるのは、自民党の山崎拓・元
総裁である。今回も先月、超党派のおかしな「日朝国交正常化推進議員連盟」を結
成している。その事務局長には無節操な民主党の川上義博議員や社民党の福島
瑞穂代表まで名前を連ねている。
過去に山崎拓氏が、インチキな情報に踊らされて交渉が空転したのは皆知っている
ことだ。”二元外交”ともとられる行動はとるべきではない。それとも福田総理は山崎
氏の路線に依存しているのだろうかー。安倍前総理がいみじくも言っている。「有力
議員らが政府よりも甘いことを言うのでは交渉にならない。経済制裁は考え直した方
がよいという意見は”百害あって一利なし”である」
と評価している。確かに拉致を”解決済み”としていた従来の北朝鮮の立場から
すれば”前進”かもしれないが、拉致問題が解決したわけではない。それなのに
早々と政府は対北朝鮮制裁の解除である。交渉事の難しさは解るが、すこし弱
腰しすぎるのではないか。この問題に関しては、わが国は一方的な被害者なので
ある。
拉致被害者家族の方々が不満なのは当たり前である。この問題が表面化してか
ら6年にもなる。過去の北朝鮮の誠意のない、したたかな態度をみれば”再調査”
程度で、相手に安易に妥協をすべきではない。心配なのは、この妥協の裏に一部
の政治家の変な”画策”があったのではないかということだ。
いつも対北朝鮮交渉の節目節目に”顔”をのぞかせるのは、自民党の山崎拓・元
総裁である。今回も先月、超党派のおかしな「日朝国交正常化推進議員連盟」を結
成している。その事務局長には無節操な民主党の川上義博議員や社民党の福島
瑞穂代表まで名前を連ねている。
過去に山崎拓氏が、インチキな情報に踊らされて交渉が空転したのは皆知っている
ことだ。”二元外交”ともとられる行動はとるべきではない。それとも福田総理は山崎
氏の路線に依存しているのだろうかー。安倍前総理がいみじくも言っている。「有力
議員らが政府よりも甘いことを言うのでは交渉にならない。経済制裁は考え直した方
がよいという意見は”百害あって一利なし”である」