「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

       菅総理の”オドオド””,ヨタヨタ”顔

2010-09-28 05:56:12 | Weblog
大相撲千秋楽の総理大臣賜杯を一瞬もてず、よろめいた菅総理の姿が「尖閣」をめぐる
今の政府の対中国弱腰外交の象徴的な図だ。テレビの画面で"粛々”と"冷静”に"大
局的見地”にたって、という菅総理の顔が"オドオド””ヨタヨタ”顔に見えるのは、おそらく
僕だけではないと思うのだが。

民主党は政権与党ではなかったのかー。その政権与党の議員の中からも中国漁船船長
釈放を是認した政府の決定に対して不満が続出”尖閣に自衛隊常駐”"日米軍事演習を”
といった建白書や声明がとび出している。これに対して、昨年12月、134人もの議員を引き
連れて中国詣でした小沢一郎幹事長(当時)からは、なんの反応もない。”一兵卒”になり
さがったからであろうか。

"オドオド””ヨタヨタ”しているのは菅総理だけではない。番頭格の仙谷官房長官もそうだ。
”ボールは中国に投げられている”と先日の記者会見でいっていたが、船長釈放で日本は
ボールを中国に投げかえしたつもりでいるが、その後の相変わらずの中国の対日攻勢をみ
ていると、中国はボールは受け取った認識はない。仙谷氏は政府のスポークスマンでもある。
もっと胸をはった発言を国民は望んでいる。

先日のテレビ討論番組で社民党の重野幹事長が”李承晩ライン”の例をひき、領土問題は
時が解決する、と愚かな発言をしていた。まさか政府首脳は、そうは思っていないと信じるが
”李ライン”の解決には13年間もかかり、この間大きな犠牲を払いながら、先人政治家の解決
へ向かっての不断の努力があった。手をこまねいていて時が解決したわけではない。