「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

      前時代的な新聞の”ナベ・カマ”商法

2010-09-03 05:55:39 | Weblog
わが家では今月から一年間購読していたA紙をやめてB紙に切り替えた。B新聞は僕が
かって勤務していた義理からも継続して読みたかったのだが、トラブルがあり中止した。
その直後、拡張員がわが家にやってきて再読を迫るので、老妻が根負けして、来年から
という条件でOKしたら、お礼といって電気カマを置いていった。

一年たって9月1日が切り替え日だったのに、断ったA紙が相変わらずポストに入っており、
肝心のB紙が配達されてこない。新聞販売店のお客の管理はどうなっているのだろうか。
B紙の販売店に電話したら、あわてて持ってきたが、もし、こちらから電話せず、そのまま
にしていたら、電気カマまで呉れて勧誘した読者を失っていたところだ。

インターネットの普及で読者離れが進み、このところの不況から広告量が減って新聞経営
は大変らしい。それだからなのか、新聞も勧誘が激しくなっている。けっして電気カマで味
をしめたわけではないのだが、B紙のあと老妻は来年からという条件でC紙と契約したとい
う。そしてC紙からもお礼として洗剤とお米の袋を受け取っていた。新聞社にいわせれば不
良読者だが、家庭の主婦にすれば、呉れるものならーということだろう。

確かに最近の新聞は、どの新聞でも同じで特色がない。速報性ならインターネットに負ける
し、写真ならテレビ画面のほうが迫力がある。新聞の生き残る道は何なのか。やはりニュー
スの解説とその社の持つ主張ではないのだろうか。