「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

             16連休というが!?

2009-04-27 05:52:30 | Weblog
毎日が日曜日の年金生活者にとって「黄金週間」といっても特別な計画も感銘もな
いが、今年は不況を反映して16連休の企業もあると聞いてびっくりした。厚労省の
調査では連続休暇の平均日数は「5・5」日だそうだが、不況の自動車企業の生産
現場では、連続10間もラインをストップするという。

戦前、"二宮金次郎“的勤労観で育った僕ら世代にとって休日は“悪”である。昔の
小学校の通信簿に休日が載っているが、夏季休暇(自7月21日至8月31日)冬季休
日(自12月25日至1月7日)学年末休業(自3月26日至3月31日)の他の休日は靖国
神社祭4月30日、10月23日、鎮守祭10月3日、開校記念日11月11日、皇后陛下御
誕辰3月6日だけである。国民の祝日にあたる四大節、新年(1月1日)紀元節(2月11
日)天長節(4月29日)明治節(11月11日)は休業ではなかった。式典があったので休
みではなかったのである。

戦後「黄金週間」と呼ばれるようになったのは4月29日の天皇(昭和)誕生日、5月3日
の憲法記念日、5日のこどもの日と休みが”飛び石”的に続き、年によっては土日が
中に入って連休になる。このため昭和60年の祝日法改正で今のような大型連休化
されたわけである。

それにしても16連休とは長すぎる。好景気の時はよいが今年のように不況ではカネも
なく家でブラブラしているだけ。バカンスとかレジャーなんていう言葉は空遠い。