「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

       定年後の20年 団塊世代の人たちへ

2009-04-17 05:43:59 | Weblog
きのう,今日と昔勤めていた会社のOB会に出席した(する)。一つは昭和45年、
もう一つは47年設立の会社で、僕は親会社から派遣されて創業に参加した。
すでにあれから40年近い歳月が流れたが、零からのスタートして会社を軌道に
乗せるという仕事は、経験者でないと解らない、強烈な想い出がある。

今年のOB会には当時新入社員として入社した第一期生が定年を迎え、新OBで
仲間入りしてきた。いわゆる団塊世代(昭和22年ー23年生まれ)の人たちである。
僕らが後期高齢者と呼ばれ特別扱いされるのも無理もないと実感した。

僕は50歳でサラリーマン生活にピリオドを打っており、定年という勤め人の悲喜を
体験していない。だからそれを語る資格はないが、いまや人生80年時代、定年後
の長い20年の老後を先輩としてアドバイスできるかもしれない。

定年後の20年は長いようで短い。またその逆でもある。まずは健康第一だ。現役
時代は時間に縛られて規則的な生活をしてきたが、定年後は自分の自由な時間が
ありすぎてどうしても不規則になりがちだ。会社の健康診断もなくなる。自分の身体
は自分で管理し、年に数回は医者の健康診断を受けるべきである。

出来たら定年後も仕事をしたほうがよい。堺屋太一氏は定年後の仕事は「収入」「好き」
「見栄}-三つの適当な組み合わせだと書いておられる。僕もこれを適当に組み合わせ
65歳まで仕事をした。

僕より長寿の先輩たちをみると、家に引きこもりの方はいない。それから何事にも興味と
関心を持ち挑戦している。参考までに。