老妻が老人会の"OB”で、近くの有料老人ホームに入っている100歳近くの
女性を見舞ってきて曰く。”一か月に50万円もかかるんだって”ー都会の高
級住宅地のお城みたいな建物。至りつくせりの施設だ。そのぐらいは必要な
のかもしれない。僕ら僅かばかりの年金をあてに生活している者にとっては
夢の夢だ。
わが家で新しくとりだした新聞に月2回「定年新聞」という無料の新聞が折り込
まれてくる。タブロイド版12ページの新聞だが、僕ら後期高齢者には結構、面
白い。中でも広告に関心の目がゆく。ターゲットが年寄り一本に絞られている
から、高齢者社会の関心事が何なのだかが判る。
この日の新聞広告で一番多かったのは、有料老人ホームの案内だ。有料老人
ホームといっても先日悲劇のあった群馬県の無届施設とは違う。ちょっと目を
通してみると、どれも都内の高級住宅地か交通の便利のところにある。もちろん
国の認可をえた有料介護つきの施設である。問題は価格である。広告によれば
入居一時金が1千万以上とか月の自己負担金が30万ちかいものばかり。庶民に
は高嶺の花だ。
”介護有料ホームに入るなら、元気なうちに見つけなさい。足腰が弱くなったり、
どかに疾患を負うとあちらこちらを見学できなくなります”-と、同じ新聞に老人
コンサルタントの女性が書いている。こういった老人ホームの「内覧会」も流行して
いるらしい。実際体験会もあって、一回6500円払えば可能である。
さてさて、僕ら老夫婦はいかがしたらよいものか。
女性を見舞ってきて曰く。”一か月に50万円もかかるんだって”ー都会の高
級住宅地のお城みたいな建物。至りつくせりの施設だ。そのぐらいは必要な
のかもしれない。僕ら僅かばかりの年金をあてに生活している者にとっては
夢の夢だ。
わが家で新しくとりだした新聞に月2回「定年新聞」という無料の新聞が折り込
まれてくる。タブロイド版12ページの新聞だが、僕ら後期高齢者には結構、面
白い。中でも広告に関心の目がゆく。ターゲットが年寄り一本に絞られている
から、高齢者社会の関心事が何なのだかが判る。
この日の新聞広告で一番多かったのは、有料老人ホームの案内だ。有料老人
ホームといっても先日悲劇のあった群馬県の無届施設とは違う。ちょっと目を
通してみると、どれも都内の高級住宅地か交通の便利のところにある。もちろん
国の認可をえた有料介護つきの施設である。問題は価格である。広告によれば
入居一時金が1千万以上とか月の自己負担金が30万ちかいものばかり。庶民に
は高嶺の花だ。
”介護有料ホームに入るなら、元気なうちに見つけなさい。足腰が弱くなったり、
どかに疾患を負うとあちらこちらを見学できなくなります”-と、同じ新聞に老人
コンサルタントの女性が書いている。こういった老人ホームの「内覧会」も流行して
いるらしい。実際体験会もあって、一回6500円払えば可能である。
さてさて、僕ら老夫婦はいかがしたらよいものか。