「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         不況は子供の世界にまで?

2009-04-22 06:00:39 | Weblog
家の近くに出来たコンビニ型ミニスーパーで、ちょっとした”異変”が起きている。
店内に子供の姿がめだち、それでなくとも混んでいるレジの前の行列を長くして
いる。子供たちのお目当ては店内で売られている安価なスナック菓子やアイスクリ
-ムなどのようだ。

百年に一度の厳しい不況は大人だけでなく子供の世界にまで影響出はじめたの
のかー。日本珠算教育連盟が今月、首都圏の小学生4年ー6年生300人を調査し
たアンケート結果が新聞に出ていたが、それによると、小遣い額は月1000円ー
1100未満が26・0%と一番多く、平均は913円だという。そして使途で最も多いの
は菓子やファーストフードの購入で55・7%だそうだ。

最近、東京では僕らが子供時代にはあった”駄菓子屋”がなくなり、子供たちは、
もっぱらコンビニなどを利用しているようだが、わが家の近くのミニスーパーは、確
かにコンビニより安い。

コンビニに比べて、ミニスーパーは店内の装飾などカッコウはよくないが、子供にと
ってはやはり値段が安い方がよい。店にとっても子供とはいえ大事なお客さんだ。
レジ待ちの行列の子供たちに店員が籠にいれてキャンディを配っていた。昔、子供
だった頃”駄菓子屋”のおばさんが、お得意の子供たちに小さな塩コンブをおまけに
配っていたのを想い出した。