大正4年生まれ、95歳の先輩から手紙を頂いた。長年、ご自分の手で介護されてきた
奥様が、とうとう有料老人ホーム入りすることになった、と寂しい文面である。先輩の
奥さんは7月末に救急車で搬送され、その後退院したが、容態が思わしくなく,お子さ
んたちが心配してホーム入りを勧めたようだ。昨日、僕がお見舞いをかねて電話したと
ころ、ご夫婦とも知り合いの房総の老人ホームに入ることになったそうである。
超高齢化社会である。僕の周囲にもともに80歳を越えた元気なご夫婦が大勢おられる。
だが、皆、今は元気だが、問題は夫婦のうちの一人がいつ倒れるかもしれないという不
安である。核家族化が進み、ほとんどが子どもとは同居していない。詳しいことは知ら
ないが、95歳の先輩ご夫婦も二人だけで生活していたようだ。
毎月、高額な介護保険料を支払っており、最近は介護施設も充実してきたと聞く。が、明
治大正生まれの超高齢者の中には、出来れば国のお世話になりたくないという気持ちか
らか、最後まで夫婦だけで庇いあって生活したい傾向があるようだ。なんとはなく、先輩の
話の節々にもそれが感じられた。
年寄りになると頑固になる。多分、先輩の周囲の家族の方も先輩夫妻の老人ホーム入りの
説得には苦労されたと思う。結局、先輩の奥さんは房総の施設まで搬送できるまで体調が
戻っておらず、先輩一人が入所することになった。超高齢者社会が、すぐ目の先に来ている。
色々と考えさせられた。
奥様が、とうとう有料老人ホーム入りすることになった、と寂しい文面である。先輩の
奥さんは7月末に救急車で搬送され、その後退院したが、容態が思わしくなく,お子さ
んたちが心配してホーム入りを勧めたようだ。昨日、僕がお見舞いをかねて電話したと
ころ、ご夫婦とも知り合いの房総の老人ホームに入ることになったそうである。
超高齢化社会である。僕の周囲にもともに80歳を越えた元気なご夫婦が大勢おられる。
だが、皆、今は元気だが、問題は夫婦のうちの一人がいつ倒れるかもしれないという不
安である。核家族化が進み、ほとんどが子どもとは同居していない。詳しいことは知ら
ないが、95歳の先輩ご夫婦も二人だけで生活していたようだ。
毎月、高額な介護保険料を支払っており、最近は介護施設も充実してきたと聞く。が、明
治大正生まれの超高齢者の中には、出来れば国のお世話になりたくないという気持ちか
らか、最後まで夫婦だけで庇いあって生活したい傾向があるようだ。なんとはなく、先輩の
話の節々にもそれが感じられた。
年寄りになると頑固になる。多分、先輩の周囲の家族の方も先輩夫妻の老人ホーム入りの
説得には苦労されたと思う。結局、先輩の奥さんは房総の施設まで搬送できるまで体調が
戻っておらず、先輩一人が入所することになった。超高齢者社会が、すぐ目の先に来ている。
色々と考えさせられた。