中国の在留邦人の安全保護は大丈夫なのだろうかー。旧日本軍遺棄化学兵器(毒ガス)
の処理施設建設に参画しているゼネコン「フジタ」の関係者4人が中国側に拘束、調べら
れているが、日本側のその対応は遅すぎ、弱腰すぎる。「尖閣諸島」の漁船船長釈放に
みせた中国側の強腰とはあまりにも対照的だ。
4人の拘束の一報は23日、中国国営の新華社によって初めて明らかにされたが、この時点
で在北京日本大使館は"事実関係確認中”と、日本のマスコミに発表している。しかし「フ
ジタ」の4人が拘束されたのは20日で、3日も前である。「フジタ」は支店がある上海の日本
総領司館に21日に4人の行方不明を報告している。多分20日が「敬老の日」で総領事館が
休日のため翌日になったのであろう。それなのに北京の大使館は23日になっても"事実関係”
確認中なのである。
「フジタ」が請け負っている遺棄兵器の処理施設建設事業は、2004年の日中間の同意覚書
によって実施されているもので、秘密でもなんでもない。「フジタ」もそれを承知の上で調査し
ていたのであろう。中国側のいう"軍事施設への侵入”はこじつけすぎる。”尖閣”に対するし
っぺ返しとみられても仕方がない。
中国はこわい国である。小ブログ(9月21日)は、文化革命当時、まったく身に覚えないスパイ
容疑で中国官憲に逮捕され5年2月も「北京の檻」に収容されていた元商社員、鈴木正信さん
のケースを紹介した。その当時は日中間に国交がなく、鈴木さんは日本政府からも見捨てられ
た。しかし、今は両国間は"戦略的互恵”関係にある。邦人の安全保護は国の義務であり、一日
も早く4人を釈放すべきである。菅総理自ら釈放を中国側に働きかけるべきだ。
の処理施設建設に参画しているゼネコン「フジタ」の関係者4人が中国側に拘束、調べら
れているが、日本側のその対応は遅すぎ、弱腰すぎる。「尖閣諸島」の漁船船長釈放に
みせた中国側の強腰とはあまりにも対照的だ。
4人の拘束の一報は23日、中国国営の新華社によって初めて明らかにされたが、この時点
で在北京日本大使館は"事実関係確認中”と、日本のマスコミに発表している。しかし「フ
ジタ」の4人が拘束されたのは20日で、3日も前である。「フジタ」は支店がある上海の日本
総領司館に21日に4人の行方不明を報告している。多分20日が「敬老の日」で総領事館が
休日のため翌日になったのであろう。それなのに北京の大使館は23日になっても"事実関係”
確認中なのである。
「フジタ」が請け負っている遺棄兵器の処理施設建設事業は、2004年の日中間の同意覚書
によって実施されているもので、秘密でもなんでもない。「フジタ」もそれを承知の上で調査し
ていたのであろう。中国側のいう"軍事施設への侵入”はこじつけすぎる。”尖閣”に対するし
っぺ返しとみられても仕方がない。
中国はこわい国である。小ブログ(9月21日)は、文化革命当時、まったく身に覚えないスパイ
容疑で中国官憲に逮捕され5年2月も「北京の檻」に収容されていた元商社員、鈴木正信さん
のケースを紹介した。その当時は日中間に国交がなく、鈴木さんは日本政府からも見捨てられ
た。しかし、今は両国間は"戦略的互恵”関係にある。邦人の安全保護は国の義務であり、一日
も早く4人を釈放すべきである。菅総理自ら釈放を中国側に働きかけるべきだ。